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2014/12/29

2014年アイドル総決算

菊地最愛、水野由結

出来るだけ広い視野をもってアイドル全体を見てゆく姿勢を、これまで崩すことはなかったと思う。ただ近年においては、僕の中で、いわゆる「推し」が固定化しつつあるのを自覚してきている。
アイドル戦国時代という、一見して盛んに思える現状でありながらの、密やかな空洞化の進行。今や、大半のアイドルが、僕にとっては有象無象でしかない現実を受け入れざるを得ない。

今年を振り返ってみても、さくら学院BABYMETALモーニング娘'14と、ほぼ限定した話題に終始した。
来年は、主要メンバーの抜けるさくら学院から離れるのも予想され、ますます「推し」が限られるだろう。アイドルを生き甲斐としてきた身としては、この上なく寂しく、活力を見い出すのが難しくなっていきそうな雲行きだ。

アイドルに対しての深い失望感、その顕著なものが、いうまでもなくスキャンダルである。
AKB48グループにおける、相次ぐスキャンダルの発覚、その杜撰な対応を目の当たりにし、言い様のない嫌悪感を覚えたものだ。それでもなお、人気の衰えぬ異様な状況に際し、アイドルの原理原則が破られ、全てがないがしろにされた感じがした。
夜遊び飲酒にとどまらず、お泊り不倫に至るまで放任する事務所、運営側の姿勢には呆れてしまう。有望な若い子への悪影響は相当であろうし、何よりも応援してきたファンを裏切る行為は、絶対に許されるものではない。
あまり期待はしていないが、原点に立ち返って欲しいと切に願う。

虚飾で固められた世界
王道アイドルの在り方
決して揺らがない原則

水野由結菊地最愛、この二人に心惹かれたことによる影響は、唯一といっていいほどに好ましいものであった。
この存在がなければ、さくら学院のライブに赴くこともなかったし、BABYMETALを熱烈に応援することもなかったろう。特に今年に関しては、BABYMETALの世界的ブレイク、その契機となり、想像以上の勢いを感じたのは確かだ。
ワールドツアー敢行世界的に有名なメタルフェスへの参加ガガツアー帯同と、並みの中高生では、到底なし得ない一年になったはず。リハーサル映像の流出や、NHKの特番放送なども、話題性の高さを裏付ける。
BABYMETALの、この世界波及効果が、一体どこまで続くのか。熱い期待を込めて、来年も刮目していきたい。

BABYMETAL、欧州を席巻
BABYMETAL流出騒動の怪
少女が夢見る世界制覇
水野由結の涙
メタルレジスタンスのヒロイン達

ハロー!プロジェクトにおける改革、革新の機運は、今年、かなり盛り上がったように思える。
長年、現役を通してきたBerryz工房の、事実上の解散発表スマイレージ改名、増員人事。そして、最も注目すべきは、モーニング娘'14の新メンバー選出だろうか。
道重さゆみという大きな存在を失った今、早くも握手会等での集客減という影響が出始めているが…個人的には、この新メンバー加入によって、徐々に持ち直してくれると信じている。
スキルがやや不足気味だが、ビジュアルが総じて良く、個性的な印象もある。経験を積んで、順調に育っていけば、きっとグループを背負う中心メンバーになるに違いない。来年から、彼女らの成長過程を見られるのが大変に楽しみだ。

消えない記憶 少女の終焉
スマイレージ改変の不可解
少女のより良い育成環境

子役やモデルの女の子にも、いくつか注目に値する存在はある。アイドルでなく、女優路線を真剣に選択するケースは少ないが、それだけに高いスキル有する子も実際にいて、なおかつ美少女という逸材であれば、当然のこと目が離せない。
さくら学院編入が叶わなかった、ちゃおガール山田杏奈。着実に演技経験を積む、真の東宝シンデレラ浜辺美波。実力派子役であり、美少女でもある原菜乃華。全国区進出の期待がかかる、沖縄のダンスキッズ池間夏海
これら、非常に有望な美少女らが、演技力や親しみやすさ先行の子役陣、もしくはギャル化の著しいキッズモデルの中でも、とりわけ輝いて見えるようだ。無論、アイドル的活動へのシフトも十分に有りで、様々な可能性を秘めているということが出来る。

少女の魅力を見出す視点
少女美の完成型
子役美少女の生きる道

魅力あるアイドルが見つけられない現実に嘆くでもなく、どこかで諦めたような空虚な心持ちでいる自分自身が、ただひたすらに物悲しい。見知ったはずの世界が、みるみる色を失っていく気がする。

清純派のイメージを決して損なうことなく、どこまでも信頼するに足る格別の美少女アイドル。そんな、心より待ち望むべき存在にこそ、新たなる時代を感じたい。
群雄割拠の戦国時代を経て、淘汰刷新の末、選りすぐられた逸材が発掘されるのを期待するしかないのだろうか。

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2014/12/22

少女が発するメッセージ

BABYMETAL特番

年の瀬というのに、BABYMETALの動向が慌ただしい。
先日のFC限定SU-METAL聖誕祭において、イギリスで発表した新曲「THE ONE」とは別の、新たな楽曲が披露されたと聞いている。
前述の曲とは打って変わって、キャッチーで可愛い系の曲調であり、特にゆいもあの振付けが可愛かったと、かなりの好評だ。
当初の予想では、来月のさいたまスーパーアリーナキツネ祭りで、何らかの新展開があるのでは?と巷で囁かれていた。しかし、このタイミングでの新曲発表となると、もはや先の展開は全く読めなくなったといえる。
来年の展望としては、すでにアメリカでのロックフェス参加が決まっている。この時点で、BABYMETAL続投が決定、つまりゆいもあ中学卒業を契機とした解散論は完全に打ち消されている。
まあ、これだけで十分に嬉しいわけだが、波乱含みの急展開に年甲斐もなく、ドキドキワクワク感が止まらないのだ。

さて、ここで待望だったNHK特番についても触れていきたい。
40分に及ぶその内容は、先月のイギリス追加公演、あのブリクストンアカデミーでの模様を交えた、密着ドキュメンタリーであった。
ヘドバン」や「イジメ」といった代表曲の合間に、ロンドンの各所を巡る密着取材形式。二階建てバスを貸しきり、有名メタル雑誌の編集者を訪ねたり、ビートルズでお馴染みのアビー・ロードを歩いたりと、自然に振舞う素の彼女達を垣間見ることが出来た。
熱心な海外ファンへのインタビューの他、ドラゴンフォースのメンバーや著名なマスタリングエンジニアなど、多岐に渡り取材をして、多くの意見を聞いている。ファンとしても、相当に参考になる意義深い話を耳にすることが出来た。

実に充実した、素晴らしい内容。期待以上のものだ。
私事だが、以前には受信料を巡って、NHKとは激しい応酬をしたことがある。でも、こういった的確かつ、一切の脚色や偏見のない報道をしてくれるのなら、喜んで受信料を払いたい気持ちになるというもの。
いつぞやの、クールジャパンのバックアップには、嘘偽りない感触を得た。来年の紅白にも、BABYMETALを是非呼んで頂きたいと願うばかりだ。

ちなみに、これに先立って、NHKの朝の情報番組にも取り上げられ、海外での躍進を伝えていた。
そこで、国内メディアとしては初めて、世界最大のメタルフェスソニスフィア出演の偉業を報道している。ガガツアーには一切触れず、メインステージ6万人の大喝采の模様と、ブリクストン完売の報も漏らすことなくだ。
前にも国内メディアの報じ方に不満がある旨を書いたが、このNHKの報じた内容は申し分なかった。さすがである。
(参照:与えられるべき正当な評価
インタビューもあったが、この中でMOAMETALが、「本場のメタルファンに受け入れられるか不安」といった趣旨の話が見られた。
やはり、彼女らも気丈に務めていたのだなと、改めてその頑張りに感服する思いがしたものだ。
YUIMETAL

僕は、どちらかというと冷徹な人間だ。不遇なる人生を嘆き、燻る嫉妬心に苛まれ、人間不信にさえ陥っている下衆の類いである。
しかし、BABYMETALを見て激しいビートに身を委ねていると、何もかも忘れ、身体の芯から熱くなる。躍動する少女らの姿や、溢れ出る可愛さ、それらを炎で包み込むようにして、僕の冷え切った心の内に届けてくれる。まるで、生まれ変わったような気分になるのだ。

世界を駆け巡るその力、それはまさしく、少女らの魂をかけた燃え盛る紅蓮の癒しそのものを意味している。
もはや、アイドルに覚えた甘いときめきではない。少女が発する熱いメッセージを、心に浴びせられるかのように、我々は受け取っているのだ。

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2014/12/10

子役美少女の生きる道

本田望結

小学生から中学生にかけての世代において、突出した才能有する子役が不在であるという認識。これは、今でも変わりはない。
ただ、芦田愛菜をはじめとする有名子役が、徐々に、この注目すべき年代に入りつつある。個人的には、演技の才能のみならず、高い美少女性をも兼ね備えた女の子を取り上げていきたいので、はっきりいうと芦田愛菜はパスである。
この辺を掘り下げていくと、彼女の熱心なファンに叩かれてしまうので省略する。あくまで、私的見解として見た時に「美少女」の範疇から外れてしまうだけで、その類い稀な才能は評価していると理解して頂きたい。

さて、これら有名子役の中で強いて挙げるとすれば、本田望結だろうか。女優フィギュアスケーターの掛け持ちで奮闘する彼女だが…先頃のフィギュアの大会で入賞に至らず、涙する場面をテレビで度々見かけた。
彼女は有名子役ということでメディアに取り沙汰されることが多いが、フィギュアに関しては、姉の本田真凛評価が断然高いようだ。
以前に、ロシアのプルシェンコと番組共演した際にも、どちらかに絞るべきとのアドバイスを受けたはず。個人的にはやはり、早めにフィギュアは諦めてもらって、女優の道を選んだ方が良いと思っている。
ボクシングの亀田兄弟じゃあるまいし、世界の強豪ひしめくフィギュアスケートの世界で、そうそう姉妹揃って頂点を目指せるわけもない。フィギュアは、お姉ちゃんに任せて、その美貌と演技力に更なる磨きをかけて頂きたいものだ。

ただ、本心をいえば、前髪を作った本田望結が見たいというのもある。谷花音などにもいえるが、今どきの習い事であるバレエフィギュアスケートをやっている子は、この額全開の髪型が一般的になってしまうらしい。
前髪を下ろせば、もっと可愛いのに…と歯噛みするケースの多いこと。人生で最も可愛い時期なのだから、髪型が気になるのも当たり前。
一切妥協のない可愛さで、子役としての存在感を、ますますアピールして欲しいのだ。

この他には、ドラマやCMにと活躍の場を広げている、渡邉このみが大変気になる存在か。
ドラマ「ママとパパが生きる理由。」では、実に瑞々しい笑顔が映える、等身大の可愛さがよく現れている。「明日、ママがいない」の、ややコミカルなボンビのイメージとは違って、ありのままの良さが素直に出ている感じがするのだ。
幼少期に見られた緊張気味の硬い表情も消え、柔らかく爽やかな笑顔が印象に残る。将来的に、子役美少女の大本命となり得る逸材だろう。

そして、深夜の時間帯とはいえ、ドラマ「ビンタ!」で、主人公の妹役を演じる原菜乃華も見逃せない。
元々、幼少期からレッスンを受け、映画や舞台経験もある女の子。しかしそれにしても、演技が非常に安定しているのには驚いた。
今回は、大人びたクールな役どころなのだが、落ち着いてこなしていて、表現力も豊かだ。この出演をきっかけに、全国に名を知られる実力派子役になれるかも?と、期待を抱かせるほど。
女優の資質は示せたが、美少女としての評価では、若干のマイナス要素も。写真で見る限り、かなりの美少女といえたのだが、映像で改めて見てみると、少し肌が浅黒い印象があった。
これで色白だったなら、相当な高評価だったに違いないが、いずれにせよ女優路線で大成功しそうな気配漂う。注目していきたい。
原菜乃華

昨今の子役事情。よくいわれるのは、いつの間にかお茶の間から消えてしまう、あのお馴染みの現象か。そして、大人になってからのスキャンダラスなメディア露出、あるいは紆余曲折を経ての悲しい没落劇。

輝いた幼き頃の想い出が、必ずしも最良の人生には繋がらない。もしそうだとしても、人々の変わらぬ記憶の中には、あどけない女優の面影が確かに刻まれるはず。
ただひたむきに演じ、よく励み、天使のような愛らしさを振り撒いた美少女として、永遠に生き続ける。そう、信じてやまないのだ。

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2014/12/01

時代を受け継ぐ力

道重さゆみ

先月末に、モーニング娘。を、実に10年以上務めてきた道重さゆみ卒業した。公演中、何か軽い怪我をしたとの話もあったが、滞りなく無事に卒業公演を終えた模様だ。
個人的には、彼女に特別な思い入れはなかったが…加入当初の問題児な部分をうまくキャラ転換し、バラエティで活躍したり、若手の後輩メンバーをまとめ、新生モーニング娘。を再ブレイクに導いた手腕は高く評価している。
彼女には独特のカリスマ性もあり、特に女性ファンの獲得に大いに貢献したともいえる。歌手の大森靖子をはじめ、女優の松岡茉優乃木坂46高山一美など、芸能人の女性ファンも多数存在していた。

ここからは、抜群の知名度を得ていたさゆが抜けてからの、新生モーニング娘。としての本当の正念場連続オリコン首位といった破竹の勢いを緩めることなく、このまま走り続けられるのか。来年以降も、目が離せそうにない。
ただ残念ながら、この年末の各種音楽番組には、モーニング娘。の名前はない。紅白落選の裏には、自ら辞退したとの噂もあったが、真偽のほどは定かではない。常識的に考えて、辞退は有り得ないだろう。
今の、9期以降のメンバーの知名度を考えると、インパクトに欠けるという印象は拭えないのか。今後、新リーダーとなった譜久村聖が、出演番組でのトークを先導することになるのだろうが、お茶の間的には「誰、この子?」という空気にもなり兼ねない。
そう考えると、なかなかに前途多難な感じがしてくる。精力的な事務所のバックアップにより、メンバーのバラエティ出演などで、個々の知名度上昇に力を尽くしてもらいたい。

ハロプロ全体としては、スマイレージ新メンバー加入等、グループ刷新の動きが盛んだ。一方で、℃-ute横浜アリーナ公演決定など、少々無茶な展開を繰り広げる向きも見られる。
℃-uteは、先の武道館でも、いわゆる「武道半」仕様にも拘らず、暗幕でスタンド席を覆ったり、当日券が出たりと、集客力に見合わない傾向が見られたと聞いている。あまり無理をせず、身の丈に合った活動を心がけて欲しいと願うばかり。
その他、若手の期待を担っていたJuice=Juiceは、若干伸び悩んでいるか。スマと同様に、地方のライブハウスツアードサ回りが現状であり、楽曲は良いものの、突き抜けたCD売上げにも至っていない。
いうまでもなく、このユニットのエースは宮本佳林だが、彼女ならではの良さが活かし切れていない気がしてしまう。アイドル性に優れ、キュートな雰囲気が持ち味の彼女には、カッコ可愛い系の曲がイメージに合っていないのだ。
今さら仕方ないことなのだが、グループイメージを守ることより、個々の個性を活かす方向へシフトすべきだろう。佳林が「がんばりん」をやっても良いと思うし、たまには可愛い、いかにもなアイドルソングを歌っても構わないと思う。メンバーあってのグループだし、その魅力をいかに表現出来るかが、アイドルの本質でもある。コンセプトに縛られ過ぎてはいけないのだ。

これらの陰に隠れ、全く目立たなかったのが、新たなプロジェクトの始動。カントリー娘。の、新ユニット結成の動向である。
実質、里田まい独りで、オーデを行うも該当者なし形骸化していたわけだが、このほど、研修生とモーニング娘。'14オーデの候補者からメンバーを選抜。カントリー・ガールズと名前を変え、再スタートを切る形となった。
里田スーパーバイザー?に就任し、Berryz工房嗣永桃子プレイングマネージャー?として、来春ベリ解散後に編入するらしい。
こう聞くと、何やらももち天下り先の確保なのか?と、訝ってしまうのだが、どこまで本気なのかは察しようもない。
メンバーの面々を見てみると、お喋りで活発そう小関舞や、対照的に大人しい雰囲気島村嬉唄など、個性的な構成が印象深い。しかし、これといった子はなく、将来性は微妙といわざるを得ない。
この中では、元研修生の稲場愛香が引っ張る感じになるだろうか。いずれにせよ、ももちの力頼みになるのは否めないところ。
ももちの良い部分を吸収して、メンバーが化けることに期待するしかないのかも知れない。
カントリー・ガールズ

卒業があり、別れがあり、新しく生まれるものがある。ハロプロの円滑な循環、世代交代は、アイドルとしてこれ以上ないほどに歓迎すべき流れではあるが、その新生は、ファンが心より待ち望むものでなければならない。

今、本当に必要とされるのは、旧態依然としたイメージの継承などではなく、誰もが認めるに適う、真新しいゼロからの若々しい力の結集
時代を受け継ぐのは、常に新鮮で瑞々しい魅力有する若いエネルギーなのだと、信じて疑わない。

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