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2016/12/21

新鮮さがもたらす力

加賀楓、横山玲奈

最近においては、特にアイドルに関しての興味関心が大幅に薄れつつあると感じている。いわば、心を揺り動かす特別な存在が居ないこと、そして、極めて保守的で安易な手法により手軽に売り出そうとする風潮が見られることにも起因している。

モーニング娘。'16の新メンバーオーデが例によって難航していたが、このほどようやく決定した模様だ。13期新メンバーは一般からの選出を断念し、結局のところ研修生から横山玲奈加賀楓が選ばれた。
横山玲奈は研修生歴が短く全くの未知数だが、愛嬌ありげな雰囲気が好印象ではあるものの、二の腕が太いのに若干萎えてしまった。加賀楓はキャリアと実力は十分と認めるが、見た目の地味さもあってモーニング娘。としては華がなく役者不足な感が否めない。
いずれにせよ、ほとんど印象の残らない新メンバー選出だったといわざるを得ない。極めて無難であり、意図も目的も汲み取れなかった。
道重さゆみを始めとした主要メンバー離脱以降、煮え切らないモーニング娘。において、最も重要なのは鮮烈な印象を与えるフレッシュな人材を補強することである。それには、一般から手垢の付いていない純天然素材を見付け出し、グループの印象を一新することが急務となる。
近年において、一般からのオーデ参加者が不作なのは分かるが、研修生でお茶を濁すようなら、加入を見送る方が良いと思う。例えば、12期尾形春水などはモー娘。のカラーになく新鮮で、次第に良い味を出しつつある。研修生も悪くはないが、今の現状を考えれば一般から新たなエキスを注入することを優先した方が、より良いのは間違いないだろう。
もう少し現状を深刻に受け止め、更なる新しい人材発掘に力を注ぐべきだと強く感じている。

一方、もはやアイドルとは呼べないレベルの海外での活躍により、外タレ感が凄まじいBABYMETALレッチリUKツアーが無事終了。前座というには見合わない反響と集客力を見せつけ、レッチリとのコラボまで果たしている。
ツアー最終日では、なんとメンバーのチャド・スミスが白塗りをし、BABYMETALのステージに登場。SU-METAL中元すず香)のバースデイサプライズを敢行するという、とんでもない展開に発展していたようだ。
レッチリに誕生日を祝ってもらう十代の女の子とか、前代未聞も甚だしい。日本国内での紅白出場だの、裏金にまみれたレコ大だの、馬鹿馬鹿しくて比較にならないほどの栄誉を与えられてはいないか。仰天の珍事である。
BABYMETALは引き続き、メタルゴッドであるメタリカのライブにも、サポートアクトとしての出演が決まっている。レッチリガンズメタリカと、矢継ぎ早に奇跡の共演を果たそうとしているが、こんな日本のバンドなど過去に存在もしていない。
アイドルに対する熱が冷めがちであっても、ベビメタのような異色なアーティストについては興味が尽きないのが正直な心境でもある。
バースデイサプライズ

アイドルの時代の終焉を感じ始めて久しいが、それでもなお、大手を中心としたグループの存続により、この固有の文化が完全に廃れることはないだろう。しかしながら、言い知れない物足りなさと退屈さに苛まれることは、もはや日常と化してきている。

停滞する現状を打ち破るほどの、才能と輝きに満ちた稀有な存在の出現が待ち望まれる。それはいうまでもなく、一点の穢れもなく清楚であり、可能性を内に秘めた新鮮味を帯びて、なおかつ完全無欠の美少女でなければならないのだ。

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2016/12/07

才能ある少女の未来

Loudwire Music Awards

BABYMETALの、レッチリUKツアーが始まったようだ。サポートアクトとしては異例なまでの動員を記録し、申し分ないスタートを切った模様である。
一方では、国内歌番組で最も権威あるとされる紅白に落選し、なぜかナチス騒動の欅坂46が初出場を決めるという、なんとも訳の分からない冷遇を受けている。
出演が確実視されていただけに、各種メディアではアミューズ枠がどうのとか言われているが…レッチリのサポートでO2のステージに立っている時点で、全く次元の違う話であると思う。今年なかったということは恐らく今後の紅白出場はないのであろうが、BABYMETALにとってみれば最早、何ら関係のない話なのだろう。
同様に、ガンズ・アンド・ローゼズ日本公演のサポートアクトにも抜擢されている。世界的な大物ミュージシャンらが、BABYMETALの勢いと存在感を無視出来ない表れといえるのかも知れない。

さて、ここでSU-METAL中元すず香)について少し言及してみたいのだが…知っての通り、靴を左右逆に履くデロリアン発言ライブ会場で迷子になりかける等々、さくら時代からの弩級の天然気質は有名だ。にもかかわらず、ステージ上での堂々とした振る舞い、強心臓ぶりは、まさに女王と呼ぶに相応しい威厳すら漂わせる。圧倒的な歌唱力も魅力のひとつだろう。
このほど、Loudwireにおける今年のロック女王を決めるアワードに、SU-METALがノミネートされている。この強烈な並びの中央に、場違い感甚だしいSUの写真が…。とにかく、もの凄い絵面である。
現在のところ、ぶっちぎりでSU-METALが首位独走している状況らしい。日本人ファンによる大量投票が噂されているが根拠はなく、実際の注目度、人気による推移と思われる。
生粋のドルヲタである僕でさえ、SUのソロ曲「紅月」や「蒼星」を聴くと、背筋がゾクゾクする感覚に襲われる。ベビメタをコミックバンドと安く見て食わず嫌いしている方々は、是非、これらの曲を聴いてみて欲しい。彼女のずば抜けた声量と、卓越したカリスマ性に胸打たれること請け合いだ。

こうした、BABYMETALに強い影響を受けていると思われる異色の地下アイドルデスラビッツが予告していた解散を撤回?した。
やはり、単なる部長の悪ふざけか。グループ名を「です。ラビッツ」と改名し、これまで通り活動を続けるとのこと。来年夏にはアジア進出も計画しているらしく、海外の反応という面で楽しみではある。
このです。ラビ、新曲に「Anger」というのを出しているが、BABYMETALの「Sis.Anger」というゆいもあのソロ曲に強い影響を受けているのは明らかだ。作りからして本格派のベビメタとは比べ物にならないが、良い意味で模倣して、追従していって欲しいグループだといえる。
です。ラビッツ

国内、海外問わず、人気の源となるのは確かな実力が備わっているかということにかかっている。歌唱力、ダンス共にBABYMETALは高いレベルを維持しているからこそ、今日の名声と評価を得ているのは言うまでもないこと。どこぞのお笑い芸人が、リズム芸で一発当てるのとは訳が違うのだ。

絶頂期の解散で、山口百恵のような伝説を作るのが最善と考えていた。しかしながら、BABYMETALを最後まで見届けたい気持ちが込み上げてきたのも、また事実。
更なる大きな夢を見せてくれるなら、親愛なる少女達に全ての成り行きを任せてみたい。そんな気にさせるほど、素晴らしい才能有するグループであると、つくづく感じている。

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