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2020/11/15

消えた少女美の記録

早坂美咲

現状におけるジュニアアイドル界隈の懸念材料のひとつに、DVDなどの映像媒体が駆逐されたことが挙げられる。
いうまでもなく、水着を伴うイメージDVDの類いであり、数年前に比べてほぼ完全に消え去ってしまったのは紛れもない事実である。
児童ポルノ禁止法の拡大解釈により摘発が相次ぎ、単なる水着でさえも児童ポルノと認定する横暴に、業界は戦々恐々とした。そして、リスクの高いジュニアアイドルDVDをリリースすることがなくなったわけだ。

この水着を児童ポルノとする解釈は、曖昧な定義に基いた法律の欠陥を浮き彫りにしている。しかしながら、誰一人として声を上げない。小児性愛者の肩をもつような見解を示せば、社会的に抹殺されるからだ。
このブログでも何度も意見している通り、現行の児童ポルノ禁止法は改正しなければならない。曖昧な表現をやめ、水着の形状、ポージング、カメラアングルに至るまで事細かに明記する必要がある。その上で、過激な水着のみを規制するのが本筋であるべきだ。(参照:拡大解釈による暴走
幾度も繰り返すことはしないが、断じてジュニアアイドルの水着は児童ポルノではない。あくまで芸能活動の一環であり、多彩な魅力や可愛さをアピールするための重要な手段なのである。

さて、ここで本来のジュニアアイドルらしい幼い可愛さ、発育途上故の健康美、若さ溢れる瑞々しさを存分に湛えているであろう、個人的にも記憶に残る名作を挙げてみたい。
近年、最も心惹かれた水着作品は、早坂美咲のデビュー作「ひまわり11号」である。高学年にして小柄で未成熟な印象際立つが、目の醒めるような素晴らしい美少女ぶりに痛く心沸き立ったものだ。
極めてシンプルな内容にして、純白ワンピ、スク水など要点を押さえた作り込みに好感がもてる。まだ表情の固い初々しさや、まるで妖精か天使のような可憐な雰囲気に心底癒されてしまう。間違いなく知り得る限り、清純派カテゴリーのナンバーワンだといえる。
残念ながら既に絶版となっており、入手困難か。唯一のブルーレイ作品として、四作目の「美しく咲く瞬間」は入手可なので、こちらもお勧めである。

他には、初期作品に限られるものの、スレンダー系なら櫻井あや柊宇咲なども良い。成長期特有の、しなやかで美しく伸びた肢体に魅了される。こういった少女ならではの美は、大人のグラドルでは決して見られない貴重な瞬間でもある。
やや幼い年齢層でいえば、吉沢真由美三浦璃那が印象深い。特に、吉沢真由美のエステシーンで、くすぐったがる姿には今でも癒される。こうした無邪気さや純真さが、ジュニアアイドル映像作品の真骨頂だといえるだろう。

ただ水着というだけで、性的な感覚しか覚えず闇雲に排斥しようとする輩こそ、僕からしたら異常者にしか見えない。
ジュニアアイドルにとっての水着とは、ひとつのエッセンスとしては大切だが、根幹を成すのは無垢で純粋な雰囲気であり、神秘的なまでの未熟さが織り成す総体としての造形美にある。
万人を癒す特別な魅力を有している少女の美しさを、馬鹿げたレッテル貼りと不完全な法律によって封印してしまうのはあまりに愚かだし、もっといえば人類の損失とまでいっても構わない。
たった一瞬で消え去る刹那の輝きを永遠に記録することの、どれほどに重い意味のあることか。血を吐くような思いを込めて、これからも強く訴えかけていきたい。

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