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2011/10/31

彼方へ消えた幸せの欠片

ももいろクローバーZ

先日、母が急逝し、僕を取り巻く生活環境は激変した。まあ要するに、いよいよもって行き詰まってきたわけだ。
とにかく経済的に苦しいので、長期の仕事をすることになった。だが、今のご時世いつ切られるか分かったもんじゃない。
親父が病気で、仕事にあぶれればもう終わりだ。綱渡りの苦しい生活が続く。将来に、夢も希望もありはしない。

母の四十九日法要の翌日、さくら学院のライブに行ってみる。既にチケットを購入していたし、気分転換にでもなればと行ってみたが、彼女らの輝きの遠いことといったら。
まるで、モニタの画面を眺めているかの現実感のなさ。幸せそうに、楽しそうに躍動する美少女の姿は、今の僕からはあまりにも遠い存在で、いつもの浮かれたひと時を手にすることは出来なかった。
彩未ちゃんは可愛い。愛莉が喋れない。最愛ちゃんが重音部をジオングと言う。それなりに楽しいはずだったのに、ぼんやりと傍観し、あっという間に終わってしまった感じだった。

休みの日など時間があっても、何もやる気が起きない。ただネットで、なんとなく動画を探したりしている。
アイドルで検索すれば、とにかくAKB関連がヒットする。年齢層高めで、これまであまり興味が湧かなかったが、なるほど個性的で面白い面も確かにある。
とりわけ、指原莉乃のキャラクターには興味をそそられる。筋金入りの女性アイドルオタクで、ヘタレキャラ。メイド喫茶で、人目も気にせずはしゃぐ姿。Berryz工房などハロ推し、あみた(前島亜美)推しといった点も僕の趣味と被る。
この他、倉持明日香の耳フェチ、まゆゆ(渡辺麻友)のガチ二次元推し等々、見所が意外にあるものだと思った。

アイドルの特集番組で目を引いたのがきっかけで、ももいろクローバーもチェックするようになった。
とにかくパフォーマンスが奇抜で、躍動感に圧倒される。ハロプロでの比較的あっさりとしたメンバー卒業に慣れていたが、早見あかり脱退の顛末には少なからず衝撃を受けた。
非常に重苦しい悲痛さが滲んでいて、メンバー間の葛藤が凄い。卒業ライブは、正直言って胸を打つものがあった。
結束力が半端ではない。普通の女の子になりたいとか、学業専念とか、そんな理由で簡単に脱退してしまう、どこぞのアイドルグループには是非とも見習って欲しいものだ。
指原莉乃

深い闇に閉ざされていくかのような、絶え間ない不幸の連鎖。今こうして生きていることが、何か悪い冗談に思えてくる憂鬱な感覚が、僕の精神をひたすらに蝕んでゆくのだろうか。
アイドルという唯一の光さえも、この場所から遠ざかっていこうとしている。浮かび上がるのは、色褪せた幸せの記憶だけ。
心に付着した染みでしかない輝きの欠片、もう遠い彼方に消えて見えなくなってしまった。

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