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2015/12/07

柔軟な演出と握手会の必要性

松井愛莉、三吉彩花

先日のさくら学院5周年ライブにおいて、思わぬサプライズがあった模様。初年度卒業生である、みよまつこと三吉彩花松井愛莉がステージに登場、現役のメンバーと共に曲を歌い上げた。
これまで、BABYMETALのツアーの関係上、TIFに出られなくなったゆいもあ水野由結菊地最愛)の代役を、一部の卒業生が務めたことはあったが…こうして演出として、正式に卒業生が出演するのは極めて異例な出来事だ。

モデルや女優として数多くのメディア出演、まさに卒業生の出世頭である二人だからこそのサプライズなのか。それならば、いっそのことBABYMETALのメンバーが電撃出演しても不思議ではないが、まあないのだろう。
完全に隠される方向でプロデュースされているBABYMETALが、さくら学院と絡むのは、未来永劫ないと思われる。いち父兄としては、頭の固いことを抜きにして共存共栄、なんならBABYMETALの世界ツアーの前座として、さくら学院が登場しても良いとまで考えている。

アミューズは、とかく売り出し方を固定化する傾向が見られるが、もっと柔軟に演出をして、様々な方法を積極的に試しても全然良いと思う。今回のようなサプライズは、とても新鮮で面白いと思うし、別に記念ライブでなくても、どんどん試してみたら良いだろう。
卒業生でも暇そうな堀内まり菜佐藤日向、モデル業が先細りの杉本愛莉鈴、そして、ソロ活動に活路を見い出せない初代生徒会長武藤彩未など。今ひとつ燻ぶっている、これら面々の拠り所として、母校であるさくら学院があっても全く問題ないのでは?
父兄としても、たまに卒業生が出演し数曲共演、現役生との絡みなども含めて大いに楽しめるに違いない。繰り返すが、余計な垣根を取り払って、ファンも本人らも純粋に楽しめる、多様な演出があって全然構わないのだ。

これとは別に、さくら学院を語るにあたって、どうしても議論の的になるのが、握手会の是非である。数多くのメジャーアイドルの中で、唯一といっていい握手会をやらない方針。これが依然として、頑ななまでに徹底されている。
握手会によるCD売上げのないさくら学院がブレイクしない代わりに、優良なタレントを輩出する仕組み。つまり、経験蓄積や研修を最大の目的に掲げたさくら学院は、女優やモデルを生み出すための、単なるステップに過ぎないというわけなのだ。
これには、長年アイドルを見続けてきた僕からすると、何とも寂しい話に思えた。アイドルとは、ファンに夢を与えるための特別な存在であるべきだし、そのために、ファンとの距離感を大切にする姿勢は欠かせないとも感じるのは、至極当然のこと。
握手会というのは、今でこそCD売上げの手段のように思われているが…本来は、アイドルにより親近感を感じ、新たな魅力を発見出来る貴重な機会という意味合いが大きかった。これを放棄するということは、ファンを拒絶することに近いといっても良いほどの愚策であり、アイドルの基本姿勢をないがしろにする、否定的な意味すら込められていると断言したい。アイドルに、握手会は欠かせないのだ。

ただし、小中学生の少女らに無理のある強行日程、もしくは長時間の握手などは論外である。あくまで限られた時間と場所で、負担の少ない形で行う分には全く問題はないだろう。
AKBのように、親近感のあるアイドルに特化し過ぎた結果、ヘトヘトになるまで一日中握手したり、CD売上げのためだけにメンバーに負担を強いて、特典商法でファンからも搾取する。こんなものは、愚の骨頂である。
問題なのは、さくら学院には、そういった機会すらないことだ。いくら父兄とはいっても、アイドルとファンという関係性は変わらない。
かつて武道館公演の夢を語ったメンバーもいたが、必要なことをやらないで新規獲得も出来ず、知名度も上がらなければ、そんな夢が叶うことも決してないだろう。さくら学院には、握手会が絶対に必要である。
さくら学院

父兄の中には、握手会をしないのが、一種のステイタスのように語る者もいる。しかし、それは違うのではないか。それこそ、80年代の著名なアイドル達でさえ、新曲のキャンペーンと称して握手会を行ってきた。脈々と受け継がれてきた、由緒ある伝統なのだ。

アイドルを真剣に語ろうとすればするほど、原則論は決して外せないと自身に反芻する。
触れ合いと、ほんの僅かな気持ちの通じ合い。そこに生まれる淡いときめきと、新鮮な心持ちには、夢に描いた存在に一歩近づけたことの達成感と共に、共存し絆を確かめ合った深い連帯感が存在しているのだと、今でも確信している。

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