BABYMETAL危機脱出
昨年の千秋楽、広島でのSU-METAL凱旋公演におけるYUIMETAL欠席の大ハプニング。それ以降、音沙汰なく神バンドメンバー急逝という出来事も続き、非常に悪い流れとなっていたBABYMETAL。
一部ファンの間では、YUIMETAL(水野由結)脱退による電撃解散説まで取り沙汰されるようになり、かなり深刻な雰囲気を漂わせ始めていた。僕自身、さくら学院時代からの水野由結推しとして、相当に気にかけていたところだ。
しかしこのほど、5月から6月にかけてのワールドツアーが正式発表され、そうした不安感がようやく払拭されたようである。
先に欧米の大型フェス出演が決まっていたが、フェスの場合は何かあれば急遽キャンセルも可能だろう。しかし、こうしたワールドツアーともなれば、チケット販売の関係上、簡単に中止というわけにはいかない。
つまり、YUIMETALに関しても、当面の進路をBABYMETALに絞ったということを意味し、まだまだこれからもまい進していくという意思表示にもなる。とりあえずこれで、YUIMETALの心身状態に何ら問題がないということが明らかになり、ひと安心といったところだ。
さて、肝心のワールドツアーの内容は、お馴染みの欧米なのだが…アメリカの中南部、そしてオランダなどが含まれているようである。
アメリカに関しては、これまで回っていなかった地域に進出する模様。オランダは以前のフェスでかなり反応が良かったのもあって、ワンマン開催を決定したのではないか。いずれにせよ、期待感は高まる。
気がかりなのは、フェスはともかく、ワンマンにおける過剰なファンカム規制である。国内は仕方ないが、海外ではファンカム流出は日常茶飯事であり、厳格に規制するのにも限界があるだろう。
それに、海外活動が主体な上に、ガチガチに隠された露出制限もあるのだから、少しくらい日本のファンに見せてくれても良いではないか。
そもそもBABYMETALの人気に火が点いた導火線となったのは、動画サイトからである。MVはもちろんだが、数多くアップされたライブのファンカム動画によって海外での新規が爆発的に増えたといわれている。
ある程度の規制は仕方ないが、多少は緩めて頂きたい。ファンカムは所詮素人の撮ったものであり、本当にベビメタを観たいと思うのならブルーレイやDVDを買うものだ。ただ、参考程度とはいえライブの雰囲気や熱狂を伝える上で、ファンカムは重要なのだと認識するべき。
運営には、規制や露出制限ばかりでは、人気獲得に逆効果になり得るという意識を常に持って頂けたらと願っている。
まあとにかくこれで、BABYMETALの当面の危機は去ったということになる。ただ、今後における最も重要な課題、カワイイメタルをどうシフトチェンジしていくのか。メンバーの高齢化に伴い、カワイイメタル存続が危ぶまれる危機感は拭い切れていない。
或いは、シフトチェンジすることなく、行ける所まで突き進んで絶頂期に解散してしまうのか。個人的には断然こちらを支持しているが、どういった判断を下すのか見所でもある。兎にも角にも、今年もベビメタの活躍から目が離せそうにない模様だ。
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