少女が与えた命、そして苦しみ
暑く寝苦しい夜に、信じ難いような夢を見る。真っ直ぐな眼差しを向ける若い女性が、生きる意思を既に失った僕に手を差し延べたばかりか、身を挺してこの命を救おうとしたのである。
夢とはまさに、現実には起こり得ないまやかし。無論、それは承知しているが、図らずも衝撃を覚えてしまった。常日頃から軽んじるこの命を、何故彼女は救おうとするのか。
先頃の豪雨災害などで、危険を顧みず他者を救おうとする人達。彼らと根本的に異なるのは、夢の中の彼女が「僕だから」救おうとした点である。
研ぎ澄まされた集中力が僕に向けられ、何の迷いもなく彼女は死のうとした。少女といってもいい、あどけなさの残る、しかし固く決意を宿した端正な白い表情。
これまで僕が出会ってきた美少女らは皆、死んでしまったのだろうか。瞬間的な美しさの余韻を微かに引きながら、成長し或いは劣化し、遠い記憶にしか残らない。それはある意味、少女美の死といっても過言ではなかろう。
そうした考え方から、少女期における絶頂を迎えることの貴重さが、お分かり頂けると思う。そんな旬を彩る、選りすぐりの美少女を幾つか取り上げてみたい。
日曜日の朝といえば、自治会の清掃を放ったらかしてまでテレビに噛り付いている。要は、「マジマジョピュアーズ!」を観るためである。
当然、三好佑季が目当てだが…他の二人がモデル系であるが故に可憐さが際立つ、典型的なセンタートップの法則が垣間見える。最近、新メンバー(小川桜花)が追加されたが、これまた引き立て役以外の何物でもない。やはり、マジマジョは三好佑季のためのグループであるようだ。
そんな特別待遇を受ける彼女であるが、それだけの意味と価値は美少女ぶりが証明している。高めのツインテールが違和感ゼロの幼さと、スリムながらバランスのとれたスタイルが醸し出す少女感が、絶妙にミックスされている。
今後の希望としては、メイキングなどで素顔を見てみたいのと、変身時の目尻のメイクを何とかして欲しい、といったところ。まあ、大友の要望なぞ、ガン無視されるのが当たり前なのだろうが…。(大友=大きなお友達)
かつて、「キッチン戦隊クックルン」の二代目として脚光を浴びた牧野羽咲。
その当時は、今ひとつ野暮ったい感じがして敬遠していたが、12歳となった現在は健やかな成長の末に少女らしさが増して、かなり磨きをかけてきている。むしろ現役の土屋希乃の方に注目していたが、あまり印象が変わることもなく、確変とまで至っていないのが現状である。
スバルCMでの横顔に鮮烈な印象を受け、ビオレのウェブCMにて軽やかに踊る姿に心を撃ち抜かれた感じか。少女らしい華奢でしなやかな肢体と、白い肌が映える。元々、愛らしい顔立ちなのもあって、まさに旬真っ只中の美少女ぶりが眩いばかり。
やはりこの年代、少女美最高の時期である。この可愛さを、少しでも長く維持して欲しいものだ。
あの時、少女は僕を助けた。夢の中でまどろむ僕を何処かに導くように、やけに温かな手の感触を確かに残したまま。
死への決別の扉を躊躇なく開いた少女は、その先へと幻のように消えようとする。僕は愕然とした。
とうに自死しなければならない我が身を支え、拠り所にしたものが少女の美しさそのものであった。どんなに死を望んでも、あの生命力に満ち溢れた瑞々しい輝きがあればこそ、湧き出す探究心を決して抑えられない。
やがては自ら死を選ばなければならない運命としても、真に求めていた少女美の理想形をこの目にするまでは…。夢で出逢えた彼の少女に報いる心情で、再び生きることを模索せざるを得ない苦しみが今、胸の奥深く疼いている。
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