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2016/06/12

大荒れの欧州ツアー

Kerrang! Awards 2016

BABYMETAL欧州ツアーが無事終了した。もう何度もツアーを重ねているヨーロッパだが…今回は、やけに荒れ模様だった気がする。
スイスワンマンに始まり、オーストリアオランダのフェスを転戦。いずれも盛況で、昨年に続いてのオーストリアでは、巨大スクリーンに例によってYUIMETAL水野由結)ばかりが抜かれ、さながらゆいちゃん祭りの様相を呈していた。
初上陸のオランダでも予想を上回る人気ぶりで、特設の大型テントに入り切れないほどの人の波が押し寄せている。

しかし問題は、ドイツのワンマンである。一昨年、昨年のロスやイタリアを思わせる空調の不調により、猛烈な暑さでサウナ状態に。
メンバーは汗だくで頑張ったが、あまりの暑さで音響機器が故障するトラブルがあった模様。そのせいもあってか曲数が削られ、アンコールと挨拶までカットで、わずか11曲のみに。ほんの一時間足らずで終わってしまったのだ。
会場外には常時、救急車が待機する異常事態なわけで、まあ最初のケルンは仕様がないか。ただ、次のシュトゥットガルトまで全く同じセトリ、内容であったため、ドイツを軽視し過ぎているとの不満が噴出していた。
明らかに何らかのトラブルを匂わせる状態だったのだが、結局、公式には何の説明もなかったようだ。現地ファンも大いに落胆しただろうに、きちんとした対応がなければ、BABYMETALの勢いに水を差してしまうではないか。運営側は、大きな反省材料にして欲しい。

そして、昨年に続いてのケラングアワードにノミネートされ、見事、最優秀ライブバンドを受賞する。二年連続の受賞は、誉れ高い快挙であるが…その折角の授賞式事件が起きた。
壇上に上がったSU-METAL中元すず香)が受賞スピーチをしたところ、黒人のMCが何度も横槍を入れて妨害。挙げ句の果てに、メンバーに向かって中指を立て、侮辱的な発言をしたらしい。
メンバーは笑顔で大人の対応をしたようだが、会場からは一部ブーイングも。後に、この黒人ミュージシャンのツイッターが炎上し、謝罪に追い込まれる騒ぎとなった。
これが理由で、公式動画としてのBABYMETALスピーチ部分はお蔵入りになるだろうし、宣材の価値も無効だ。全く腹立たしい話であり、主催者であるケラングの説明責任も求めたいくらいである。

さて、気を取り直して、欧州ツアーのキモとなる英ダウンロードフェスである。実に12万人を動員するという超巨大フェス、そのメインステージだが、果たしてどうか?
結論からいうと、偉いことになってしまった。大雨に水を差され、観客もまばらかと思いきや、地平線が人である。繰り返すと、曇天の下が人の海である。果てしなく広がる人の波が、延々と続いている。
一体、何人入っているのか。公式発表前だが、下手をすると10万人以上詰め掛けているのではないか? ソニス6万人以来の伝説を作ってしまったというのか…。
そもそも、あの大雨で、あれだけの大観衆を集めただけでも凄い。更に、そこで堂々たる歌声を響かせたSU-METALは、完全に只者ではない。
雨の影響もあって、映像化されるかどうかは微妙なところ。天候そのものと、ざわめく心をもってして、まさしく大荒れの顛末であった。
Download UK

海外で起こりがちな、予期せぬハプニングの数々。これまで事件と呼ぶほどのトラブルに見舞われてはこなかったBABYMETALだが、ここにきて、ひと息に降りかかってきたかの印象さえ受ける。
少なくとも、メンバーに負担を強いる強行日程は控えてもらいたいし、ライブやイベント等での事前の準備、根回しは怠るべきではない。
BABYMETALの世界戦略は、メンバーなくして、熱烈なファンなくして、断じて有り得ないのだから。

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