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2013/06/24

アイドルの正しいスタートライン

BABYMETAL

NTVのミュージックドラゴンに、BABYMETALが出演した。地上波の音楽番組に、メインゲストとして呼ばれるのは珍しい。今、最も旬のアイドルとして、ベビメタのキテル感がいよいよ高まってきた現れか。
やや大人っぽくなった印象のあるMOAMETAL菊地最愛)が、果敢にトークで切り込むのかと思いきや…いつも控えめなYUIMETAL水野由結)が、ドジっ子属性を遺憾なく発揮し、タカトシにイジられまくる願ってもない状況に。
あたふたと動揺しまくる由結ちゃんのリアクションが面白くて可愛くて、久しぶりに年甲斐もなく萌え転がってしまった。

いわゆる、ライブでの「神が降りた」時に比べ、あまりにも等身大で、あからさまな素の少女像。こうした、ありふれた少女の魅力に、ことのほか惹かれてしまうのは、やはり選りすぐられた美少女達だからこそ。
いわば、ロコドルを始めとしたマイナーアイドルに欠けているものとして、顕著な要素であると改めて思う。しかしながら、一部の少女らには、最も必要である要素をしっかりと備えている場合が、少なからずあるのも決して否めない。

BABYMETALの新曲「メギツネ」のオリコンチャートに注目していたが、デイリーのシングルチャートで二位に食い込む快進撃を見せた。大規模なリリースイベントをせず、握手等の水増しも期待出来ない状況を考えれば、途方もない快挙といって差し支えない。
そのチャートの中で、ベビメタに肉薄する勢いのロコドルが存在した。彼女らの名は、名古屋ローカルのチームしゃちほこ
ももクロの妹分という触れ込みだが、「首都移転計画」といった珍妙な楽曲やら、ファンを煽る独特のノリなどを見ても、確かに納得のいくものがある。私立恵比寿中学も似た立ち位置ではあるが、こちらは郷土色をより強めているのが特徴か。
ともあれ、ルックス面でハズレがないのが、初見の印象として最も大きな強み。とりわけ、センターの秋本帆華が、可憐なルックスながらメンタルの強かさも感じさせ、大いに注目すべき存在となっている。
単純に、ももクロの路線を踏襲するだけでなく、独自の雰囲気を編み出せれば、もっと面白くなっていくだろう。

ルックス面を何より重視するわけでもないが、無名のアイドルが現れた時、初見で端的に印象付ける利点があるのは間違いない。
釣りを通して自然に親しみ、成長していくアイドルをコンセプトに結成された、つりビット。あまりに斬新なテーマであるが故に、一般的なドルヲタには受け入れ難いのではないか?と、率直に思ってしまった。
そんな予想とは裏腹に、デビューライブは即日完売。小規模会場とはいえ、ほぼ無名のド新人な点を鑑みれば、相当に例外な人気の高さといえるに違いない。
理由は単純明快。メンバーが総じて若く、しかもかなり清純で可愛い子揃いだからだ。特に正統派の香り漂う聞間彩、昔のスマイレージ小川紗季に似てる安藤咲桜、愛嬌溢れる雰囲気の小西杏優など、粒選りな美少女ばかり。
ルックスレベルは珍しいくらいに高いが、やはり歌やダンスは素人そのもの。しかし、楽曲は意外と悪くない印象を持った。
オーソドックスではあるが、変に奇抜なわけでもなく、新人らしく爽やかな聴き心地のサウンドに割と好感を得た。釣りと、どう絡ませるかが課題だが、可愛いだけに期待してみたいグループのひとつだ。
つりビット

日々誕生する新たなアイドルにおいて、いつも考えを巡らすのは原則論に他ならない。これだけは外せない、どうしても必要なもの。
歌唱力やダンススキル、人々の心を癒す愛すべきキャラクター、そして何よりも大切なのが、目を見張るほどの可憐さ、純真な可愛さ
顔が可愛ければ良いというものではなくても、最初のきっかけとして、これに勝るものはないのも事実。生まれ持った武器を携えて、必要な素養を高める努力を怠らない。これこそが、少女がアイドルを目指す折の、正しいスタートラインなのだ。

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2013/06/11

美少女たるアイドルの原型

BABYMETAL

アイドルの世界において落胆することの多い時勢、唯一目を向けたいと思うものがあるとすれば、新世代の内に秘めた力に他ならない。

なんとなくぼんやりと過ごしている間に、BABYMETALの新曲「メギツネ」のフルMVが解禁されていた。迂闊だったことは認めるが…ポストももクロの最右翼であるベビメタの話題を、もっと大々的にメディアで取り上げて欲しいとも思うのだが。
ヤフーのトップ扱いでもいいニュースではないか。
さて、この期待の新曲は、まさに世界に向けて発信するかのジャパニーズメタルであり、「」の雰囲気満載なベビメタならではの奇抜な楽曲といえるだろう。
トレーラーではオウムがヘドバンしていたが、あれはぶっつけ本番のガチな反応だったらしい。それだけ、リズミカルで小気味良い、他に類を見ない驚愕のサウンドといっていい。
日本の祭りを連想させるゆいもあ水野由結菊地最愛)のかけ声や、三味線のような和楽器の音色が、これ見よがしに「和」そのもの。
ダイナミックなダンスが映え、中元すず香の歌声とのベストマッチも変わらずだ。真夏のライブでやれば、それこそ狂気乱舞の大盛り上り間違いなしだろう。
メタルファンからすれば反感を買いそうな勢いだが、これこそがベビメタ究極のオリジナリティ。独自色をどんどん強めていって、これからも世界の度肝を抜いて欲しいものだ。

BABYMETALの破竹の勢いにあやかりたいのが、ソロデビューを発表したさくら学院卒業生武藤彩未
一年間に渡り音沙汰なかった彼女がデビューと聞いて色めき立ったが、その後は特に情報もなく、一部ファンからは事務所を責める声まで聞こえたほど。アミューズには、可憐Girl's解散の前科があるだけに、ファンも今ひとつ信用に足らないのだろう。
いわば、ムトーの日(6月10日)になって、会場限定販売のカバーシングル、その詳細な内容がようやく明らかにされた。
松田聖子はもとより、石川秀美河合奈保子の往年の名曲をカバーした、中年世代のハートを狙い撃ちしたその内容に驚かされる。
僕がアイドルに目覚めたのは、この少し後になるのだが、80年代アイドルに心惹かれた親父世代には堪らないラインナップであろう。

そして、これらを手がけたミュージシャンの顔ぶれも、また凄いらしい。僕は、音楽家に関しては全然知らないのでピンとこないが、なんでも日本を代表する面々であるとのこと。アミューズの本気度が伝わってくる、衝撃の発表といえるのかも知れない。
ここにきて、彩未ちゃん本人からも挨拶の声が届けられたが、できればブログなどもやって欲しいところ。ご無沙汰していたファンのためにもなるし、少しでも知名度を高めるきっかけになるかも知れない。個人的にも、是非お願いしたいのだ。

新たに生まれ出る、若い力を侮るべきではない。使い古された手法、既存のありきたりな演出からは想像もつかないほどの、全く新しい視点から生まれた世界観を見せつけてくれることが、ままある。
アイドルの原則が守られたままに魅了され、経験したこともないときめきを覚える想定外の瞬間。音楽性、オリジナリティ、過去への郷愁。それらの要素が紡ぎ出す魅力は、美少女たるアイドルの原型に回帰する事実を、決して忘れてはならないのだ。

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2013/06/09

忌まわしき邪道の時代

指原莉乃

先のAKB48選抜総選挙において、あろうことか指原莉乃一位を獲得。名実共に、日本のアイドルの頂点に立った。
僕はこれまで、アイドルという存在を殊更特別なものと捉え、神々しい輝きに満ちたものと考えていたが、今世間が求めているものとは大きな隔たりがあるのだろうか。
アイドルとは、穢れなく清らかで、甘い夢の中に生きる存在であるべき。そんな概念が完全に覆され、ヘタレでもスキャンダルでも何でもござれといった、忌むべき存在に姿を変えてしまった。
これは明らかに、王道とは遠くかけ離れた「邪道」そのものであり、長年アイドルを見つめ続けてきた僕からすれば、とてつもない異常事態としか思えない。極めて非常識な、事の成り行きである。

僕が最も懸念するのは、こうした「邪道」がまかり通ることによって、本来のアイドルが持つべき清純さ、穢れなさがないがしろにされることである。そこが守られないのであれば、それはもはやアイドルとは呼べない。
スキャンダルを起こした研究生の峯岸みなみも、18位良い順位につけた。つまり、過去のスキャンダルのみならず、平気で男の家にお泊りする女の子までも、アイドルとして公に認めたことになる。こんな馬鹿げたことは、普通考えられない。

誤解されるかも知れないが、僕は指原が嫌いではなかった。
ヘタレキャラであり、マニアックなアイドルヲタクであり、それでいてめげない妙なポジティブシンキング。親しみやすいキャラクターはファンの目線を下げ、ついイジリたくなる面白さが独自の魅力として定着した。
トークが冴え、バラエティでの活躍もあって、知名度を増したのは分かる。しかし、それはアイドルとは別にして評価するべき事柄だ。
そして何より、彼女はファンを欺いていた。いかにも異性に興味がないように装い、自分がモテないアピールを至る所で吹聴していた。
その結果は知っての通り、アイドルにとって致命的な恋愛スキャンダルである。まだブレイク前の過去の事とはいえ、彼女が嘘をつき続けていた事実に変わりはない。
これを契機に、僕は彼女に対し肯定的な感情を持てなくなった。無論、アイドルとして認めることなど出来るはずもなかった。

指原に票を投じた人々は、果たしてアイドル指原莉乃を認めたといえるのか。ただ面白半分に、軽い気持ちで投票しなかったといえるのか。
指原が一位になったら、単純に面白い。予想外のことに、メディアは騒ぎ立てるに違いない。それこそ、社会現象になるほどの影響力を持つAKBだからこそ、そういった興味本位で票を投じた人は決して少なくないはずだ。
いずれにせよ、こういった結果を招いた以上、邪道の象徴ともいえる人物を、日本のトップアイドルに担ぎ上げてしまったことになる。
もはや取り返しがつかない。忌まわしき時代が幕を開けるのだ。

今後、AKBがどのように形を変え、売れても売れなくても、僕がアイドルと認めることはないと思う。AKBは多人数によるパフォーマンス集団に過ぎず、そこに夢や希望、まして愛情を見い出すことなど出来ないと思う。
とても残念ではあるが、致し方あるまい。いつか時を経て、アイドル史に汚点を残した苦々しさを味わうことになるだろう。刹那的な祭りごとに酔い痴れた後の、無情なまでの虚しさと後悔。未来永劫ついてまわるのだ。

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2013/06/04

アイドルの賞味期限

大賀咲希

さくら学院が、意外にもアイドリング!!!との関係を深めているらしい。
どギツイ罰ゲームが売りのアイドリング!!!の番組にゲスト出演し、大賀咲希がお姉さん方を萌えさせ、堀内まり菜が青汁の粉を噴出したとか。こうした展開は、清廉潔白なイメージを貫いてきたさくら学院としては、本来なら考えられないことだ。
更に、アイドリング!!!の新曲に田口華期間限定で参加することになった。元々、グループのカラーが全く違うこの両者が、ここまで密接なコラボをするというのは極めて異例なことといえる。
最近は、推しであるゆいもあ水野由結菊地最愛)や、咲希ちゃん以外のメンバーに対する関心が極端に薄れつつある。正直、華がアイドリング!!!に完全移籍してしまっても全然構わないのだが…推しメンが、ああいったタイプのグループに大きな影響を受けると考えれば、あまりいい気はしない。

アイドリング!!!は高齢化しているし、どうしてもフレッシュさに欠ける。非常にアクが強く、トークやMCの能力は秀でているが、楽曲やパフォーマンスに見るべきものはほとんどない。要するに、著しくバランスの偏った、中途半端なアイドルグループなのである。
さくら学院は、あくまで成長期の可憐な可愛さ、清楚で襟元正した育ちの良さを特徴に掲げたアイドルグループ。何かと影響を受けやすい多感な時期なのだから、コラボするにしても、もう少し相手を選んで欲しいところ。
例えば、楽曲の優れた東京女子流や、なんならハロプロでもいい。ずば抜けたパフォーマンスを誇るハロプロの空気感には、さくらのメンバーも大いに良い刺激を受けるに違いない。まあ、事務所的に無理なんだろうが…。

さて、さくら学院は成長期限定なので憂慮する必要もないが、昨今の乱立するアイドルグループにおいて、高齢化を当たり前に受け入れる風潮が強くなっている感がある。
今、話題になっているAKB48の総選挙。僕は全く興味はないが、いわゆるAKBの顔と呼ばれたメンバーが勢いを失っているらしい。
そういった古株のメンバーは当然のこと20代、下手すれば20代後半も紛れている。卒業や脱退が、基本的にメンバーの意思に委ねられているAKBの弊害が、あからさまに出てきている気がしてしまう。
他のグループにも言えることだが、アイドルグループは世代交代をしていかなければならない。言い方は悪いが、アイドルには賞味期限がある。おおよそ、13歳から23歳くらいの間までだろう。20代半ば過ぎてまで、アイドルを名乗るべきではない。
然るべき時期がきたら、事務所判断でも辞めさせるべき。世代交代を軽んじる秋元康などは、もう少しつんくのやり方を見習った方がいい。思い切った刷新があったからこそ、モーニング娘。は復調してきている。
総選挙なぞやって上位にくれば、需要があると判断して辞めさせない。大島優子が一位でも、全ての人が熱い思いの上で投票したのか甚だ疑問だ。なんとなく、ノリで投じた人も少なくないはず。「大島優子」という名前に引かれて。
速報で指原が一位だったようだが、いかに知名度だけの、いい加減な中身かがよく分かる。こんな順位の無意味さが露呈しているのだ。

アイドルを定義付けることの難しさは、よく承知しているつもり。あくまでも清純で穢れなく、いつでも輝いていて、そして若々しく生命力に満ち溢れていること。そこに、歌やダンスで、より華やかな彩りを添えていくもの。
思い出に留めたいアイドルのイメージとは、大人びた女性の風貌などではなく、あどけなく愛らしい美少女の面影であって欲しいと切に願う。
夢を想う一瞬の時間は、心の中で永遠へと形を変えるのだから。

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