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2013/02/13

時が掻き消す永遠

野々村香音

野々村真の娘香音が歌手デビュー。やはり芸能界という世界は、人目を引く輝きあるとびきり可愛い女の子を放っておかないらしい。
何だかんだいってハンサムな父親の遺伝子を受け継いだこの子は、大きな瞳が特徴の典型的なお人形系美少女。正直好きなタイプだが、幼い頃はこの目元が主張し過ぎていて、やや不自然な印象があった。
ただ、高学年という旬の時期に差し掛かって、顔のパーツのバランスがうまく整ってきた感じがする。輝きを増してきたその容貌を目にするにつれ、一方で僕には、どうしても拭えない不安が付きまとうのも、また事実である。

こういったテーマは、未来ある幼い少女に夢を馳せるのには、そぐわないのかも知れない。しかし、いたずらに「儚い少女期」という意味合いで気持ちの整理をつけるのは、僕にとって甚だ苦しい作業でもあるのだ。
巷でよく囁かれる「劣化」というものは、一般的には「成長」でしかないのは言うまでもない。ただ、その少女期の美しさが際立っていればいるほど、成長と共に大きく変貌して見える場合は、やはり特異なケースといえるだろう。

一時期の僕に多大なる影響を及ぼした美少女といえば、前田亜季に他ならない。まだ「ジュニアアイドル」という言葉がない時代、卓越した演技力と愛らしさで、チャイドルブームの火付け役を担った役割は極めて大きかった。
その彼女も、中学生から高校生にかけて急激に面長の顔つきになり、高校を卒業する頃には見る影もなかった。今現在も女優として活動しているものの、かつてのいわゆる「天才子役」といった期待度からすれば、決して花開いたとは言えない。
個人的に思うことだが、あの大幅な劣化がなければ、今の状況は一変していたのではないか。少なくとも、一因にはなるかも知れない。

劣化」のパターンとして最も多く見られるのが、顔の輪郭、形そのものが変わってしまうものが挙げられる。
前田亜季のように縦に長く伸びてしまうものもあれば、丸く膨らんでしまうものもある。肥満とは別に、顔だけが膨らむと、以前より太った印象とバランスの崩れた不自然さが、必要以上に目に付くことになる。
顕著な例は、Berryz工房菅谷梨沙子か。幼い頃がフランス人形ばりの完璧な美少女ぶりだっただけに、殊更目立ってしまうのもある。
ただ、最近は輪をかけて奇抜な髪色にしているのも、劣化を助長しているように思える。フットボールアワー岩尾が、ももクロに推し変するのもやむを得ないと感じてしまう、悲しいばかりの劣化ぶりである。

これらとは逆に、成長と共に、むしろ洗練され輝いていく珍しいケースも見られる。
昨年、さくら学院を卒業した武藤彩未の場合、小学校中学年あたりの雑誌モデル時代の写真を見ると、あまりパッとしない印象があった。前髪を全開にしていた髪型のせいもあるが、どこか垢抜けない、そこらへんの平凡な子供という感じだ。
しかし、高学年でピュアピュアに取り上げられた頃から見る見る内に可愛くなり、高校生である現在ではより洗練され、眩いばかりの美少女オーラを放っている。
極めて稀であるが故に、何度でも申し上げたい。事務所は、この逸材を飼い殺しにするなと。今の武藤彩未を活かせないとなれば、アイドル界においてあまりに大きすぎる損失なのだと。新ユニットでも何でもいい。直ちに動くべきである。
武藤彩未

時を刻むことの意味は、絶えず変化を余儀なくされるということ。だからこそ人は、記憶という自分だけのスペースに美しいものや尊いものを慎重に選別し、決して忘れまいと大切に仕舞い込みたがる。
現実を直視しようと思えば思うほど、そこにあるのは汚され、壊れてしまった残骸に思えてしまう虚しさに苛まれる。生きていくことの苦しみの中には、美しさが永遠ではないと認めるつらさも含まれているのだろうか。

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2013/02/03

アイドルの生きる道

他人の不始末をとやかく追及したくはないが、最近のアイドルスキャンダルは、あまりにも目に余る。
自らの立場を顧みず平然と恋愛する無神経さは、かつてのアイドル像から大きくかけ離れており、信じ難いものがある。
一体どういった心境でファンの気持ちを裏切り、自制の効かない醜態を曝しているのか、問いただしてみたい気分になってしまう。

世間を騒がしたAKB48峯岸みなみ恋愛スキャンダル、そして仰天の丸刈り謝罪。別にAKBに限らず、アイドルにとって恋愛がご法度なのは、今も昔も当然のこと。いわば、鉄の掟を破った者は、本来なら例外なく辞めるのが当たり前である。
アイドルとは、夢を売る特別な職業。最も大切なのは穢れのないイメージであり、例え虚像であっても、ファンの心を掴んで離さないピュアな魅力を持ち続けていなければならない。
夢見心地でいるファンに冷水を浴びせるかの行為が恋愛スキャンダルであり、アイドルとして絶対にあってはならないことである。

こういった当たり前のことも理解出来ずに、頭を丸めて同情を買い、なお辞めたくないと懇願するなど、まさに恥の上塗りというもの。
どこの世界に、平気で男の家にお泊りするアイドルを、応援出来るファンがいるというのか。あまりにショッキングな謝罪の姿に同情する声も聞かれたが、勘違いも甚だしいのだ。
頭を丸めようが、指を詰めようが、スキャンダルが発覚したアイドルは直ちに辞めなければならない。これは、断じて揺るがない鉄則である。にも拘わらず、以前の指原のHKT移籍やら、今回の研究生降格やら、処分が甘すぎる点が到底理解出来ない。
なにか、一時期のモーニング娘。などに見られた相次ぐスキャンダルによる人気の下落が、AKBにも訪れる感じがしてきた。こういう当人の自覚の無さというのは、トップアイドルとしての慢心からくるのに相違ない。
そろそろAKBも、もういいだろう。身勝手に恋愛しておいて泣き落としするアイドルなんて、もう要らないと心から思う。

これからは、もっと若々しくフレッシュで、胸を熱く高揚させる次世代のアイドルに限る。
個人的にも推している最有力候補BABYMETALに関して嬉しいニュースがあった。中元すず香卒業に関連しての解散が大いに懸念されていたが、6月のワンマンライブが発表され、ユニット継続が事実上明らかになった。
さすがのアミューズも、可憐Girl'sの二の舞で評判を落としたくなかったのか知らないが、何はともあれだ。あとは、武藤彩未を何とかしてあげて欲しいという、切なる願いはあるのだが…。
新生モーニング娘。オリコン一位獲得と、頭角を現してきている。スキャンダルとは無縁の、若々しく意欲に溢れた9期10期メンバーが頼もしい。道重さゆみのアイドル観も磐石で、AKBなどとは心意気からして全く違う。このまま勢いに乗って欲しいものだ。

テレビやバラエティでチヤホヤされていると、世界が自分中心に回っていると錯覚してしまうのだろう。何をやっても許される、格好いい彼氏が欲しい、でもアイドルもやりたい。一体何がいけないの?と。
今の自分があること、輝かしい舞台があること、ずっと支え続けてくれたファンがいたこと。最も大切にしなくてはいけないそれを忘れた時、そこにアイドルという存在はない。感謝の心を胸に秘め、自らの人生を賭けて精一杯の恩返しをする。それこそが、アイドルの生きる唯一無二の道なのだ。

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