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2016/09/21

BABYMETALに思う最良の選択

BABYMETAL

BABYMETALワールドツアーの締め括り、東京ドーム公演が幕を閉じた模様だ。
勢いのあるBABYMETALであっても、ドーム2DAYSは動員に苦しんだらしく、二日目平日のチケットは最後までなかなか捌けなかった。
それでも結局は、延べ11万人を動員し、初のドーム公演は大成功に終わったといえる。これは以前の武道館と同様の、センターステージに花道という設定であり、一切の誤魔化しが利かない動員数であるのは間違いない。二階席に至るまで、ぎっしりと満員である。

その内容はというと、曲の被りなしで、全く違うセトリを二日連続といった一風変わったものである。そのせいか13曲という、大規模なドーム公演にしては、あまりにも少ない曲数に終始した。時間的にも、一時間半足らず。やや物足りないという声も、一部で聞かれた。
しかし、大半は絶賛する感想が占めているようだ。詳しくは分からないが、立体的なステージ演出を駆使した舞台効果が圧巻であったらしい。そして、進化を続けるメンバーのパフォーマンスもあって、曲数の少なさは気にならなかったのかも知れない。
それから、巷で囁かれていた二日目ラストのサプライズ発表。大物バンドとの共演が予定されていたので、電撃解散はないとされていたが…実際のところは、ライブ・ビューイングの告知のみという、ある意味驚きのサプライズなしであった。
まあ別に、何らかの大ニュースを期待していたわけではないが、度肝を抜くような話題がなかったのは少し拍子抜けではあった。

さて、今後の予定としては、年末のいわゆる「レッチリ」のサポートアクトのみということか。
改めて申し上げたいが、音楽に疎い僕でさえ、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」の名前くらいは知っている。その超大物バンドのUKツアーに帯同し、サポートを務めるなんて夢のような話だったろう。
相も変わらず国内で報道されてもいないが、今回のドーム公演の成功により注目度は増したかも知れない。来年以降の展開をどうしていくか意見が分かれるところだが、個人的には考え方が変わることはありそうにない。

僕としては、来年辺りでBABYMETALは解散するべきと思っている。国内でこれ以上にない、ドームを埋めた実績を手にした今、まさに頂点を制したといっても過言ではあるまい。
海外では言うに及ばず、数々の歴史的快挙を達成してきている。この駆け上がった勢いそのまま、幻のように散るのが、らしい終わり方であろう。このまま続けていくことによって、本来のカワイイメタルの本筋から、どんどん逸れていき兼ねないというのもある。
或いは、現在の厳しいメディア露出制限を継続することによって、国内における更なるブレイクは望むべくもない。海外、特に世界最大の音楽市場であるアメリカを視野に入れるとしても、さすがにそんなに甘いものでもなかろう。
いくら海外ツアーを続行したところで、ゆいもあが20歳を越える頃には、単なる女性ダンスユニットとして認知され、オリジナリティは大きく損なわれるに違いない。故に、絶頂期に終わるのが最良の選択なのだ。
満員の東京ドーム

来年の海外ツアーをやるとしても控えめに抑え、十分に充電期間を確保した上で、国内海外それぞれで大箱のラストライブを行い有終の美を飾る。こんな流れが、恐らくベストだろうと思う。

BABYMETALは確実に日本の、いや世界の音楽史に刻まれ、ある種の伝説として語り継がれる。そのための流れ、事の成り行きが何より大切なのであり、商業主義に身を任せたかの使い潰しなど決してあってはならないと強く感じている。

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