« 蕾みのまま育む才能 | トップページ | ハロプロ最大の危機 »

2018/09/04

美少女の補正効果

吉田爽葉香

少女に纏わる問題として挙げられるのが、あくまで表層的な面にのみ発揮される多様な補正効果である。
ちょっとした髪型の変化や、顔の印象自体を変える特定のアイテムによるもの。これが美少女であればあるほど、馬鹿に出来ない。
この補正が良い方向に働いている内はいいが、その裏返しで補正が外れた時の落胆が大きい事態は、なるべく避けたい。理想にほど近く、美少女のイメージが完全に定着しているケースでは、かなり危険である。今まさに、そんな事態に直面してしまったのかも知れない…。

以前は、ハロプロなど様々なアイドルに興味があったのだが、最近惹かれるのは、ほぼさくら学院のみになってきている。
これは結構由々しき事で、何十年もアイドルヲタを続けてきて、こんな状態になったのは数えるほどしかない。僕はもはや、アイドル好きというより単に可愛い女の子が好きなだけの、美少女マニアに成り下がってしまったのかも知れない。
そして、その唯一のさくら学院における推しは吉田爽葉香である。かつての、ゆいもあ水野由結菊地最愛)ほどのときめきを感じるわけでなく、思い入れもずっと薄いとはいえ、僕の唯一好きなアイドルグループの推しメンは、間違いなく吉田爽葉香なのである。

最も特徴的なのは、アイドルとしては特殊な部類に入る眼鏡っ子という点に尽きる。彼女の場合、眼鏡をかけることで賢く見えるといった印象よりかは、二次元キャラを彷彿とさせる萌え要素を多分に含んだ愛らしさが増幅するのが、実に面白い。
決して伊達ではなく実際に視力が悪いようで、プライベートでも違った種類の眼鏡を使い分けている。だがやはり、アイドル用の黒縁眼鏡が一番よく似合い、可愛さを引き立てているのが巧妙に計算されている辺り、さすがだなと感心してしまう。
このほど、いわゆる課外活動として、レピピとかいうティーンズブランドのWEBモデルに抜擢されたと聞いている。当然、モデル仕事なので眼鏡は外すわけなのだが…何やら違和感が凄い
眼鏡に慣れ過ぎたせいもあるだろうが、それにしても可愛さが影を潜めてしまっている!? 現役唯一の推しとするには、かなり物足りないほどの落差を感じてしまったのは否めず、ショックだし悲しい限り。
そよの眼鏡補正効果が、まさに想像以上であった。本人がモデル志望であり願ってもない流れなのだろうが、あくまで僕が惹かれていたのは、さくらの地味な制服に眼鏡が似合う二次元萌えキャラの彼女だったのかも知れない。

子役時代から注目していた沖縄の美少女、池間夏海が先週の週刊ヤングジャンプにて初水着を披露している。
今どきの16歳らしくスラリとした細身ながら、ダンスで鍛えた張りのある肢体が、いかにも南国育ちの天然素材な雰囲気か。元からイメージしていた少女感が次第に薄れ、大人っぽいお姉さん感が増してきているのが少々残念でもある。
上京してから本格始動し、知名度を着々と上げつつあるわけだが…むしろ沖縄の無名時代、二年ほど前辺りが彼女の少女らしい可愛さのピークにあったように思う。
最も印象深いのは、意外にも髪型である。どちらかというと丸顔で瞳の大きい顔立ちだけに、当時のロングヘアが抜群によく似合った。昨今はショートボブ?のような髪型にしているが、悪くはないものの、やはりロングの方が断然良い。
地元の特撮番組で主演していた頃の髪型、全体のフォルムが、思春期の少女っぽさが出ていて非常に宜しいかと。池間夏海という美少女のレベルの高さを知る上で、貴重な資料となることだろう。
池間夏海

飾ることのない少女の美しさが、何らかの固有の要素によって成り立っているとは考えたくない。しかしながら、ある特定の条件の下に、大幅な引き立て効果が発せられるのは否定しようがないようだ。

選りすぐられたはずの美少女にあるまじき、必要不可欠な補正効果。本来の意味における、真実の少女美を湛えた存在は、またしても遠く霞んでいく。この落胆と喪失感は、もう二度と拭えないのだろうか。

|

« 蕾みのまま育む才能 | トップページ | ハロプロ最大の危機 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 美少女の補正効果:

« 蕾みのまま育む才能 | トップページ | ハロプロ最大の危機 »