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2011/07/26

武藤彩未の真骨頂

武藤彩未

渋谷という街を初めて訪れた。お洒落な若者の街というイメージを抱いていたせいなのか、機会がなかったというよりは、意図的に避けていた感じがある。
僕のようなアイドル好きの哀れな中年には、秋葉原の風が何より心地良い。それでも、この居心地の悪い場所を訪れたのは、そこに心惹かれる美少女アイドルが舞い降りたから。
成長期限定」と、謳い上げる潔さ。旬を逃せば桜散る、さくら学院のライブを体感しにやってきたわけである。

しかしまあ、日曜の渋谷の人波は尋常ではない。北関東の地方都市に暮らしていると、これだけの人間が一体どこから湧いてくるのか不思議に思えてくる。
109の先にあるライブハウス、duo MUSIC EXCHANGE。思ったより、ずっとこじんまりした雰囲気で、例によってドリンク代やらを、しっかりかすめ取られる。
先行予約でチケットを取ったにも拘らず、座席に座れないという理不尽。横に広い作りなので、距離感が遠過ぎることはないが、最後列で立ち見はあんまりな待遇である。
しかし最も酷いのは、視界を遮る二本の太い柱。女の子のよく見えるポジションを探して、右往左往するはめになった。
あれは、嫌がらせとしか思えない。

ともあれ、さくら学院のステージは予想以上に素晴らしかった。メンバーのトークもしっかりしていて(愛莉以外)、パフォーマンスも申し分なし。メジャーシーンにおいて、もう少し目立っても良いのでは?と、思ってしまうほどだった。
転入生二人(小学生)が発表されたが、詳細はよく知らない。
まあまあ可愛かったが、来年卒業する中等部三人に対する伏線だろうか。あまり考えたくない部分である。

バトン部 Twinklestars
バトンを駆使しながらの、かなり激しいダンスパフォーマンス。相当な努力と練習量を、容易に想像させるに余りある。
どこぞのチャームのお遊戯とは、えらい違いだ。
見た感じ、これといった失敗もなく、完成されたフォーメーションで美少女らが舞い、心底魅了された。聞いた話によると、23日の第一部で、彩未ちゃんがバトンを落とし苦笑いという場面があったらしい。
たまにはそんなハプニングも、また面白いのかも知れない。

クッキング部 ミニパティ
ユニークなサウンドが特徴的な、三人組ユニット。邪魔な柱の死角の関係から、飯田來麗に目がいくことが多かった。
いつもの額を出した髪型から、綺麗に編み込んでアップした風になっていて、思ったよりずっと可愛かった。パナソニック愛情サイズCMの幼い頃に比べ、随分と大人っぽくなったものだ。
次期エース候補と目される堀内まり菜も、ほぼ及第点のパフォーマンス。ただ、常にヘラヘラ笑い、話を振られると妙な手の動きが止まらないド天然ぶりが少々気にかかる。この子がエースで、来年大丈夫だろうか!?

重音部 BABYMETAL
部活ユニットの中では、ずば抜けて迫力満点。轟く重低音と共に、最も強烈な印象を脳裏に刻みつけた。
ダンス、歌唱力ともにトップクラスの中元すず香を中心に、「さ学の辻加護」こと、ゆいもあ(水野由結、菊地最愛)が脇を固める絶妙の布陣。
初お披露目の新曲では、ゆいもあ全力疾走、頭が取れそうなほどのヘッドバンギングなど、圧巻のパフォーマンスに度肝を抜かれた。
大人しい僕でも、つい弾けたくなるパワフルなユニット。今後の動向に、要注目だ。

新聞部 SCOOPERS
さ学のツインタワー」と呼ばれる、三吉彩花松井愛莉の長身コンビ。小さめのステージに立つと、ことさらスラリと大きく見え、まるで、ベリの熊井ちゃんと初めて握手した時にも似た衝撃を受けることに。
際立つ美人顔でクールに見えた彩花だが、実際にはかなりトークが巧みで、MC的役割も卒なくこなしていた。対照的に愛莉は、なかなか言葉が出てこない年長者らしからぬヘタレっぷり。彩花やすず香に度々ツッコまれては、しどろもどろになっていた。きちんとしたトークの出来る子が多いさ学において、頃合いの良いアクセントになっているようだ。

武藤彩未
生徒会長という立場上に限らずとも、全てにおいて、さくら学院の中心的存在であることを再確認。こうしてお目にかかったのは初めてだが、とにかく細く華奢で、可憐過ぎる美少女っぷりに釘付けとなった。表情も一番輝いていた。
アイドルによくありがちな、ワザとらしいスマイルではない、無邪気で柔らかな笑顔に癒される。生徒会長としての責任感、メンバーの誰からも慕われるキャラクター、そして、ファンの呼びかけにきちんとレスする優しさが、とても温かい。
ラジオ体操では、自ら台に乗ってお手本指導。ライブでラジオ体操やったのは、徳島ロコドルのコニーズ以来である。
全くもって彩未ちゃんには、してやられた。
巷で噂される、さ学留年の可能性。正直言って、実現して欲しいと本気で思ってしまった…。
さくら学院 重音部

希望に満たされた輝かしい未来を賛歌する、さくら学院。
一歩ずつでも前を向き、進むことの大切さを教えてくれた志し。その本質は、武藤彩未という牽引者をもって帰結することを、まざまざと実感させるものであった。
アイドル性という単純な言葉だけで伝え切れないほどの、稀有な輝き。可憐さ、快活さ、一生懸命、溢れんばかりの親愛の情。清純派アイドル、武藤彩未の真骨頂である。

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