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2016/07/06

美少女と云う奇跡

山田杏奈鬱蒼と茂る草花を覆う辺り一面が花だったなら、それはただ花畑でしかない。誰にも知られぬよう、密やかに咲き佇むのであれば、それは淑やかな美に縁取られた一輪の花である。
思い返すたびに、さざ波のように引いては返す記憶の海原にて。どこまで遡ろうとも、ぼんやりと浮かんでは消える少女美の断片を、何かに憑かれたようにして拾い集めてきた。
それは決して現実には存在し得ない希少さをもって、常しえの闇に紛れてしまう。もしほんの一瞬でも指先で触れられたなら、脆弱なこの心は粉々に砕けてしまうだろう。そして、突如として夜明けが訪れたかのように、世界は変わってしまうだろう。
どんなに求めようとも、遠く霞んでゆく情景。もう出逢えないのか。

正統派」という言葉を持ち出した時、人からまやかしだと揶揄されるかも知れない。僕は、この一途なまでに真っ直ぐに投げかけてくる気持ちの強さ、それと共に、高い水準に達した少女美を湛えている存在を、一人だけ知っている。

山田杏奈。ひと言でいえば、素晴らしい美少女である。
2011年の、ちゃおガールグランプリから芸能界入り。キッズモデルが主たる活動だったが、「城とドラゴン」や「キットカット」のCM等で話題になり、存在感を遺憾なく発揮した。
最近ではドラマ「刑事のまなざし」にレギュラー出演し、映画出演も果たすなど、女優としての活動も盛んになってきている。

僕が最も評価している点は、その正統派美少女ぶりだ。非常に爽やかで清楚な雰囲気ながら、瞳の強さから、芯の通った少女らしからぬ強かさも感じさせる。このいわば、強い印象と真っ直ぐな力強さを湛えている美少女が極めて稀であり、紛うことなき正統派の佇まいを宿しているといって間違いはない。
以前にも、彼女の正統派としての資質を綴ったことがある。その中で、アイドルとしての道のりを見られなかった無念さを記したが…今改めて考えると、女優を志すのなら、むしろこれで良かったのかも知れない。(参照:蘇る正統派の記憶
アイドル、つまりさくら学院なわけだが、初代生徒会長や卒業生が次々に契約を切られたりと、現状での待遇は悪化の一途を辿っている。
ちゃおガールで一緒だったメンバーも多数いるが、卒業と同時に切られる公算が大きいのではないか? そんな事態に陥るよりは、地道に女優を目指して活動していった方が遥かに良い。さくら学院の今後は、いずれにせよ不安である。
それはともかく、このほど、とあるガールズ情報サイトのインタビューにて最新の彼女を目にして、大変な感銘を受けた次第だ。
15歳という少女美絶頂期を迎え、眩しいばかりのピュアさに心打たれる。仕事と勉強をきちんと両立させる真面目な性格、どちらかというと控えめな優等生タイプなど、内面においても琴線に触れる部分が多々見られた。
願わくば、現代のアイドル界に、こうした純正統派の美少女が現れれば、さぞ福音となっただろうに…。
キットカットCM

世界の終わり。見ることも聞くことも叶わない漆黒の闇に落ちたとしても、どこかで感じている。確かに心に響いた感触を覚えている。
胸を焦がした明瞭な輪郭と、全てを洗い流した瑞々しい清涼感。正統派の名のもとに、記憶の片隅にしかと刻まれたはず。

何もかも忘れ去り、夜明けのない深い眠りに呑まれる時、ただ闇雲に温もりを求め僕は手探りをするだろう。
ふと手に触れた、かけがえのない色褪せた記憶の欠片。そう、それが美少女と云う奇跡

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