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2017/06/22

素顔を解き放つ時機

Kornと

いつの日からか、僕の中でBABYMETALは抽象的なものとなっていった。アイドルからアーティストの括りに移行するにつれて、三人の魅力ある少女の存在感が希薄になり、厳格にプロデュースされた故に、甚だ象徴的な意味合いを帯び始めていた。
僕は、BABYMETALの高い音楽性、SU-METAL中元すず香)の天性の歌声、ゆいもあ水野由結菊地最愛)の躍動感溢れるダンス、それらに魅了されながらも、心のどこかで寂しさを感じ続けていた。そう、さくら学院で見せていた、少女らの屈託のない素顔を狂おしいほどに求めたのだ。

今月はLAワンマンからスタートしたBABYMETALだが、「From Dusk Till Dawn」という曲を初披露するなどし、かなりの盛り上がりを見せたようだ。相変わらず曲数は少なめだったが、久しぶりのライブを心待ちにしていた海外メイトには満足のいくものだったらしい。
個人的には、東京ドームで披露した「シンコペーション」が非常にインパクトを残している。メタルのことは分からないが、いかにもな和製のロックという雰囲気がして、とにかく抜群に格好良い。もっと、ライブのセトリに入れてみても良いのではないだろうか?
そして、定番となりつつある大物サポート、KornのUSツアーにも帯同している。過酷なアウェーの地で武者修行かと思ったが、意外なまでにメンバーが楽しんでいる姿が垣間見られ、その最たるものは例によって6月20日に巻き起こったのだ。

チュラビスタでの公演、地蔵がひしめく超アウェーながら、素顔が零れ落ちる嬉しいハプニングが続出する事態に。
CMIYC」で背が伸びたMOAMETALSUの股を潜れずに苦笑い、珍しく果敢に変顔対決に挑んだYUIMETALが直後に振り間違い、極めつけはSU-METALによるYUIMETALバーズデイサプライズだ。
KARATE」のコール&レスポンス中にSUYUIを祝福し、YUIMETALが照れまくる場面が、メタルらしからぬ萌え要素ダダ漏れであった。突然のことにクネクネしながら、ついお辞儀してしまう辺り、もはやYUIMETALではなく完全にさくら時代の水野由結そのものだった。
何だか懐かしいような、胸がときめくような、感極まる喜びの感情に満たされる。たまにはこんな風にミスをしても全然良いし、何よりも型にはめたかの偶像化などよりも、温かみのある交流、それによる飾りない素顔を垣間見れるのがファンには何より嬉しいのだ。
ガチのメタラーやメイトからは散々馬鹿にされるドルヲタではあるが、このYUIMETALの素顔を見てなお、そんなもの必要ないといえるのか!? 僕は正々堂々、ドルヲタの端くれとして、この言葉を声高に叫びたい。
ゆいちゃんまじゆいちゃん
YUIの変顔対決

18歳は合法などと人は揶揄するが、僕にいわせればBABYMETALの三人は、さくら学院重音部の頃からずっと合法のままである。幼い時分から美しく成長を遂げた現在に至るまで、一点の曇りもなく純真でピュアな輝きを放っている。

アーティスト気取りで露出制限。いい加減、もうやめよう。大人になった彼女らは、そのままで十分に魅力的なレディに変身した。
今こそ「個」の存在を見つめ直し、ありのままの素顔という大きな付加価値をプラスする時だ。中元すず香水野由結菊地最愛新しいBABYMETALで、世界中の人々に笑顔をもたらす時代が到来したのだ。

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2017/06/18

国民的アイドルの終焉

須藤凛々花

別にどうでもいい話だが、AKB48というかつての国民的アイドルグループが、いよいよもって完全に終了した模様だ。
恒例の総選挙において、NMB48須藤凛々花が、こともあろうに壇上スピーチ中に結婚発表するという暴挙に出たらしい。要するに、恋愛禁止など無視して異性交遊した挙げ句、投票したファンの気持ちを踏みにじるといった、アイドルとして有り得ない素行をしたわけだ。自慢げに堂々と、その場で告白する神経は明らかに異常だし、一部の祝福するかの声が上がったのも非常識の範囲を超えている。
この娘は少し変わっているというか、爆弾発言が珍しくないタイプと聞いているが、20歳にもなって物事の正常な判断がつかないでは済まされない。こうした事件は、これまでのAKB48を象徴しているかのようである。

数多くの非常に杜撰なスキャンダル処理をしてきたツケが、まわってきたのだろう。致命的なレベルのスキャンダルを、そのメンバーが主力級であるという理由だけで揉み消す、もしくは放置してきたことによって、若い世代のプロ意識が欠落してしまった。
プロどころか、アイドルという意識ですら希薄になり、何の罪悪感もなく男遊びをする始末。挙げ句の果てには、総選挙でファンに投票を募っておきながら全てをひっくり返し、単なる金づるであるかのようにファンを足蹴にした。こんなことが果たして許されるのか!?
NMB48はもちろんだが、AKBグループ全体に対し、直ちに解散して欲しい気持ちで一杯になった。

僕はAKBが嫌いだが、それはパフォーマンスが稚拙とか、握手主体の過剰商法が直接の理由ではない。あくまで、前述のようなスキャンダル対応の不備が、嫌悪感を抱く一番の理由となっている。
いうまでもないが、アイドルはファンによってのみ成り立っている。タレントやアーティストにとってもファンは大事だが、嫌われ者でも仕事がきたり、音楽性の追求が優先したりと、必ずしも第一義ではない。
しかしながら、アイドルは応援するファンあってこその存在故に、最も大切に扱い重要視しなければならないのだ。そのための恋愛禁止ルールであり、これを破ることにより、たとえ擬似恋愛であったとしてもファンを裏切ることになってしまう。
一度でもこの禁を犯してしまった者は、誠心誠意ファンに謝罪した上で、直ちにアイドルを辞める必要がある。須藤凛々花の場合では、総選挙を辞退し、謝罪を尽くした上で即引退すべきだった。順番さえも、致命的に間違っていたわけだ。

自身のスキャンダルをネタにしている指原莉乃は到底支持出来ないが、ストイックなまでにアイドルを貫いてきた渡辺麻友はリスペクトしている。今回、二位に終わった彼女は遂に卒業を発表したが…若手がこの体たらくでは、AKBの未来はないと彼女自身が最も感じているに違いない。
総選挙でのこの事件は、今のAKBの体質を象徴している。メンバーの意識然り、運営の姿勢然り、全てにおいて蔓延していると確信するべき。
はっきり言わせてもらいたい。AKBは終わった。完全に終焉を迎えたのだ。がん細胞が全身に転移し、あとはただ死を待つのみ。
余命いくばくもない未来に、果たして何が残せるのか。多分、消えようのない汚点だけだろう。

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2017/06/11

カントリー・ガールズ解体

カントリー・ガールズ

突然にして、わけの分からない移籍・兼任などという発表がなされた、カントリー・ガールズ
嗣永桃子卒業を機に、森戸知沙希梁川奈々美船木結の三人がハロー内の他グループに移籍し、カンガルも一応兼任するという。山木梨沙小関舞の二人は学業優先で、カンガルには残るが限定的な活動のみとなるらしい。
要は、カントリー・ガールズを事実上解体するということなのか!? こういった、いい加減で酷い話をハローで聞くことになろうとは思いもしなかったのだが…。
どこぞのアイドルグループじゃあるまいし、移籍って何なのだ?? 兼任て一体どういうつもりなのか?? そんな中途半端な真似をするくらいなら、いっそ解散した方がまだマシではないか。
アイドルグループというものは、その看板を背負って最後まで人生を賭けるものである。メンバーそれぞれの事情によって、グループ本体の形態が変わるようなことがあってはならない。どうしても避けられない問題が発生した場合には、メンバーがグループを離れるのが通常であって、その逆があってはならないはず。こんなことでは、本末転倒もいいところだ。

今まで、カンガルを応援していたファンはどうなるのだ!? 以前に、アイドルを軽視する若手の問題を取り上げたばかりだが、事務所に至っても、グループを軽視ファンを軽視する姿勢を見せているかのようだ。はっきりいって、呆れてものがいえない。
学業を優先したいとか、他の道に進みたいとか、身勝手な理由でグループを離れるメンバーが後を絶たない現状で、その悪い流れを変えたいという思いから、全く見当違いの暴挙に出てはいないだろうか?
では、同じ理由からモーニング娘。にも同様の処遇が出来るだろうか。出来るわけがない。要するに、事務所はカンガルを見捨てたのだ。
電撃解散となると、森戸を始めとした主力を見殺しにすることになるから、適当な理由付けをして、形だけ残したに過ぎない。山木小関は、ほぼ引退に近い休業に入るので、事実上カンガルは死に体である。見え透いた話というわけだ。

嗣永桃子が、どんな思いでカントリー・ガールズを見つめてきたか。Berryz工房なき後、最前線で若手を引っ張り続け、魂を受け継ぐようにして育て、遂に卒業の決意をした時分には、成長を遂げたであろう後輩達に未来を託したのだ。
この非情なる事実を噛み潰すようなコメントを残していたが、彼女の本心では、湧き上がる悔しさで一杯だったろう。こんな形となって卒業していかねばならないハロプロ最大の功労者に対して、幾分の敬意もないのだろうか。あえて、糞事務所といわせて頂きたい。

アイドルの時代が確実に衰退期に入り、かつて人気を博したグループも次々と没落しつつあるのは否めない。だからといって、最低限守らなければならない約束事があるはず。メインに掲げるイメージを貫くこと、メンバー構成を大幅に変えないこと、そして何より、そのグループの看板を大切にすること。
素人を寄せ集めて阿漕な集金に奔走することが最大の目的なら、何でもアリだろう。しかし、ハロプロは違うはずだ。パフォーマンスに徹したプロ集団であり、彩りある個性と熱い心意気に溢れる、筋金入りのアイドル集団と認識している。
今回の愚策、正直いって落胆を禁じ得ない。もっとストイックに、我が道を往く本来あるべき姿を取り戻して欲しい。カントリー・ガールズの無惨な屍を教訓とし、今一度、反省材料にしてもらいたいと願うばかりである。

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2017/06/02

地下アイドルに必要な信念

です。ラビッツ

メジャーアイドルが伸び悩む中、地下においては相変わらず雑多な様相を呈しているようだ。群雄割拠と呼ぶには非力、極めて印象の薄い存在が多いが、多様性という点で濃密ではあるかも知れない。

一年前にアミューズを契約解除となった、元ソロアイドル武藤彩未。海外留学後の活動は未定のまま、近況が判然としなかったが…先月、動画投稿サイトにて川嶋あいのカバー曲を公開していたらしい。
早速、聴いてみたが…はっきりいって、これといった歌唱力の進歩は感じられなかった。本人は変わらずに歌手への夢を持ち続けているようだが、僕の個人的な見解は一年前と何ら変わりようがなさそうだ。(参照:消えたソロアイドルの夢
やはり、どう贔屓目に見ても、ちょっとカラオケの上手い女の子でしかない。歌というのは歌唱技術はもちろんだが、それ以上に、人の心に訴えかけるものがないといけない。それが、致命的に欠けている。その点は、中元すず香との決定的な差でもある。
以前にも指摘した通り、芸能界の道を模索するなら、歌手に固執するのを止める必要がある。歌手の道は、そんなに甘くはない。ほんの一握りの非凡な才能と実力有する人間が、ようやくメジャーに届くかどうかなのだ。彼女より歌の上手いインディーズ歌手は腐るほどいる。
彼女特有のトーク力を武器とし、様々な仕事に応じる前提のもとに、アミューズに再契約を請う方が良い。さくら学院初代生徒会長としての誉れある存在であったのに、禁忌とされている事実が、現役の後輩に与える悪影響も少しは考えて欲しい。
若い内は夢を追えばいいというが、過去の失敗を繰り返すだけなら、それはただ無謀というしかない。彼女も大人なのだから、良識ある決断を期待したいところだ。

解散かと見せかけて、グループ名を変更しただけのデスラビッツならぬです。ラビッツ。散々ファンをコケにした挙げ句の新曲リリースなわけだが、やはりというか意味不明で困惑を禁じ得ない。
ですまスプリング」というこの曲は、なぜか敬語を奨励するような、ライトなノリが特徴の奇天烈ぶり。一応、デスボイスを加えたベビメタライズな路線のはずが、今回は完全にただのアイドルポップである。
正直いうと、もう少し真剣に曲やMVを作って欲しいなと思ってしまう。歌詞が理解不能なのは良いとしても、一定の路線は守るべきだし、MVではダンスや女の子の可愛さをきちんとアピールするべきだろう。
厚化粧で変な衣装を着せられた女の子が編集されまくってる映像は、見るに堪えないものがある。ラーメンとかどうでもいいから、一旦初心に帰って、方向性を練り直した方が良いのではないか!?
更に、センターのえみ望月愛実)の背が伸び過ぎて、三人のバランスが崩れかけている。そして、かねてより肥満が懸念されていたかりん安井夏鈴)の顔がパンパンになり、劣化の気配が濃厚になる等、ビジュアル面での問題が次々に浮上。
これ以上、安易な暴走を続けるようなら潮時かなと考え始めている。最初に見た時の衝撃と、ときめきが嘘のような思いに駆られることしきり。少なからず残念である。

地下からメジャーデビューに漕ぎ着けた例として、注目に値するグループを最後にひとつだけ。
日本ツインテール協会発のアイドルユニット「まねきケチャ」が今、熱いらしい。地下としては大箱といえるZeppや中野を制覇し、潜在的な人気は群を抜いている模様だ。
メンバー全員が一定以上のビジュアルを保持しており、藤川千愛プロ並みの歌唱力も大いに話題になっている。ちょっと聴いた限りにおいては、先述の武藤彩未のそれを遥かに凌駕している。
近距離視殺の神対応こと松下玲緒菜や、闇属性中川美優など、美形揃いでありながらの個性の強さも魅力だろうか。楽曲も良いものが幾つか見受けられるし、これからの展開次第ではブレイクも有り得るかも。楽しみなグループである。
まねきケチャ

猥雑さを増している地下事情ではあるが、むしろ淘汰が促進されるのを願ってやまない。地下だから雑で良いではなくて、だからこそ路線を踏み外さず信念を持って進んで欲しいし、力なき者は速やかに立ち去って頂きたい。

アイドルという既定路線に乗っかるだけの戯言など要らない。見た目の可愛さ、個性の強さ、そして確かな実力。そのひとつでも欠けている者に、軽々しくアイドルを名乗って欲しくないと常々思うのだ。

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