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2016/05/18

BABYMETALの唯一の戦略

BABYMETAL REACT

BABYMETALのワールドツアー初陣、アメリカ東海岸ツアーが無事完了した模様。ウェンブリー後とあって、さすがに小箱ばかりの印象があったものの、いずれも大盛況だった様子だ。
特に凝った演出、舞台効果などはなかったが、「KARATE」の新しい煽りを入れたり「ギミチョコ!!」で大きなチョコを掲げたりと、ファンとの一体感を重視するひと工夫が見られたようだ。
このチョコ(スニッカーズ)は、最終日のフェスにおいて、最前にいた小さな女の子にスタッフを通じプレゼントされたらしい。

一方で、ちょっとしたハプニングも…。神バンドのソロ演奏の際、MOAMETALの舞台裏での声が漏れ出てしまうことがあった。
今日のお客さん、よく分からない」といった感じだったが、会場によるノリの違いを指摘したものらしく、ネガティブな意味はなかったと思われる。明らかに音響スタッフのミスだろうが、別のステージでもあったらしく、もう少ししっかりやって欲しいものだ。

順調なツアー幕明けを見せたBABYMETALなわけだが、フェスで恒例のフォトセッションが、やはり巷で話題を呼んでいる。
メタル界の大御所と呼ばれるロブ・ゾンビが、BABYMETALとの写真をフェイスブックに上げたところ、ヘイトが続出し炎上。しかし、ロブ・ゾンビ自身がアンチに対抗し、BABYMETALを擁護するという異例の事態となっている。
今や、メタルレジェンドのほとんどに受け入れられている新風となった、BABYMETALならではのエピソードでもある。

その他、イギリスの有力バンド、ブリング・ミー・ザ・ホライズンオリヴァーも、BABYMETALに入れ込んでいる。ベビメタTシャツを着たままライブをしたり、愛犬にまでベビメタTを着せたりと、かなりお気に入りのご様子である。
今フェスでもBABYMETALと交流があったが、本人らを前に、得意気にTシャツを見せる写真が面白い。特に、YUIMETALの驚いた表情が素晴らしく、久しぶりに飾らない素顔に触れた気がした。
こうした舞台裏での写真や、できれば動画など、どんどん発信することでBABYMETALの素の魅力を引き出せると思う。いたずらに隠すのではなく、個々のキャラクターも武器にするべき。神秘的なイメージの構築など不要なのだ。

インタビュー等で見られる、お決まりの受け答えには、やはりつまらなさを感じ得る。心からの素の反応、飾りのない表情などに魅力を覚えるわけだが、最近の動画では打ってつけのものがある。
ユーチューバーがBABYMETALにリアクションするシリーズ、それを本人らが見てリアクションする動画が公開されている。非常に親近感の増す内容で、杓子定規でない、ありのままの言葉や反応が見ていて癒されるのだ。
再生回数も凄まじく、ひと月も経たずして300万回を突破している。国内海外を問わず、人々が何を求めているかアミューズは知るべきだろう。
オリヴァー・サイクスと

BABYMETALの寿命は短命だと見ていたが、むしろここにきて勢いが増してきている感がある。まさに「現象」ともいうべき、このセンセーションは最早、とどまるところを知らない。

地道なライブツアー、大先輩たるレジェンドとの交流、そして、十代の女の子らしい飾らない素顔の魅力で人の心を掴むこと。
それら全てを結集してこそ、世界を制覇出来ると信じて止まない、ベビメタならではの比類なき戦略なのだ。

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