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2014/11/09

メタルレジスタンスのヒロイン達

BABYMETAL in London

BABYMETAL英米追加公演において、大きなサプライズがあったようだ。
ニューヨーク公演では前回のロスから、セットリストに、これといった変更点は見られなかった。しかし、ロンドン公演ラストにおいて、待望の新曲初披露というビッグサプライズ!
以前の記事にも書いたが、可憐アニメなどの海外で披露していない曲目の追加は有り得ると思っていたが、まさか新曲とは…。完全に予測の遥か上を飛び越えて、度肝を抜かれてしまったわけである。(参照:BABYMETAL、再び欧米へと

とりあえず、ここは落ち着いて、各公演での印象を振り返ってみたい。
まずは、ニューヨークだが、ロスの時と同様に動画撮影に興じるオーディエンスが多く、その割りには現段階で、画質音質共に優れた動画は上がってきていない。ただ、会場規模が拡大したこともあり、観衆の熱気と盛り上がりは前回の比ではないと、明らかに感じられた。
演出効果の面でも、階段を用いた立体的なステージ、要所で打ち上がる花火、イジメのウォール・オブ・デス時の火柱など、大幅なグレードアップが見受けられた。
セトリの面での変更がなかった点については、日本のメイトからは、つまらないという声も一部聞かれたものの、現地のオーディエンスの評判はすこぶる上々で、かなりの温度差はあったのかも知れない。
恐らく、前回即完となったことで、初参加者と新規が多かったのだろう。モントリオールのフェスで共演した、同年代の黒人のバンド、UNLOCKING THE TRUTHのメンバーも駆けつけるなど、関心の高さが覗えた。

そして、何といってもロンドン
この会場であるBrixton Academyは、主に、ローリング・ストーンズなどの大物ミュージシャンが公演に使用したりと、世界のトップが名を連ねるような場所。ここを、BABYMETALが完売にしたという事実。これだけでも、非常に意義深いのだ。
この5000人で埋め尽くした熱狂は、想像を絶するものであったに違いない。もはや、イギリスでの高い人気ぶりは、アウェーではなく、ホームといっても過言でないのかも。
演出効果の向上という点も、ニューヨークと同様。やはり、新曲発表がロンドン公演のキモとなるのだろう。
さて、この新曲「THE ONE」の第一印象はというと…いわゆるベビメタらしい可愛さ、キャッチーさとはかけ離れた、意外にも正統派なメタルソングであるといった雰囲気を感じた。
メロスピというやつなのだろうが、メタルファンからはドラゴンフォース風だとかいう声も!? メタルはさっぱりな僕にはピンとこないわけだが、何か昔のJ-ROCKっぽいメロディのようにも聴こえる。
応援歌?のような感じのパートもあり、観客と合唱して盛り上がることも出来る、異色な楽曲といえるだろうか。
まあ、いずれにせよ驚いた。何はともあれ、人気高騰で守りに入らず、こうしてどんどん攻めていって欲しいと願うばかりだ。
UNLOCKING THE TRUTHと

世界規模で拡大していく力の源が、少女の可愛さやキャッチーな面白さ、異なる音楽性の融合と言い切ってしまうのには、もはや無理がある気さえする。
ある種の化学反応としか言い様がない、何らかの得体の知れない未知の存在が誕生した。そう形容しても差し支えないほどの、凄まじいまでのBABYMETALの世界席巻

僕はもう、彼女らをやすやすとアイドルとは呼べない。音楽の歴史を揺るがす、そのセンセーショナルな存在感。あえていうなら、メタルレジスタンスに遣わされた、唯一無二のヒロイン達なのだ。

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