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2014/03/15

虚飾で固められた世界

巷では、佐村河内やら小保方やら、とんだ嘘つきが蔓延っているようである。18年間も世間を欺き続けボロ儲けしたり、他人の論文を勝手にコピペしておいて平然とヒロイン気取ったりと、やりたい放題だ。
驚くことに、こうした連中を罰する法律は、今の日本にはないらしい。どんなに嘘を吐いても、儲けた者勝ちか。個人の虚栄心で、国家の信用性を揺るがしても、お咎めなしと。
不当に得た資産全てを没収するとか、学会から永久追放するとか、当たり前だろう。詐欺等で収監しても良いくらいだ。

僕は少なからず怠け者かも知れないが、結構まっとうに、正直に生きてきたつもりだ。しかし、実際には落ちぶれて、社会の底辺を無様に這いずりまわっている。
要領よく立ち回って、平気で嘘を吐き、悪知恵を働かせた方が得をする仕組みなのだろうか。実に、ふざけた話である。

しかし、世の中には嘘が許される領域がある。ある意味、アイドルの世界とは虚飾の世界である。それは、現実にあって夢見心地にさせる健全なる麻薬のようなもの。真実は、むしろ覆い隠す事柄であるべきなのだ。
先日、NMB48の人気メンバーである渡辺美優紀お泊りがスクープされた。やれやれ、またか…と、呆れてしまうほどに、AKBはスキャンダルにまみれている。
いつも強気な持論を飛ばしている小林よしのり氏も、落胆している様子。氏の主張には反感を感ずる事も多々あるが、アイドルのスキャンダルに関しての考え方には、同調する面が多い。

先に述べた通り、アイドルとは虚飾された存在である。上辺を取り繕って、一時の夢を見せてくれれば、それで良いのだ。
ただ、その偽装工作は完璧でなければならない。ほんの一瞬でも、生々しい性の部分を覗かせれば、たちまちの内に夢は消し飛んでしまうからだ。
モーニング娘。'14道重さゆみなどは、そうした認識がしっかりしている代表的な存在だろう。24歳にして、男の影を全く感じさせず、いかにもアイドルらしいピュアな雰囲気を持ち続けている。
無論、この歳で処女なわけもないだろうし、密かに付き合っている相手も居るのかも知れない。しかし、だとしても完全にファンを欺いている。これが重要なところなのだ。
彼女はもし、自らの嘘が公になれば、直ちにアイドルを辞める覚悟があるに違いない。AKB指原峯岸のように、泣き落とししてまでも、ズルズルと続けようとは一切考えないはずだ。

僕がスキャンダルに敏感に反応するのは、20年来見続けてきたアイドルというものに、揺るがない原則を確かに感じていたからだ。
決してファンの夢を裏切らない、醜い現実とは遠くかけ離れた存在。厳しい現実に疲れ果てた先に行き着く、唯一の心の拠り所でもある。
例え虚飾であろうとも、その世界が堅持されるのが大原則。言うまでもなく、10年後に恋人が居たのをカミングアウトするのは、一向に構わない。その時の夢を壊さないことが、アイドルにとって何より重要なのだ。

誰しもが、幼い時分に「嘘つきは良くない」と教えられる。ただ、一方で「嘘も方便」などとも教えられる。矛盾しているようだが、それらは両者とも正しい。決して許されないものと、そうでないものがある。

薄汚い嘘を吹聴し暴利を貪る者、私欲に打ち勝てず人の信頼を裏切る者。これらの所業を許すことは出来ないし、この腹立たしさを抑えるつもりもない。それを許容してしまえば、人間としての感情をも喪失した、ただの抜け殻になってしまうだろう。
馬鹿正直に生き、どんなにもがき苦しんでも、一瞬の夢に縋り耐え忍んでいく。そんな人生を歩んでいけたら、僕にとって果たして本望なのだろうか。

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2014/03/02

YUIMETAL転落事故の衝撃

公演前のステージ

BABYMETALの武道館公演において、アクシデントが発生した模様。
ヘドバンギャー!!」演奏時にYUIMETALこと水野由結が、ステージから転落。数分の間、ステージに上がれず、只ならぬ緊張が走った。
その後、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の際、ようやくステージに復帰し、全力疾走もこなすなど無事をアピールした。

この転落したステージの高さが二メートルほどあったらしく、激しいダンスの最中、後ろ向きに落ちたとの話もあって、大きな事故にならなかったのは奇跡的ともいえたのではないか。下手をすれば、命にかかわる事態になっていてもおかしくはない。
公演前のステージを写真で見た限り、極めて先鋭的でインパクトのあるものだったが、確かに踏み外しそうな段差が見てとれる。
メタル要素の濃いステージだけあって、照明も暗く、見通しも悪いだろう。初の武道館で、張り切るメンバーにとって、危険な側面があったのを否めない。

このニュースを最初に知った時、ぞっとしたものだ。昇り調子のBABYMETALが危機に陥る不安もあったが、何より由結ちゃんの身体が心配だったのだ。
アミューズが総力を挙げているBABYMETALはもちろんのこと、相乗効果により人気の上がるさくら学院との兼任。大事な卒業式を控え、重大な事故でも起きれば、それこそ大変だ。
学校との両立なども考えると、メンバー、特にゆいもあ水野由結菊地最愛)の負担は大きいに違いない。運営、事務所には万全な安全対策はもちろん、何らかの負担軽減の方法も考えて頂きたい。

BABYMETALを重視するのであれば、ゆいもあの一時的なさくら学院欠席といった方策も、致し方ないかも知れない。由結ちゃん推しである僕としては残念至極だが、こうした事故の危険が生じるようでは納得せざるを得ない。
今回の件に関しては、明らかに運営側の安全対策の不備によるものだが、真面目でプロ意識の高い由結ちゃんは責任を感じ、苦悩しているかも知れない。あらゆる面での見直し、メンバーの心身のケア等、徹底的な対策を練ってもらいたい。

さて、武道館ライブの最年少記録を更新したBABYMETALだが、どうにか無事に終えることが出来たようである。
そして、欧州でのゆいもあ聖誕祭が発表され、いよいよ海外、それもメタルの本場に乗り込むことになりそうだ。
東南アジアでは、圧倒的な支持を獲得したBABYMETAL。その真価が問われるだろう。大変に楽しみである。

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