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2020/03/20

一瞬にある少女美の真実

凛美

少女期の輝きは一瞬で儚い美であればこそ、他にない稀少な価値があり最も尊ぶべきものである。
こうした考えに何ら異存はないが、不安定な少女期の成長に比例したバランス崩壊を「劣化」と呼称することに、些かの反省を感じないわけではない。それは、ごく平凡な少女の成長に過ぎないのであって、本来は否定するべきものでないからだ。
少女の美を愛でる余り、非常に強い調子で劣化した事実を嘆いてしまう傾向があるのは否めない。仕方ないことなのだが、その際に去来する深い喪失感は、精神衛生上あまり宜しくないのも確か。
今回は少し視点を変えて、成長することによって美しく生まれ変わったかの稀なタイプの少女を取り上げてみようと思う。

以前のCM出演で、マツコ・デラックスと共演したのが話題となった丁田凛美。子役時代は、小学生アイドル擁するアンダーグラウンドな印象色濃いボナプロに所属していたが、研音に移籍したようだ。
例のCMでは、マツコと同じ髪型、衣装でコマツコとして演じていただけに、本来の可愛さは台無しにされていた感が強くある。それに、丸顔にショートカットが似合わず、ボーイッシュな面が突出していたのも尚更に頂けなかったと顧みる。
ただ、成長したここ最近の容姿は一変し、細身のロングストレート美少女に変貌していた。昨年末からニコモとしても活動しているが、スラリとしたスタイルはもちろん、端正で特に瞳に力がある印象が鮮烈で人気を博するのは間違いないだろう。
どちらかというとモデル志向かも知れないが、それ以外のマルチな活動で様々な一面を見てみたい期待の美少女の一人である。

本ブログでも幾度か取り上げているが、「キッチン戦隊クックルン」発祥の牧野羽咲に再び注目している。
この子も、子役初期の頃は垢抜けない雰囲気で注目度は低かったが、成長と共に洗練された美少女ぶりを発揮した珍しいタイプで、無視出来ない存在感を出してきたと思う。
このほど人気のある刑事ドラマに出演し話題となっているが、やはり個人的には、その美少女ぶりに熱く注目せざるを得ない形になっている。天性の小動物的愛らしさと無垢なあどけなさ、手足の長い華奢な細身がまさに成長期特有で、少女美のバランスが秀逸である。
今人気沸騰中の美少女特撮番組「ファントミラージュ」にも出演と、世間的な注目度もますます高まっている印象を受ける。演技のレベルはよく知らないが、素のキャラクターにも興味をそそるものがあり、女優以外のネット配信などにも活動の幅を広げて欲しいと願っている。
牧野羽咲

ある特定の少女期にのみ見られる、精密なバランスを得た美しさの極致。生涯を賭けて、この尊いものを追い求める姿勢はこれからも決して変わることはないだろう。

成長してなお美しく在ることは、さほど非現実ではない。しかしながら、本来求めるべき根本的なイメージとして描かれる美少女像とは、ほんの一瞬に過ぎない時間軸にしか存在し得ない。これが、否定しようのない決定的な真実なのだ。

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2020/03/09

苦しくも愉快な末路

推し武道

コロナの話は、さて置いておきたい。朝から晩まで新型ウイルスの話題ばかりで、いい加減気が滅入ってくる。
ここのところはコロナより、脳細胞を破壊するウイルスにやられたかの如く、日常において精彩を欠いている気がしている。思考停止状態。まるで脳が退化したような、索漠とした安寧に身を委ねているようだ。

以前は全く興味がなかった深夜アニメが、密やかな愉しみとなっている。それも、子供染みた馬鹿馬鹿しい類いのもの。昔は、エヴァのような大人向けの重いものは見たことがあったが、こうも馬鹿げたものを楽しんでいる自分が正直信じられない。
戦国武将が犬に転生する「織田シナモン信長」、地下アイドルの女ヲタが主人公の「推しが武道館いってくれたら死ぬ」など。もう何ていうか、深夜に冴えない中年が見ていたら痛い代物なのだが…本音をいうと、面白いと思えば何でもいいといった節操のなさが染み付いた印象でもある。
日曜はファントミを見て、深夜夜更かしで馬鹿なアニメを見る。こういう人生で結構だ、どうぞ笑ってくれと声を大にして言いたい。

自虐はさておき、この「推し武道」なんぞはドルヲタ歴30年以上になる身からして、正統かつ濃ゆいヲタっぷりが最高にむさ苦しい次第で、共感というよりは微かに感動を覚えるほどであった。
主人公のえりぴよは、パン工場のラインで働き、着るものさえ買わず全てをヲタ活に捧げるジャージ女子。暑苦しいくらいの愛情があり、推しの反応に一喜一憂する様子や、決してプライベートには踏み込まない礼節さも弁えている点など、ドルヲタの見本となるキャラクターに好感を覚える。握手会の複数買いによるループは感心しないが、いちいち熱い心理描写があり、武道館に押し上げる熱意はよく表現出来ているのでは。
実際の武道館はアイドルライブに限っていえば、大半は「武道半」であり、もはや夢の舞台でもない。しかしながら、聖地の象徴としての役割は未だあり、アニメの中でテーマとされるのはごく自然な流れのように思える。
そして、えりぴよが強力に推す市井舞菜が、非常に好みのタイプである。シャイで人見知り故の塩対応、相手を思うが故の頑なな対応がリアリティがあり、不器用ながらの優しさが滲み出る感じが堪らない。それに何といっても、髪型がツーサイドアップ清純派アイドルの醍醐味は、この髪型にあるのだ。もう一度いおう、ツーサイドアップである。

そんなわけで、深夜アニメを愉しみ、ゲームに興じ、美少女アイドルに現を抜かすのが休日の常。日がな一日引きこもることに、ささやかな幸福感を得られる僕には、新型ウイルスなど無縁というわけである。
重症肺炎に罹患して苦しんで死ぬよりは、長大なるドルヲタ人生に終止符を打つでもなく、オタクコンテンツの甘美な苦痛に身を投じていたい。そんな心境に侵され、不愉快な生き様を歩んでいる現実が皮肉めいていて、むしろ痛快でもあるのだ。

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