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2016/09/30

拡大解釈による暴走

小学生の女児に露出の多い水着を着せたDVDを製造・販売したとして、関係者数名が検挙されたとの報道を耳にした。
このDVDはモザイク処理されていたが、パッケージに見覚えがあり、女の子の名前や作品名などすぐに特定することが出来た。購入したわけではないので詳しくは分からないが…かなり生地面積の小さい水着による大胆なポージング、下着を連想させる擬似パンチラなどを含んだ内容らしく、いわゆる「着エロ」と呼ばれるものに限りなく近いといえるようだ。

ただ、問題とするべきは、あくまで水着を着用しただけのイメージビデオを児童ポルノと断定し、逮捕にまで踏み切った点である。
いうまでもなく、児童ポルノ禁止法が、法律として極めて不完全なまま施行されているのは周知の事実だ。児童ポルノをはっきりと定義付けすることなく、衣服の一部を着用しない云々、性的に刺激するもの云々といった風に曖昧な表現に止まっている。
衣服の一部というのが水着を意味するのか何なのか、無論、性的に刺激を受けるのは人それぞれであり、千差万別であるのも当然の話であって、まるで不明確なのだ。
つまり、恣意的に拡大解釈することによって、どんな事案であれ検挙出来てしまう危険な状態にあるといっていい。例えば、水着どころか上着一枚脱いだだけで児童ポルノと認めることも出来るし、服を着ていても胸の大きい子は強調されたとして、取り締まる側の主観ひとつで逮捕拘束出来てしまう。もう無茶苦茶である。
児童の裸以外を取り締まりの対象とするなら、明確な定義付けが不可欠だ。水着の形状を特定した上で指定する下着を想起させる類いのシチュエーションポージングやカメラアングルに至る全てを、こと細かに定義されていなければならない。
もし、それが出来ないのであれば、明らかな児童の裸のみをポルノと認定するより他はない。今回の報道で知った一連の事案は、法的解釈を逸脱したやり方であり、明らかに暴走だといわざるを得ないだろう。

そもそも、水着をポルノと認めること自体おかしい。水着がポルノなら、学校の水泳の授業はポルノを奨励しているようなものだし、小中学生の水泳大会は児童ポルノ大会ということになる。
小学生の水着が問題視される風潮もあるが、なにも今に始まったことではない。あくまで芸能活動の一環としての写真集やイメージビデオならば、何十年も前から当たり前にリリースされ続けている。
それどころか十数年前には、子供の裸がドラマやCMを通じてお茶の間に流されていた。芸術としても扱われ、それこそ小学生だろうと幼女だろうと、様々なヌード写真集が溢れていた時代があったのだ。
当時は、それが健全なものであり、嫌らしいと考える方がおかしいと思われた。それが、欧米の規制強化の波に呑まれるようにして倣い、本来必要ではない規制を強めたわけだが、果たしてその成果は挙がっているのだろうか?
はっきりいって、何の結果も出せていない。規制前と後を比べても、性犯罪等の発生件数はほぼ横ばい、児童虐待の件数に関しては増加傾向にあるとまで聞いている。それでも、規制の厳しい欧米諸国に比べれば、日本は圧倒的に少ない。要するに、全く必要のない規制強化だったということが明白なのである。

子供を守るのであれば、昔からあった地域による見守りの体制を最優先にするべきだろう。
昨今は声かけ事案等で、挨拶したり道を尋ねたりしただけで通報されるご時勢である。これでは、誰も子供に関わりを持とうとは思わないし、何か危険を察知していても、見て見ぬふりをするに違いない。(参照:束縛された世界の行く末
いたずらに規制を強め、他人を信用せず不審がるだけでは、犯罪の抑制どころか、それを助長し兼ねない悪循環に陥るかも知れない。

僕は決して児童ポルノの規制に反対しているわけではなく、適切な解釈に基づく「着エロ」を始めとした行き過ぎた水着の規制には賛成する立場だ。ただ、今の法規制の状態があまりに酷く、現行の児童ポルノ禁止法には法改正が必要だし、それが出来ないのならば廃止にするべきだと考えている。
少なくとも、極めて健全な内容である水着イメージビデオ等が規制されることがあってはならない。あくまでも少女ならではの爽やかで純粋な魅力、それを演出する重要な一面を担っているのが水着であり、芸能の世界でアピールするには決して欠かせない。
一方的な解釈による抑圧は、適正な規制とは程遠いものであり、むしろ逆効果になり得るということを知って頂きたい。その点を、殊更に強く意識するべきだと思う。

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2016/09/21

BABYMETALに思う最良の選択

BABYMETAL

BABYMETALワールドツアーの締め括り、東京ドーム公演が幕を閉じた模様だ。
勢いのあるBABYMETALであっても、ドーム2DAYSは動員に苦しんだらしく、二日目平日のチケットは最後までなかなか捌けなかった。
それでも結局は、延べ11万人を動員し、初のドーム公演は大成功に終わったといえる。これは以前の武道館と同様の、センターステージに花道という設定であり、一切の誤魔化しが利かない動員数であるのは間違いない。二階席に至るまで、ぎっしりと満員である。

その内容はというと、曲の被りなしで、全く違うセトリを二日連続といった一風変わったものである。そのせいか13曲という、大規模なドーム公演にしては、あまりにも少ない曲数に終始した。時間的にも、一時間半足らず。やや物足りないという声も、一部で聞かれた。
しかし、大半は絶賛する感想が占めているようだ。詳しくは分からないが、立体的なステージ演出を駆使した舞台効果が圧巻であったらしい。そして、進化を続けるメンバーのパフォーマンスもあって、曲数の少なさは気にならなかったのかも知れない。
それから、巷で囁かれていた二日目ラストのサプライズ発表。大物バンドとの共演が予定されていたので、電撃解散はないとされていたが…実際のところは、ライブ・ビューイングの告知のみという、ある意味驚きのサプライズなしであった。
まあ別に、何らかの大ニュースを期待していたわけではないが、度肝を抜くような話題がなかったのは少し拍子抜けではあった。

さて、今後の予定としては、年末のいわゆる「レッチリ」のサポートアクトのみということか。
改めて申し上げたいが、音楽に疎い僕でさえ、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」の名前くらいは知っている。その超大物バンドのUKツアーに帯同し、サポートを務めるなんて夢のような話だったろう。
相も変わらず国内で報道されてもいないが、今回のドーム公演の成功により注目度は増したかも知れない。来年以降の展開をどうしていくか意見が分かれるところだが、個人的には考え方が変わることはありそうにない。

僕としては、来年辺りでBABYMETALは解散するべきと思っている。国内でこれ以上にない、ドームを埋めた実績を手にした今、まさに頂点を制したといっても過言ではあるまい。
海外では言うに及ばず、数々の歴史的快挙を達成してきている。この駆け上がった勢いそのまま、幻のように散るのが、らしい終わり方であろう。このまま続けていくことによって、本来のカワイイメタルの本筋から、どんどん逸れていき兼ねないというのもある。
或いは、現在の厳しいメディア露出制限を継続することによって、国内における更なるブレイクは望むべくもない。海外、特に世界最大の音楽市場であるアメリカを視野に入れるとしても、さすがにそんなに甘いものでもなかろう。
いくら海外ツアーを続行したところで、ゆいもあが20歳を越える頃には、単なる女性ダンスユニットとして認知され、オリジナリティは大きく損なわれるに違いない。故に、絶頂期に終わるのが最良の選択なのだ。
満員の東京ドーム

来年の海外ツアーをやるとしても控えめに抑え、十分に充電期間を確保した上で、国内海外それぞれで大箱のラストライブを行い有終の美を飾る。こんな流れが、恐らくベストだろうと思う。

BABYMETALは確実に日本の、いや世界の音楽史に刻まれ、ある種の伝説として語り継がれる。そのための流れ、事の成り行きが何より大切なのであり、商業主義に身を任せたかの使い潰しなど決してあってはならないと強く感じている。

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2016/09/09

子役界 不毛の時代

大里菜桜

一部の突出した才能有する有名子役がもてはやされる、現代の子役事情。それは、芦田愛菜であったり、鈴木梨央であったりしたわけだが…当然のこと、その優先順位が美少女性ではなく、優れた演技力のみにあるという点は、強いて僕にとっては問題である。
いわゆる、不毛の時代と呼ぶべきか。もちろん、演技力は重要ではあるが、ひと目で人心を惹きつける高い次元の美少女性も、決して軽んじるべき要素ではないはず。
今後の有望株としては、個人的には篠川桃音森萌々穂さくら学院)などの名前が挙げられるが、これらが国民的と形容されるほどの人気を得られるかは疑問である。
演技の才能に恵まれた美少女」という、最も待ち望まれる新星を探る意味においても、新旧子役の現在を今一度おさらいしておきたい。

かつて話題になったことのある美少女子役らも、いつの間に成長し、別人のように変貌していることもしばしば。
相葉雅紀と共演したドラマが話題になった、石井萌々果。13歳にして妙に大人びた風貌になってしまい、劣化とまでは言わないが、著しくバランスが崩壊。幼少期の可愛さが段違いだったのもあり、落差は大きく感じてしまった。
ドラマで見かけて以来、虜になった池間夏海だが…沖縄のダンスユニットに入れ込むあまり、真っ黒に日焼けし、筋肉質な感じさえ帯びてきてしまい、とりわけ残念に思った。飛び抜けた美少女だっただけに、実に悲しい成り行きだ。
ふじっ子煮CMが印象深かった松浦愛弓も、もう15歳。人懐こい愛らしさに溢れていたが、やはり丸顔は危ういらしく、思春期を経て肥ってしまったようだ。肥満劣化は厳しいが、声優業に本格移行するのであれば、影響は少ないのかも知れない。

今となっては非常に稀となってしまった、美少女性に優れた新進気鋭の現役子役。ひとりだけ、ちょっと凄い子を見つけてしまった。
地方CMに複数出演、モデルの仕事もこなしている大里菜桜という子。瞳のパッチリした端正な容貌は、幼いながらも眩いばかりの特筆すべき美少女ぶりである。
この子、なぜか英語で自己紹介する動画もあったりと、異色の才能まで持ち合わせる。ほぼネイティブと見紛うかの英語力で、初見では思いがけず仰天してしまった。
実際の演技力の方は未知数だが、こういった素晴らしい美少女こそが、日本の子役界を牽引していって欲しいと心より思うのだ。

その他、気になったものとして挙げるなら…確かな演技力が評価されている、桜田ひよりの写真集だろうか。子役ながらグラドルばりの水着を披露し、大いに話題になっているらしい。
そして、ここのところ目立たなかった渡邉このみが、NHK朝の連ドラで主演とか。若干、顔がふっくらした印象があるが、まだまだその可愛さは健在。これを弾みに活躍して欲しい、子役の一人である。
桜田ひより

子役に求められるのは、あくまで演技力。そして、大人の使い勝手の良い年齢不相応な対応力と、完璧なまでの言葉遣いや礼儀作法
そうした理屈は十分に理解しているつもりだが…心を掴まれるかの美少女子役に出逢えない苦悩が、最早、当たり前の日常になっているのは何とも物悲しい。

新しい時代を形作る原石こそ、大前提として、群を抜く美少女であって欲しい。そんな願いを胸に、才能ある優れた子役が続々と生まれる未来を夢想していきたい。

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2016/09/02

デスラビッツの行く末

デスラビッツ

地下アイドルの中で異彩を放ち、個人的にも唯一注目しているグループであるデスラビッツ。このほど、解散を示唆するかの発表を、公式HP上に掲載した。
謝罪文」という形で発表した内容は…神崎部長のラーメン作り過ぎによる財政難での解雇処分、それに伴い、連帯責任としてデスラビッツを解散する?といった、意味の分からないものであった。
正直、本気なのかネタなのか、よく分からないのだが…とりあえず僕としては、解散して欲しくはない。デスラビは一切、一般受けは想定していない潔さと、完全に独特な世界観を持っていて、良くも悪くも面白く感じている。
メンバーの絶妙なバランス感、メインボーカルえみの将来性ある歌唱力など、部長の異様な存在感以上のアイドルらしい魅力も、うまく加味されていると思う。ここで終わるとなると、かなり消化不良な感が否めないだろう。

実際に解散するとしたら、何だかんだ、要は売れなかったからというしかない。一般受けを考えていない以上、国内での人気上昇は到底望めず、あるとしたら海外での話題性に尽きる。
しかしながら、LADYBABYなどを見ても、あれだけの海外反響を呼びながらも活動休止。その後、最もキモであったレディビアードが脱退し、再始動したと聞いているが、あれでは何の特徴も失くしてしまい全く意味はないに違いない。
このように海外展開の難しさはあれど、国内で小規模ライブをいくら続けていても、何かしらの展望が開けるわけではない。
つまり、デスラビが生き残る道は海外戦略に他ならないわけだが、事務所の体力がなさ過ぎて、未だに海外進出を果たせていないのが実情だ。先だってのJapan Expo出場を賭けたトーナメントで優勝していれば、また旗色も変わっていたのかも知れないが…。

BABYMETALの二番煎じと受け取られがちだろうが、よりポップで見た目のインパクトに長けるデスラビは、意外に海外で受ける気がしないでもない。ただ、現時点でMV再生回数が高騰したり、海外の音楽サイト等で取り上げられたりするような、何らかの兆候は見られず、弱小事務所としては博打は打てないということなのか。
Japan Expo、フランスでの海外デビューという足がかりを失ったのは、やはり大きく、どうにも突破口を見い出せないように思える。
例えば、もっと近場の、アジア圏でのアニメフェスなどに呼ばれる程度の海外知名度が付けば、良いきっかけになるはず。BABYMETALも、最初はシンガポールのアニメフェスだったのだし。

いずれにせよ、ここで解散するとしたら夢半ば、志し半ばという感じで、これまで頑張ってきた女の子達も可哀相である。
これが単なる部長のいつもの悪ふざけ、お戯れであれば、これ幸い。もっと、エキセントリックかつ奇天烈極まりない創造力で、果敢にチャレンジして欲しい。そして、いつかはベビメタ夢の共演といこうではないか。
デスラビッツの未知なる可能性は、まだまだ潰えてはいない。そう強く信じたいものである。

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