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2015/05/18

BABYMETAL、熱い夏に向けて

BABYMETAL

メタルダンスユニットBABYMETALワールドツアー2015が幕を開けたようである。
初上陸となった中米メキシコから、アメリカ、カナダと縦断する強行軍。そのどれもが、予想を超える歓待を受け、今の勢いを象徴するかの如く大盛り上がりになったようだ。

まず、メキシコだが、高地特有の酸欠が懸念される中、どうにか無事に終えられたのは幸先が良いスタートとなっただろう。
一部の曲で、ゆいもあの口パクが推測されたり、「ヘドバンギャー!!」時の大ジャンプが煽りに変えられていたりと、メンバーの負担軽減策が随所に見受けられた。15歳のか弱い女の子に対する配慮という点で、極めて適切だったと思う。
観客の反応も独特で、サイリウムを振ったり、MIXが発生したりと、ドルヲタ率が高い印象か。中南米は、日本のアニメやアイドル文化が浸透している地域でもあり、以前のフランス公演に近い雰囲気があったのかも知れない。
アメリカカナダのワンマンに関しては、箱が小さいものの、安定した盛況ぶりだったと聞いている。なぜか、この二公演については、良質のFANCAM動画が次々に削除されるといった、いつもと違う流れがあったらしい。
メキシコは偽グッズを売る露店が大量に立ち並び、動画も放置されていたが、この対応の差が不可解な感じはする。ワールドツアーともなると、それぞれ国ごとに事情が異なるのだろうか。

そして何といっても、アメリカの大型メタルフェス、「Rock On The Range」が圧巻だった。
雨模様のサブステージでありながら、同時間帯のメインステージの動員を遥かに超える異常事態。ヘイターのペットボトル攻撃が危惧されたが、それどころか、クラウドサーフが同時多発する熱狂の渦へと。
いやはや、驚いた。世界戦略の中心は、イギリスを始めとするヨーロッパかと思われたが、アメリカでも熱烈な支持を受けているのが証明された形となったわけだ。正式な海外デビューを控え、申し分のない手応えだったと思う。
ジューダス・プリーストのロブと

引き続き、月末からはヨーロッパを駆け巡る予定のBABYMETAL。夏には、昨年のソニスフィア6万人を超える(推定10万人超?)世界最大の音楽フェス、「レディング&リーズフェスティバル」のメインステージにまで抜擢されている。日本人では実に30年ぶりの快挙、史上最年少記録だとか!? まさしく、凄まじい勢いである。

今年もBABYMETAL旋風が吹き荒れ、焼け付くような熱い夏になりそうな予感。更なる世界に向けてのインパクト、伝説に残るやも知れぬ確かな足跡を残してくれることを、大いに期待している。

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2015/05/07

清純派アイドルの生命線

転入式

さて、個人的には「さくら学院存亡の危機」とまで感じ、大いに憂慮してきた折、遂に新年度転入生の顔触れが発表された。
ひと言でいうなら、アミューズの危機意識が浮き彫りになる、本気の人選であったというところか。実に、6名増員の大型補強、しかも、そのどれもが一定のルックスレベルを備えた、粒選りの転入生らだったのである。

まだプロフィール写真などで確認した程度だが、いわゆるハズレがない。これだけいると、一人くらいは微妙なルックスの子がいても不思議ではないが、全体に極めて質の高い印象。かなり卒のない、ビジュアル補強といえるだろう。
元々、さくら学院は高いパフォーマンスを売りにしているわけでもないし、接触商法で神経をすり減らす心配もない。要は、芸能界に免疫がなくても、ひたすらに可愛い子だけを厳選しても良い土壌ではあるわけだ。

僕が気になったのは、やはり小等部さくら史上初の眼鏡っ子?である吉田爽葉香菊地最愛に似てると噂の藤平華乃あたりか。ただ、キャラクターも含め、実際に活動を始めてからの印象がガラリと変わるのも予想され、現時点で推せる子がいるかは未知数だ。
この中で特筆しておきたいのが、他ならぬ黒澤美澪奈天てれレギュラーや、ちゃおガールと経験は十分で、さくらの転入生になるとは父兄にとって想定外だったかも知れない。
中二の転入という遅すぎるタイミングだが、インパクトは抜群。噂によると、人見知りで個性を出せない倉島颯良の補充的意味合い、つまり、次年度生徒会長候補として投入されたと見る向きもある。いずれにせよ、驚愕の選出であったのは確かだ。
一方、最もさくら入りを期待され、有力候補だった田口華の妹、前クックルン田口乙葉は入らなかった。こうしたことからも、かなり意外性のある人選がなされたという感じがする。

アミューズ勢に関して、あらゆる面で暗雲が立ち込めていた雰囲気だったが、この転入生発表によって微かな希望が見えてきた気がする。
劣化の気配を漂わせた武藤彩未なども、相当な危機感を持ったのか、直ちに修正してきているのが覗える。
無論、これだけでは足らず、転入生のキャラ確立武藤彩未の更なるダイエット、そしてBABYMETALのアイドル的展開もあれば、なお良いのだが…。ゆいもあ水野由結菊地最愛)の独立ユニット化による新たな活動など、ファンの間で大いに期待されているが、是非とも何とかならないか。そんな展開があるなら、僕の冷めた気持ちも再燃すること請け合いなのだろうが。
吉田爽葉香

新しい力の注入は、今まさに死にかけているグループさえも見事に生き返らせる。若々しいフレッシュな魅力は、そこに必ず何らかの特徴を加味し、既存のものとの化学反応によって、思いもかけない面白みを見い出すことが有り得るからだ。

アイドルの存在意義を求める上での根幹、全てにおける前提としても、少女ならではの可愛さがある。それは穢れなく、心が洗われるかのような一瞬の美しさであるべきもの。清純派アイドルとしての生命線なのである。

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2015/05/02

死を受容するほどの失望感

つばきファクトリー

このところ、すこぶる体調が悪い。なんの理由もなく胃がシクシクと痛み、まともに食事するのもままならない。
もう何十年も健康診断に行っていない。日々老け込んでいく身体に、なんらかの重大な病変が起きていても不思議はないだろう。
例えば、癌とか。とある俳優が末期癌を告白していたが、その中で「生き甲斐もなく苦しむだけのために生きるなら、安楽死の方がいい」と心境を語っていた。至極、もっともだと思った。

身近な人間を立て続けに簡単に亡くした僕は、人の死を軽く考える傾向があるかも知れない。余計な宗教観を抜きにして、それは全ての終わりに過ぎず、単に永遠の眠りだと解釈するしかないと考えている。
人は、生き甲斐があればこそ唯一の生きる理由があるといえて、そうでなければ無理に生きる必要などないのだ。僕は、その拠りどころを見失いつつあるのかも知れないと、常々思うようになった。

アイドルを追いかけ、もう30年近くになる。我ながら呆れるほどに溺れた世界ではあるが、これがただひとつの生き甲斐でもあった。
この長い年月の中で、かつてないくらい失望感に満ちているといえないか。心惹かれる存在が、まるで思いつかなくなってきている。

ゆいもあ水野由結菊地最愛)ロス症候群。これは、僕の予測を遥かに超える心的ダメージを、より根深く残したのかも知れない。
清楚で純粋なイメージに惹かれたさくら学院であったが、この双璧を失ったことで思いのほか骨抜きになった。転入生に僅かな希望を繋げる現状だが、あまり多くを期待出来そうにはない。
かといって、AKB勢はスキャンダルにまみれ救いようもなく、ももクロは見た目が悪く正統派からも程遠い色物だ。これらに取って代わる一大勢力としてハロプロなどが挙げられるが、つんく♂が病に臥せたことで、刷新を急ぎ過ぎている感もある。
オリジナリティに欠ける、研修生ユニットの乱発こぶしファクトリーに続いて、つばきファクトリーとか、あまりに安易すぎるだろう。こんな二番煎じみたいなことをしていては、各ユニットの価値が下がる一方だ。残念という他はない。

そんなわけで、どうにもときめきのない現況を嘆かずにはいられない。このブログをやめてしまうことはないだろうが、それが頭を過ぎるほどに、多大なる失望感、喪失感を抱えてしまったと感じている。

生き甲斐を失うことは、すなわち精神の死を意味している。それは肉体の死を遥かに凌ぐ、痛切な意味合いが込められていることを理解しなければならない。
胸の内に熱く込み上げるものが完全に潰えた時、僕は本来あるべき生物としての死を、難なく受け容れることになるのだろう。

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