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2017/05/17

プロ意識の欠ける兆候

モーニング娘。'17

モーニング娘。'17のコンサートツアーが、メンバーの体調不良により中止になったそうだ。譜久村聖小田さくらに続き、工藤遥までが、インフルエンザと見られる症状で欠席し、遂には公演中止になってしまったとか。
ファンからは体調を気遣う温かな声が寄せられていたが、少々甘いのではなかろうか? いうまでもなく、プロとして体調管理は自己管理の基本であって、肥満の問題など体型維持の面も含めて、最低限万全を期すべき重要課題である。
殊に、ハロプロのようにパフォーマンス重視のコンサートにおいては、極めて質の高い内容が求められるし、チケット相場もアイドルとは思えないほどに高額である。いわば、アイドルの枠を超越したステージを、それなりの対価を支払って見に行くわけなのだ。
無論、ここまでいくと本人らが楽しむというより、全てにおいてファンを最優先しなければならない心構えが絶対的に必要になってくる。
そこで、今回のような体たらくでは、とてもプロと呼べるような代物ではなく、どこかの口パク素人集団と何ら変わらなくなってしまうだろう。非常に残念な思いで一杯である。
特に、リーダーである譜久村聖が真っ先に欠席するとは、一体どういうことなのか!? 絶対的エース不在相次ぐメンバー離脱などでモーニング娘。が危機に瀕しているという自覚が果たしてあるのかどうか、甚だ疑問に感じてしまう。
(参照:相次ぐ主要メンバー離脱
今、本当に危機感をもって必死にやらなければ、偉大な先輩方が築き上げた歴史に泥を塗ることになり兼ねない。そういった強い意識を、メンバー一人一人が肝に銘じてもらわねば困る。
モーニング娘。の没落は、イコール、ハロプロそのものを沈没させてしまうことに他ならないのだから。

さて、本体が弛んだ様を曝している以上、若手グループは相当に気概をもって励まなければいけないわけだが…。
かつてレコ大など経て、ハロプロ若手最有力の呼び声高かったこぶしファクトリーにおいて、サブリーダーの藤井梨央が学業に専念するのを理由に、夏ツアーをもって卒業することが発表された。
教師、保育士を目指すためだとか。やれ留学するためだの、介護士になるためだの、女優になるためだの、本当いい加減にして欲しいんだが。アイドルは腰掛けなのか、踏み台なのか、はたまた、ただのお稽古事や部活感覚なのか、はっきりしてもらいたい。
彼女の場合、研修生で四年間も修行を積んで、ようやく念願のメジャーデビューまで果たしたのに、たった二年で辞めてしまうのか? ユニット入りをした時に、あんなに喜んでいたことを、もう忘れてしまったのか? 飽きたから辞めると思われても仕方ないではないか。
はっきりいえば教職だろうと何だろうと、齢をとってから、その気になれば幾らでもやれる。だが、アイドルは今しか出来ないのだ。
同じ教職の道を志した嗣永桃子は、学業と両立し、十年以上アイドルを貫き通した上に、教員免許まで取得している。立派な先輩から何ひとつ学んでいないのが明らかになって、本当に悲しいやら情けないやら複雑な心境に陥ってしまった。

ハロー!プロジェクトにおける、徹底したパフォーマンスへの拘り。それはいつしか、確固たるプロ意識に満ち溢れた、アイドルを越える一流の存在として認知され、同世代の女性や世界中のファンをも魅了し、多大な影響力を及ぼしたといって差し支えない。
しかし度重なる世代交代を経て、大事な何かが欠落しつつある。若い世代に蔓延するアイドル軽視の風潮、基本を疎かにすることでファンの期待を裏切る慢心の最たるもの。
そう、要はプロ意識の欠如そのものである。

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コメント

こんにちは。
全くその通りです。
正直、工藤→藤井の卒業には何か・・・不満というか憤りに近いものを覚えてます。
正直、本人達の人生なのでそれをとやかく言う資格は無いですが、もし自分が「この子なら」と信じて応援してきた子がこーいう事態になったらどうだろうと考えた時に怒りと同時に虚しさを感じます。
2人とも研修生時代からそれなりに苦労して(と言っても2人ともデビューは早かった方ですが)本当のアイドルになるスタート地点に立ったのに。
別の夢を追いかけるとか・・・アイドルは夢じゃなかったんですか?だったら何でハロプロに入ったんですか?って聞きたいです。
自分は何度も転職してるし、キャリアも積めてないダメ人間だけど、別に誰かに憧れたり目標にされたり、希望を与えるような存在じゃないからどーでもいいけど、彼女達は違うでしょ?正直あの子達の夢に自分の何かしらを重ねて「頑張って」って応援してきた人達をどう思ってるんですかね?本人達の問題も大きいですが、こうも続けば事務所や業界自体の問題とも言えると思います。アイドルをただお金を産む存在だとしか思っていなく、変わりはいくらでもいるくらいの存在にしか思っていない雰囲気。また昭和のアイドルとは性質の違う多忙さも彼女達の精神をすり減らしてる気がします。無駄なメディア露出・ブログ等のメディアの負担・握手会イベント等の過多。
正直、これが辞めそうな子だったら「あぁやっぱりね」って軽く思えるんですが工藤も藤井もそれなりの子でしたし、そこが崩れると自分の好きな子も突然辞めたりするんじゃないかって疑心暗鬼になります。
フクちゃんに関して・・・僕はどーも信用してません。ハロプロ愛は確かなモノでしょうが鞘師が病んだ時に助けれらず、香音も卒業と同期2人が次々にいなくなったことには何か問題を感じます。
℃-ute がいなくなったあとに統括していかなきゃいけない立場になるんでしょうが正直あの子にその器は無いような気が。
長々と失礼しました。

投稿: 館の主 | 2017/05/17 20:40

アイドルを軽視といいますか、一般職の夢がそれに勝ってしまう感覚がよく分からないです。
大手のメジャーアイドルになれる人は、ほんのひと握りであるにも拘らず、そのチャンスを簡単に捨て去ることの出来る理由。
全くもって、僕には理解不能ですね。

くどぅーは、ある程度の年数、主力で頑張ってくれたので、許せる部分もあるのですけど…藤井さんは、まだこれからでしょう?? 教職だか何だか知りませんが、嫌になって辞めるという風にしか受け取れませんよ。本当に、がっかりです。
こぶしのみならず、他の若手への悪影響が心配ですね。嫌になったら辞めればいいんだ、適当なそれらしいこといえば問題ないんだ、と。
これでは、真剣にアイドルに向き合おうなんて考える子は居なくなってしまいます。
もう少し、きちんとした自覚のある子、プロ意識の持てる子を、研修生時代から重視して頂きたいなと改めて思いました。

投稿: santa | 2017/05/18 21:24

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