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2016/07/02

再編成すべき契機

千葉恵里

今更いうまでもないことだが、僕はAKB48が、この上なく嫌いだ。勘違いしてもらったら困るが、AKBの握手会重視のプロモーションや、誰でも簡単に踊れる稚拙なダンスパフォーマンスの所為ではない。
やや搾取し過ぎではあるものの、触れ合いや、コミュニケーションに重きを置いた戦略も悪くはない。全てのアイドルが、ハロプロのような本格パフォーマンスを心掛ける必要はなく、聞こえは悪いが「お遊戯」でも何ら問題はないだろう。
最もあってはならないのは、ファンを裏切る行為。いわば、スキャンダル肥満という絶対的禁忌である。あろうことかAKBに至っては、特にこのスキャンダルを放置し、謝罪も処分もせず無かったことにするという、無茶苦茶な対応を幾つも重ねてきた経緯がある。
これは、アイドルとして全くもって有り得ない話であり、致命的なレベルで嫌悪感を深くしてしまったということが出来る。

現在のところ、AKB48の勢いは大幅に衰えつつあるのは間違いない。知名度のある顔触れが次々に卒業発表し、高橋みなみ無き後、新たな総監督となった横山由依は、明らかなインパクト不足。若手主体で層が薄くなり、空洞化が進行している状況だ。
とはいっても、有望な若手が居ないわけではない。ドラフトやら何やらで未熟な子を担ぎ上げ、無理に即戦力として酷使しているようにも思える。ハロプロのように研修生で鍛え上げ、過酷な競争で切磋琢磨させる仕組み、もしくは構想が元々存在しないようである。
そういった意味で、AKBでは少々もったいないとも感じ得る、若手の逸材を少しだけ取り上げてみたい。

僕が最も独特なオーラ、不思議な雰囲気を感じるのが、研究生の千葉恵里(えりい)である。弱冠12歳だが、料理もこなすしっかり者の長女で、見た目より芯が強いのかも。
幼く華奢な身体つきと、パッチリした目元の力強さが殊更に印象深い。良い意味での「クソガキ感」が秀でていて、キャラクターも立ちそうだ。じっくり育てれば、大化けすること間違いなしといった未知の原石そのものであるといえよう。

とりわけ有望株が揃っているかに見えるチーム8ではあるが、個人的に注目なのは小栗有以中野郁海だろうか。
小栗有以はアイドル性が高い天然娘で、正統派路線の本命になり得る逸材。中野郁海は、めちゃイケで号泣したのが印象に残る豊かな感受性と、スリムな肢体が魅力的だ。
感受性といえば、HKT48荒巻美咲が素朴ながらキラリと光る。「さしのうどん」で全く喋れず、どういうわけか泣き出した場面が思い出深い。あれから急速に成長し、正規メンバー昇格を果たしている。
あまりにも天然素材過ぎた感があったろうが、あの純真さは忘れないでいて欲しい。
小栗有以

緩やかに崩れゆく、AKB48鉄壁であったはずの牙城。なんの色にも染められていない若手の集合体となったのであれば、いっそのこと、全てをリセットして再編成して頂きたい。

アイドルの原則をしっかりと踏まえた上で、無用なスキャンダルに対し断固たる措置を講じていた初期の時代へと。ファンを最優先する本来のアイドルの姿を、今こそ取り戻す契機にして欲しいのだ。

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