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2018/02/05

好ましいギャップの魅力

さくら学院

ギャップの効果について考えることがある。全く的外れなものが目に触れる機会に遭うことが、多くなったように思えるからだろうか。
最近よく見かけるCMに、誰もが知っている最強女子レスラーの人が出演しているものがある。あのゴツイ人が甘えたような声で「女」を見せつける内容。申し訳ないが、正直言って気持ち悪過ぎる
別にディスるつもりは毛頭ないが、あの人に女を感じることはないし、あえてそれを公共の電波でアピールする必要もないはず。いわばギャップを狙ったのだろうが、イメージそのままに、強い女子という位置付けだけで沢山だろう。
全く別種の一面を垣間見せることがギャップというのに他ならないが、ああいった的外れは違和感を越えて不快感すら催してしまう。
嫌なら見るな」が通用しないテレビCMにおいては、少なくとも不快な内容は極力避けて頂きたいものだ。

さて、本来あるべきギャップの魅力というのは、例えば可愛い女の子であっても、あくまでプラス方向に好感度の傾く種類である必要が生じてくる。清純そうなのに実はギャルっぽいなどは論外で、大人しそうなのに本当は五月蝿いなども、あまり好ましくはない。
巷でよくもてはやされる傾向のある、いわゆる「ロリ巨乳」の類いは個人の好き嫌いもあり微妙だが、僕は一切受け付けない。あれはギャップというより、ただ単に歪な奇形に見えてしまうのだ。バランスが崩壊している
それはともかく、ギャップの魅力というのは…初見のイメージから意外性があるものの、ふと身近に感じられる親近感と、微笑ましい思いに満たされる可愛らしさが共存していなくてはならないということである。

朝の時間帯に珍しいブッキングであるが、これもめぐ様様なのだろうか。遂に、というか当然というべきなのか、おはスタさくら学院初登場というわけである。
おはガール岡田愛のバーターといったら聞こえが悪いが、例えば船木結と共にアンジュルムが出演しても良いわけで、取りも直さず。久しぶりの地上波で新鮮なことこの上なく、推しのそよ吉田爽葉香)が年老いた猫を可愛がるエピソードも聞けて、朝っぱらから爽快感に浸れたわけなのだが。
この原動力となっためぐ(岡田愛)に関しても、ギャップの魅力に溢れているということが出来よう。見かけはまるで料亭の若女将のようだが、愛着のあるお茶目なキャラクターぶりっ子のキャラ設定で、さくらに新風を巻き起こしたといっても過言ではない。
ぶりっ子キャラというのは、とかく男受けが良く、アイドルとしては大きな武器になるわけで、ギャップの方向性としては極めて正しい。
マニアックなまでの歴史好き、城郭好きな点も含めて、ギャップの魅力が満載のアイドルということが出来るだろう。

さくら学院繋がりでBABYMETALにも言及するならば、何といってもSU-METALこと中元すず香ということになるだろう。
世界を舞台に物怖じしない肝の据わったステージング、圧倒的な歌唱力によって今や世界の歌姫の仲間入りしたといっても良いくらいの逸材である。一部外国人やメイトからは「すぅ様」と崇められるほどの彼女だが、実際には超の付く天然であり、屈指のポンコツなのである。
さくら時代からのファンにはお馴染みの話だが、メイトの間では新譜のCDのことを「デロ」と呼ぶのが通例。これは学年末テストにおいて、彼女がCDの正式名称を「デロリアン」と解答したのがきっかけである。
この他、靴を左右履き間違えたまま気付かない海外フェスのステージ裏で迷子になりかける等々、ポンコツエピソードは尽きることがない。しかしながら、これこそすぅの魅力に他ならないのだ。
もし、彼女が全てに完璧で、あれほどの才能に恵まれていたなら、今のベビメタ人気はあっただろうか。僕は否定的である。さくら時代に見せた、それぞれの魅力あるキャラクター。それがあったからこそ、今の隠された状態でも人気を維持出来ているのだ。
音楽性や歌唱力・ダンスといった実力、それと素顔や個性の両輪が揃ってこそ、輝かしい未来が拓かれる。何度でも繰り返し訴えかけていきたい。
吉田爽葉香

ギャップというのは、いうなればその人の真実を知るということ。もっと踏み込んでいうなら、本来有している良さを発見出来るということ。
そしていうまでもないことだが、その本質の部分が他者を魅了するものであって初めて価値を得られ、ほんの僅かであっても、不快感や嫌悪感を抱かせるものであってはならない。

アイドルとは、なにも完成されている必要などない。未完成であっても、個々の内に秘めた個性の彩り、見た目の可愛さだけでない愛すべき内面の真実、それらを昇華させることで本当の評価が出来るのだと常々自分自身に言い聞かせている。

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コメント

こんにちは。
吉田さんのCM確かにその通りです。
ギャップというかただうーん・・・って感じです。
何か作った人のセンスの悪さを感じます。
菌が強いんだからもっと吉田さんの強い部分を強調した方がキャスティングの意味も有ると思うのですが・・・
ロリ巨乳とかマイナス要素のギャップ確かにその通りです!
若手の女優さんとかもバラエティーに出ると化けの皮が剥がれるというか、残念な気持ちになる人が多いですね。何か昔と違って「イメージ」とかをあまり大切にしてない気がします。逆にアイドルで言うとすごい「イメージ」を大切にしてる子も居て、そういう子には頑張って欲しいなって思います。
逆にそーいうの無しに生まれたままでそーいういいイメージが付いてる子は持って生まれた才能でそのまま大人になって欲しいと思います

投稿: 館の主 | 2018/02/12 12:47

記事で挙げているあの御方は当然凄いですし、リスペクトしていますが何も公共の電波で…という気持ちにはなってしまいます。その人にはその人に適したイメージがあり、そこを逸脱することは相当に慎重になるべき。そう思い知らされました。
テレビCMというのは、いわばお茶の間に垂れ流しにされるのですから、たとえ僅かでも不快に思う人が有り得るのであれば配慮すべきです。この他にも不快感を伴うCMは多数ありますし、日本のテレビ業界というのは悪い意味で何でもアリですね。

ご指摘される通り、アイドルにとってイメージは生命線です。ただ、好感度に結び付く異なる一面、つまりギャップの要素も大切だと強く感じています。
混じりけのない清純派のイメージを守りつつ、微笑ましい親近感を感じさせるギャップの魅力も兼ね備えたアイドル。切望したいです。

投稿: santa | 2018/02/12 20:11

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