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2020/06/26

現実に見る穢れなき少女像

為永幸音

深夜枠のハロプロの番組「ハロドリ。」を、ここ最近チェックしている。どうやら研修生にスポットを当てているらしく、このコロナ禍にあってはライブのスタジオ収録等も出来ず、より個々を掘り下げた内容となっているようだ。
以前の意味不明な、社会問題をテーマに掲げた糞つまらない内容に比べれば、こちらの方が遥かに優れているし正しい構成だと思う。

ハロプロ研修生に関しては、今に限らず非常に疎いのが常だ。粒選りなのは明らかなのだろうが、あくまでデビューを勝ち取った新規メンバーに着目するというスタンスは、我ながら何ら変わり映えないと考える。
しかし、これだけ研修生というものを吟味する機会を与えられると、気になる子を心に留め置きたくなる。コロナ禍によるライブやイベントの自粛、映像素材の不足といった特殊な状況からくる、アイドル要素の枯渇という面も無論あるのかも知れない。
今回は少しだけ、半分素人のような研修生を取り上げることで、この物足りない心持ちをフレッシュさで埋め合わせしようではないか。

昨年のライブ映像など一部流しているが、意外なほどに興味深い楽曲が多かったことに驚く。
最も気に入ったのが、「悪いヒト」という曲。キャッチーなリズム感が軽快で、往年のつんく曲っぽい雰囲気があり、とても面白い。ハロプロ研修生ならではの、肌の露出が多い割りに可愛らしい衣装で歌い踊るには、まさに最適のナンバーである。
表参道A5」という曲は本物のつんく曲なのだが、リズムが不規則で難しい印象がある。サビの疾走感はつんくっぽいが、研修生としては、なかなかやり応えのある曲なのではなかろうか。

さて、肝心の注目メンバーはというと…最も印象深かったのは、センター扱いの多かった為永幸音(しおん)だろうか。
先ず何より、顔立ちが非常によく整っている。ハロプロ、いやアイドルというより、売れ筋の若手女優といった美貌の持ち主である。よくぞアイドルの道を選んでくれた、という心境にさせるほど。
スポーツが得意なようで身体能力が優れているせいか、ダイナミックなダンスのキレに目がいく。ほぼデビューが約束されているかの逸材感に満ちているわけだが、寺社の開運グッズ集めが趣味とか、渋くてキャラ的にも興味をそそるものがある。

一見して地味、しかしながら素材感に溢れるのが橋田歩果。華奢な少女感に、清楚で可憐な雰囲気がストライクゾーン。研修生のライブ映像では、真っ先にこの子に視線が吸い寄せられる。
天然のキャラクターは、アイドルとして二重丸。しかしなぜかこの子も、御朱印集めが趣味だとか、昨今の若い子は妙に年寄り染みたものに引かれるのだろうか!? 欲をいえば、鼻の下のホクロは除去した方が良い。

この他では、まだ幼い印象が色濃いものの、小野田華凜村越彩菜を挙げておきたい。
小野田華凜は前に一度取り上げたが、やはり地味ながら将来性に期待がかかる。未成熟故に、頭が大きくアンバランスな見た目だが、成長と共に整ってくると確信している。真面目な性格が好感を持てるし、微笑ましい可愛さが特徴的でつい心惹かれてしまう。
村越彩菜は映像では可愛く思えたが、残念なことに写真写りは悪いらしい。ただ瑞々しい若さを感じるだけに、今後の大化けに期待したい。
一部、ズッキ鈴木香音)に似てるとの声もあるが、ああいった成長(横への)は断じてしてもらいたくないものだ。
橋田歩果

若い世代の新鮮なエネルギーに触れると、こんなにも胸がときめく感覚を覚えるのは、なぜなのだろう。
たとえ拙くても一生懸命に励むひた向きさ、真っ直ぐに夢を見つめる眼差し、そして儚くも尊い透き通るような少女らの魂。

僕がただ追い求めたのは、穢れのないイメージと現実に存在する少女との一致点を少しでも多く探り出すこと。そうして蓄積され完成された少女像を礎に、アイドルへの造詣、果てはいわば憧憬を深めることにあると顧みるのだった。

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