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2014/08/11

少女が夢見る世界制覇

HEAVY MONTREAL

今夏におけるBABYMETAL世界ツアーが、先週の北米ツアー完了をもって一段落したといえる。
本格的な欧米進出に踏み出し、ヨーロッパツアーの成功を手にしたBABYMETALだが、アメリカでの反響や手応えが気にかかっていたところだ。
結論としては、まずまずだったと思う。メタルの本場である欧州ほどの盛り上がりには及ばぬものの、十分に印象を残せただろう。
ワンマンのライブツアーだったなら、また違った雰囲気を味わえたかも知れないが…。

ロサンゼルスのワンマンライブから幕が開けたわけだが、1200人程度と箱が小さい上、スマフォ撮影に躍起になるオーディエンスが多かったのもあり、欧州ライブに匹敵する熱狂の渦とまではいかなかった。
ただ、チケットが数分で完売するほどの人気だったので、それなりの盛況であったということは出来る。LAタイムズ紙の紙面にも大きく取り上げられ、BABYMETALの話題性について言及している。
ライブ会場でのエアコン設備に不具合があり、公演後、MOAMETAL菊地最愛)が、軽い熱中症で救急搬送されたとの未確認情報もあった。メンバーが汗だくで苦しそうに見えた気もしたが、不透明な情報が錯綜したため、憶測を呼んだ面があったのは確かか。
レディー・ガガと

続く、レディー・ガガのアメリカツアー帯同。サポートアクトとしての、アウェーでの知名度を上げる効果、そして、トップアーティストであるガガの元での貴重な経験値獲得を、主な目的にしたものだ。
初日のフェニックスでは、最前列にガガ本人が登場し、ヘドバンしながらライブを楽しむというサプライズも。前座の最前でメインアクトが盛り上がるというのは、極めて異例の事態だったろう。
一方で、ステートラインにおける閑散とした非情のアウェーを体験したのも、ある意味、良い経験となったに違いない。
全体として見た限り、前座にしては上出来だったといえそうだ。当然ながら観衆は地蔵がほとんどだったが、後に好意的なツイートが数多く見られた。最終日のデンバーでは、なんとウォール・オブ・デスまで発生したらしく、十分過ぎる手応えをメンバーも感じたことだろう。

北米ツアーの目玉といわれた、カナダのメタルフェスHEAVY MONTREALに参加。筋金入りのメタラーが集う地とあって、反応が不安視される面もあった。先の英メタル誌の人気投票ヘビメタワールドカップで優勝したことにより、賛否両論が紛糾していた経緯もある。
しかしながら、蓋を開けてみれば、ガチなメタラーが集結してはモッシュし大盛り上がりの、歓迎ムード一色英Sonisphereには遠く及ばないものの、数万人規模の大観衆に違和感なく受け入れられた模様だ。
面白かったのは、メンバーへの顔面直撃トラブル。もっとも、曲中でのちょっとしたハプニングなのだが…「メギツネ」の間奏部分でSU-METAL中元すず香)が狐のお面を投げる振りがあるのだが、それが横にいたMOAMETAL顔面に直撃。後ろにいた神バンドの驚いた表情と、MOAMETALの痛そうなしかめっ面に、不覚にも笑ってしまった。
欧州では、イヤモニ不調に悩まされたり、足を滑らせたりの彼女が、北米では救急車騒ぎと、すうの手による痛い洗礼。この子は何か持ってるなと思わせる、踏んだり蹴ったりぶりであった。
メタリカのカークと

夢見る少女の、微笑ましい戯言に思えた世界制覇。信じられないような上昇機運に乗せられて、いつしかそれは、紛うことなき現実のものとして、今にも手が届きそうなところまできてしまった。

高い音楽性、パフォーマンス、その中核にあるべきは、選りすぐられた少女の可愛さのみ。アイドルのみならず、異なる世界に反響を巻き起こしたその力は、計り知れない神秘性を秘めている。
後に語り継がれるアイドルの歴史に、BABYMETALは確かな足跡を残すだろう。美少女の可能性が無限大であるという事実を、しかと刻みつけるようにして。

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