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2019/02/23

少女の奇跡の発露

小杉ゆん、櫻井佑音

総じて低いスキルレベルでありながらも、独特の素人味や親しみやすさを感じさせる地下において、全く見合わない才能の片鱗を見つけると、意表を突かれたようで仰天してしまう。
まだ幼いながらも弛まなき鍛錬を積み、惜しげもなく自らの能力を披露出来ることの素晴らしさ。戯れ言や妄想などではなく、本当の意味で「見る価値」のある美少女アイドルというのは、稀にではあるが確かに存在する。

なんか凄いものを見てしまった。
最近よく取り上げる地下界隈において、最有力と思われる卓越した歌唱力有するのが櫻井佑音であるのは以前にも記した通り。その驚異的なポテンシャルを、わずか10歳の奏でるセッションにて思い知らされることに…。
(参照:混迷を深める地下界隈
例によって動画サイトの地下アイドル枠を巡回していると、やはりこの子の歌の上手さに引き寄せられる。その中で、ある別の子と組んでセッションしている動画を見つけたのである。

小杉ゆんという名の子だが…界隈では以前から結構有名で、目鼻立ちの整った端正な美少女で且つ、ギターの演奏・弾き語りも出来るという芸達者なアイドル候補生といったところ。ただ残念ながら、声質が細く歌唱力は心許ない。
路上ライブまでやっているらしく、可愛い顔に似合わず非常にアグレッシブな印象がある。とはいえ、ガチなストリートミュージシャンの真似事ではなく、事前告知でヲタを集めているようだが…。こんな美少女がギター抱えて路上ライブしていたら、少なくとも僕なら最初から最後までガン見するのは言うまでもない話だ。
それはそうと、櫻井佑音ボーカルで、小杉ゆんギター演奏という組み合わせでセッションする動画を発見したというわけである。

共に、弱冠10歳の小学生。そう考えれば当然のことお遊戯レベルなのだろう、と普通なら思われるかも知れない。
しかし、とんでもない。巧みなファルセットを操るボーカルと、アコースティックギターを爪弾く音色の融合は、小学生のそれとは到底思えない素晴らしさで、僕の心の奥底にまで響かせる代物だったのだ。
こういったものを目にした経験は極めて少ない。昔、徳島のロコドルが好きだった時期があり、中学生ながら縦笛吹きつつ歌ったりしていたが…あれは完全な学芸会であって可愛さと癒しに集約された魅力だったが、小学生にしてこれだけ本格的な歌と演奏が聴ける機会があろうとは思いもしなかった。
これを地下で見られるのなら、いっそ現場復帰してでも見に行きたいと思わせるほど素晴らしい美少女コラボレーションだったのだ。

未だ知らぬ、想定外の輝きを放つ少女らが何処かに眠っている。それは単体ではなく、偶然の巡り合わせにより大きく化学変化をきたすことさえあるし、或いは我々の想像を超えた形で突如出現することもあるのかも知れない。
幼くも可憐な美少女達。その身に帯びている未成熟ゆえの危うさ、発展途上にある期待感、そして得もいわれぬ独自の美しさとは…。
神秘的にすら感じてしまう少女の輝きの発露、それこそまさに奇跡と呼ぶに相応しい事象であるのは間違いないのだろう。

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2019/02/14

カワイイメタルを引き継ぐ者

DESURABBITS

長らく注目してきたBABYMETALへの気持ちは薄らいで、ほぼ「決別」といって差し支えないまでに終止符が打たれたようである。
元々は、さくら学院時代からのゆいもあ水野由結菊地最愛)に対する思い入れの深さから、BABYMETALにも注視し続けてきた経緯があるわけだが…。決して替えの効かない三人だからこその良さであり、いわばカワイイメタルの中核を成していたトライアングルの崩壊をきっかけに、急速に思いは冷めていったようだ。
最も好きだったYUIMETAL(水野由結)の脱退が致命傷になったのは間違いないが、まるで切り捨てたかのようなメンバーはじめ運営側の冷淡な事後処理対応も、完全に愛想を尽かす要因になったのは否めない。
サマソニに出るとか、活動休止になるかもとか、もうどうでも宜しい。あとは、ダークサイドでも何でも好きにやってくれればいい。
はっきり言わせてもらうが、僕が何より好きだったのは、2016年までの最も光り輝いていた頃のBABYMETALだけである。以上だ。

さて、このBABYMETALを失ったからといって、何らかの代替があるわけでもなし。しかしながらBABYMETALを通じて、アイドルしか知らない僕のような者でも、メタルの力強さや音楽性のミスマッチの面白さのようなものが少しだけ分かった気がしたのは確か。
そういった意味で、地下とはいえデスラビッツとの出会いは、この種の最たるものだといえるだろう。BABYMETALとは個々の可愛さや音楽性の点において比ぶべくもないが、初期の楽曲やセンターであるえみ望月愛実)の歌唱力など、見る価値のある部分は点在している。

このほど、約一年ぶりに新曲MVが公開されたようだ。これまでの部長独りよがりなおふざけを一切封印し、意外なまでに硬派な作り込みに少なからず衝撃を覚える。
卒業少女‐未来絵‐」というこの曲は、かつての「デスラビッツ軍の七ケ条」を彷彿とさせる曲調で、メタルの重厚さと澄んだボーカルを前面に押し出した野心作といった感じ。まさに「こういうのを待ってたんだよ!」という心境。これまでの終始、部長の戯れで構成されたMVに、いい加減うんざりしていたところ。メンバーのダンスもろくに見せず、遊び半分で作ったような楽曲の数々に、ともすれば関心を失いかけていたのだ。
この新曲の一新した雰囲気と共に、グループ名を「です。ラビッツ」から「DESURABBITS」、メンバー名もそれぞれ横文字へと表記変更したらしい。衣装に関しても、近未来的なアニメのコスプレのようなスタイルに変更している。
これらについては、さほど関心がないが、EMI脚線美が際立つことに対してだけは大いに歓迎したい。

あくまで部長は脇役、エッセンスに過ぎないというスタンス、肝心なのは女の子であって如何に可愛く、そして真剣に曲作りに励むかという初心に帰った印象がして大変に良い方向性のように思える。
地下の変なグループだと馬鹿にされるかも知れないが、この子達、思いの他パフォーマンスがしっかりしているし、ステージ上の魅力は結構ある方だと思っている。他の素人同然の地下アイドルと同列に語ってはいけない。
以前にも記事にしたが、今や過去のBABYMETALの動画より、DESURABBITSをリピートしているくらいである。
(参照:遠のく少女の輝き
殊に、昨年の台湾のステージを正面から固定カメラで映したファンカムは必見だ。きちんと計算されたフォーメーションに、部長のコミカルさとの対比、EMIの透き通る歌声、心ならずも確かに引き込まれるものがあるのだ。動画リンク
正直、もっと売れてもいいと思うし、そうあって欲しいとも願う。今後、ストイックにこの路線を走るのなら、BABYMETALカワイイメタルを引き継ぐ存在として、ワンチャンあるかも知れない。大いに期待していきたい。

僕の中で、完全に終わりを迎えたBABYMETALへの思い。彼女らの全盛期に成し遂げたものが、いかに偉大であったか語り尽くせないが…そこから絶対に手離してはならない大切なものを無下に投げ棄てた彼女らには、もはや些かの魅力も感じることはない。
本当に大切なものとは人であり、個である女の子の魅力そのもの。可愛さと重厚な音楽性がミックスされた斬新な感覚、そのカワイイメタルというニュージャンルが後世に引き継がれることを、今はただ深く思い願うのみか。

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2019/02/04

回顧するしかない哀しみ

AIS

体調が悪化している。乱高下する異常気象の影響を受けているらしく、持病である冷え性と神経痛が酷くなっているようだ。
常々先述した通り、アイドルに対する情熱が急激に冷めてしまい、生き甲斐もなく精神的にも脆くなっているのを否めない。
今ブログの更新意欲も大幅に衰えて、先月は一回しか更新していない。この先も同じような状況が続くだろう。もしかすると、もう全てが潮時なのかも知れない。

もはや何かしら特定のアイドルを追いかけ、情報を集めることなどしなくなった。ただ漠然と、可愛い女の子に関する画像や動画を探しまわり、当て所なくネットの海を漂い徘徊するだけだ。
そんな昨今、動画サイトで目に留まったのが、AIS(アイス)というアイドルグループのライブ動画。どうやら、近年におけるアイドルソングを色々とカバーしているグループらしい。
アイドルネッサンスの流れを汲むようだが、詳しくはよく分からない。既に昨年秋に解散しているらしいが、公式のものを含め多数のライブ動画が今現在も残っている。

Berryz工房可憐Girl'sなど、往年の名曲をカバー。本家のそれと比べると歌唱力などの点で見劣りするものの、大人数の若さ弾ける躍動感と新鮮味で、アイドル好きなら思いがけず見入ってしまうくらいの魅力は備えている。
見た目の印象でいえば、何といってもシンプルな純白衣装短いスカートの脚線美だろうか。本当に何の飾りもない装いだが、それが却って少女の素の美しさを引き立て、健康的な脚線でヲタの男心をくすぐる。実に悪くないと思った。
大手のアイドルグループでよくある、メンバーカラーの設定による派手な原色の衣装で着飾った面々。個性付けと認識のしやすさといった面で恩恵のある手法ではあるが、一方で、本来あるべき少女のありのままの可愛さを薄めてしまう弊害もあると思う。
スタダアイドルに見られるような、派手な衣装や奇抜な楽曲とパフォーマンスを励行するタイプ。これよりも、地味でシンプルでも構わないから少女の可愛さのみを引き出させる、正統派の路線を継承するタイプ、こちらの方が断然好きである。
ハロプロはパフォーマンスの高さにより惹かれた時期もあるが…さくら学院などは、完全に僕の好きな後者の部類に入るのだろう。

さて、このAISの曲に関して、最も印象深かったのは「ドキッ!こういうのが恋なの?」だ。これはキャナァーリ倶楽部えりーなこと、橋口恵莉奈のソロとキャッチーなコールが話題を呼んだ、伝説的な名盤である。
十年以上も前のものだが、今聞いても決して色褪せない不朽のアイドルソングだといって差し支えない。あの頃のえりーなのポテンシャルには遠く及ばないものの、元気の良い若い子が懸命に歌う姿は妙に懐かしい思いを喚起させ、過去の記憶に引き戻すようだった。
当時、僕は一度だけ、キャナァーリ倶楽部のリリイベに参加したことがある。例によって列をなして握手の順番を待っていたのだが、何かの理由で列が停滞したのを憶えている。その時に、ちょうど僕の目の前にいたのがえりーなだった。
黙っているのもどうかと思い、背が伸びたねと話しかけたら、とびきりの人懐こい笑顔で僕を指し「高いですね」と返してくれた(僕は身長180センチ)。あれが思えば、僕にとって最高の神対応だったと懐かしく振り返る。ちなみに最悪の塩対応は、無言で睨まれたベリ徳永千奈美である。

今の時代を生きながら、回顧することでしかときめきの記憶を思い出せない哀しみに打ちひしがれる。光を見い出せない視界が深い暗闇に覆われ、ただ為す術もなく目を瞑り過去の時間に身を泳がせているかのようだ。
ごく当たり前のアイドルとしての原則論。瑞々しい若さと可愛さ、ひたすらに懸命に歌い踊ることの大切さ。いつも声に出したくなる「正統派」という王道路線を踏襲する存在が現れるのを、ただ祈るようにして待ち望むしかない。

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