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2019/10/23

ハロプロ変遷の時

ビヨーンズ

随分と長い間、遠ざかっていたハロー!プロジェクトが、いつの間に様変わりしていた。
モーニング娘'19Juice=Juiceアンジュルムなどに、それぞれ新メンバーが加わり、大幅な刷新を図っている。ただ既存の年齢が高いメンバーが据え置きのままで、世代交代が順調に進んでいるとは言い難い状態だ。
このほど、嗣永桃子の忘れ形見であるカントリー・ガールズも、活動休止を発表。メンバーも各々、引退などする模様で、事実上の解散ということになったようである。
ハロプロに対する興味・関心はほぼ潰えた身ではあるが、知らぬ間の大きな変化、時代の流れには驚きを禁じ得ないものがあった。

さて、若手の加入、世代交代の波を経て、こぶつばに続く新ユニットまでもが誕生していたようである。
非常に表記のしにくいグループ名を、なぜ付けたのか甚だ疑問ではあるが…ビヨーンズというらしい(正式には横文字表記、Oの数が多くて非常に分かりづらい)。
元々存在した研修生内のユニットに、オーデ通過の新人を加えた編成と聞いている。パフォーマンスの点では問題なさそうに見えるが、果たしてどうだろうか。
曲を少し聴いてみたが、その何というか…もう少し真面目にやれとツッコミを入れたくなる按配で、正統派アイドルの楽曲というイメージからは程遠かった。若いからといって、おちゃらけるのは結構だが、それも程度問題だろう。
ただ、「ニッポンノD・N・A!」という曲なんかは、テンポの良い曲調で、耳に残る感じはある。DA PUMPの「U.S.A. 」オマージュか。若さ故のエネルギーというか、漲るパワーを体感する感覚が新鮮に思えた。
ビジュアル面に関しては、正直まだよく分からない。研修生で多少知っている子も、成長して大分印象が変わってしまっていて、別人のように見える子もいる。
当初、高い評価をしていた岡村美波などは一時の悪評から巻き返したものの、やはりやや肥った印象がある。驚きだったのは、清野桃々姫の成長ぶり。17年のひなフェス抽選会で時間が止まっているのだ。
中心となるメンバーは判然としていない。MVなど見る限り、山﨑夢羽が多く抜かれているのでセンターっぽい感じはする。少なくとも個人的には、この子なら推せる!というほどの子はいないだろうか。写真写りによっては、意外に江口沙耶が可愛く見えることも!?
いずれにせよ、未知数。今年度レコ大新人賞にゴリ押しするのでは?と思われるほどに、事務所の期待は大きいように感じる。ハロプロに興味を失った、僕のような人間を引き戻せるだけの力を発揮してくれるかどうか、お手並み拝見といったところだ。

かつて、Berryz工房のデビューから芽生えたハロプロへの特別な思い。高度に完成されたパフォーマンスと、アクの強い個性派揃いの面白み、単に美少女を集めただけではない独特の世界観による深みが大きな魅力であった。
度重なる若手のスキャンダル、OGの不法行為により、あの高揚感は遥か遠いものとなった。ただ、もしも時代が移り変わったのなら、今一度、過去を巻き戻せやしないのか。そんな淡い期待感に、せめてこの身を委ねたい。

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