« 失われた心の余裕 | トップページ | 誤った認識が生んだ歪み »

2011/06/03

胸焦がれるアイドルへの道

東京女子流

猫も杓子もAKB。グラビアや雑誌の表紙、バラエティ番組のゲスト等、のべつ幕なしにメディア露出が続いている。
とりたてて好きでも嫌いでもないが、いい加減たくさんだという感じがしてきた。しかしなぜ、これほどまでの大ブレイクに至ったのか?
いつでも「会いに行けるアイドル」という親近感、それに加え、完成度の高い出し惜しみなしのパフォーマンス。これら重要な二つの要素がバランス良く溶け合い、独自の魅力を醸し出していた。この成り行きは、必然だったのかも知れない。
アイドル戦国時代と呼ばれる昨今、次に主役となり得るのは誰なのか? 胸焦がす熱い思いを沸き立たせる少女達は、確かに存在した。僕は、止め処なく思いを馳せる。

これまでノーマークだったのだが、最近になって気になり出した存在がある。
東京女子流エイベックス本命アイドルユニットであるが、非常にアーティスト色が強く、親近感を重視する僕には受け入れ難い雰囲気があった。ただ、その歌唱力とダンスパフォーマンスは、かなりの高レベルを維持しており、たまたまストリーム映像を目にした僕の心を捉えたらしい。
素人の寄せ集めな感を脱し切れていない、同じエイベのSUPER☆GiRLSなどとは、まるで格が違うようだ。
洗練された都会的美少女風でありながらも、東北出身者(新井ひとみ庄司芽生)を含めたメンバー構成が意外な感じ。震災の影響が心配されたが、元気な姿を見せファンを安堵させた。
華奢で色白、スラリとした四肢、サラサラな黒髪。繊細な美しさが光る、ある意味絶妙な年頃。それにしては、変に年齢を明かさないのは如何なものだろうか?
おおよその年齢はファンの間で知られているものの、こういった奇妙な仕掛けは、結果的に碌なことにはならない。
過去に、あらゆる個人データをひた隠しにした、極めて特異なアイドルが存在した。彼女は結局、一時の話題を提供しただけで、あっという間に消えてしまった。
無闇に謎かけすることの意味は、いたずらにファンとの間に垣根を作るということ。素晴らしい楽曲と素質に恵まれているのだから、ありのままの魅力を届けて欲しいと切に願う。

一方で、パフォーマンスそのものよりは、将来性という面で注目に値するのが、成長期限定ユニットさくら学院
生徒会長武藤彩未、女優ブレイク間近の三吉彩花など、全体的に美少女性の高いルックスが、瑞々しく新鮮なイメージに。
適度に猥雑としたデコボコの身長差が個性的であり、何やらいかにもな学園モノ風情が妙に面白くてクセになる。
プロデュースに関しても、バトン部クッキング部重音部等、部活でユニット分けし、新たなアピールに余念がない。
ただ、残念なのは、先にリリースされたファーストアルバム「message」において、これら部ごとに初回盤特典映像を分けるなどし、あからさまな販売促進を図った点。
コアなファンであるほど、全ての映像を観たいと思うのは当然であり、三種全てを買わせようと目論んでいるのは明白。
アイドルイベントでよく見られる、複数購入特典を断固否定する僕からすれば、これはあの悪名高いAKB商法に通じるものがあると思われる。初回盤として特典を盛り込むのであれば、通常通り、ひとつにまとめて販売するのが何より良心的だといえる。
他にも、握手を始めとする接触系イベントを催さないのも、不可解に思えるプロデュース展開のひとつに挙げられる。
アルバム発売イベントでは、手渡しまでしたと聞くが、なぜか握手だけは厳しく規制されたらしい。
新しい試みを打ち出し、独自色を出したいのも分かるが…ファンサービスという基本的な部分を、もう少し見直した方が良いのではないだろうか。
さくら学院

自らの礎を築こうとする時、どこまでも真っ直ぐに、嘘偽りのない心境で駆けていたことを忘れてはならない。そして、その瞬間に力を与えてくれたものが何なのかを、決して忘れてはならない。
これまで支えてくれたファンとの距離感を大切にしつつ、多様なメディア戦略を打ち出し、王道に則したアイドルアピールにまい進する。それこそが、歴史に刻まれるべき、メジャーアイドルに続く道なのだと信じて疑わない。

|

« 失われた心の余裕 | トップページ | 誤った認識が生んだ歪み »

コメント

こんにちは☆彡

確かにAKBはお腹一杯感はあります。。。

でも、次に続くグループはいないと思います。

世間的なアイドルブームは終わるんじゃないかと、ただ、AKBは掘り起こしたアイドルファン層を受け継ぐグループは出てくるでしょうね。
たぶん、それはまだメジャーにはなれてない数年先のグループな気がします。

恐らくですが・・・つんく♂さんが作るかも知れません。

少なくとも秋元さんじゃないと思います。

芦田愛菜ちゃんに続く子役の子がしばらくブレイクするんじゃないですかね。。。世間的には。


最後の文、僕もそー思いました。

ずっーとファンに寄り添い、自分達の目標を団結して歩んだグループがメジャーになるんでしょうね。きっと。。。

投稿: 館の主 | 2011/06/08 23:32

今の次世代といわれる子達の中には、ご指摘の通り、AKBに匹敵するほどの存在はいませんね。
あくまで、ささやかな旬を愉しむには十分ですが、万人受けするオーラというのは皆無。まあ、僕的にはメジャーに拘るつもりはないので、それでも良しとしますが。。

つんくPが盛り返してくれるのを個人的にも期待してますが…スマイレージの新メンバーとかでなく、もう一度イチから、エッグ選抜ユニットなど検討して欲しいところ。
より若いフレッシュな人材を前面に出すことが、ハロプロ再興の鍵を握ると信じてます。

投稿: santa | 2011/06/10 21:33

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92132/51842986

この記事へのトラックバック一覧です: 胸焦がれるアイドルへの道:

« 失われた心の余裕 | トップページ | 誤った認識が生んだ歪み »