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2011/06/14

誤った認識が生んだ歪み

さわここのところ、U-15DVD業界が騒がしい。どうやら、どこぞのメーカーが、また「やらかしてしまった」らしい。
問題となっているDVDは、アースダイバー(未確認)というメーカーがリリースする、ドレミファ空色レーベル第四弾「さわこ」。ぷりぷりたまごレーベルから続く新シリーズだが、主に無名といっていい、マイナーなジュニアアイドルのDVDを多数リリースしているようだ。

ネットショップの中途半端なポイントの使いみちに苦慮していた僕は、早速、このDVDを興味本位で購入してみた。
この子、全くの無名ながら、なかなかにスレンダーで可愛い。弱冠、ギャルっぽくなりそうな将来を想像出来る顔立ちだが、ルックスレベルは思いのほか高い。
内容はといえば、ごく平凡な水着イメージに相違ないが…ピンポンして遊ぶ激しい動きの中で、小さめのビキニから乳首が覗けてしまっている。しかし、はっきり言ってどうということはない。
この年頃の女の子では当然胸もなく、身体も薄く、男の子とほぼ同じような体型である。それで無邪気に遊ぶ内に、少々見えてしまっても、単純に微笑ましいだけのこと。
今の、このご時勢では大問題になるのであろうが、実際にこうして見てみると、馬鹿馬鹿しいくらい他愛のない事柄でしかないのが分かる。
過去にも、加藤美月岡崎瞳など、一部で騒がれた事例があるが、全て取るに足らないものばかりなのだ。
この状態で販売してしまうメーカーも考えものだが、正直言って騒ぎ過ぎな感が否めない。(現在出荷分は修正済み)

児童ポルノ規制法の施行以前、こういった幼女の裸は、テレビCMドラマの入浴シーンなどで当たり前にお茶の間に流されていた。誰もそれを、嫌らしいものと扱うわけでもなく、ありふれた日常の一風景としか見ていなかったはずだ。
それが、一変してしまった。一部の凶悪犯罪が大々的に報道されるにつれて、過剰なまでの危機意識が大衆に植え付けられたのである。
今では、迷子の女児を下手に保護することも出来ない。誘拐と間違われるからだ。通学中の女児とすれ違いざま、微笑んだだけで不審者扱いされた事例さえある。
幼女の裸など、もってのほかである。全くもって、息苦しい世の中になってしまったものだ。

児ポ法規制によって、犯罪の発生件数が抑制されたという話は、未だ聞かれていない。そもそも、犯罪というものは、いつの時代でも常に一定数発生しており、何らかの働きかけによって極端に増減するわけではないのだ。
そうと知りながら、他先進国を模倣するだけの悪習国際的な批判から、規制強化に乗り出したに過ぎないと思っている。
日本と比べて、性犯罪や児童虐待が圧倒的に多い諸外国に倣う必要が、一体どこにあるというのだろうか?
いたずらに規制を強めることで、何でもないありふれたものを、妙にふしだらな「特別なもの」に変えてしまった。
これの意味するところは、犯罪者を含めたあらゆる大衆の注視する対象として、幼い子供を取り上げてしまったことに他ならない。まさに本末転倒であり、むしろ規制により、児童を対象とする性犯罪が増加する危険性さえはらんでいるのだ。

邪な気持ちで物事を斜に構えてばかりいると、世にある全ての事象が、途轍もなくやましいもののように思えてくる。
誤った認識に基づく風潮が蔓延した時、もはや取り返しのつかない歪みが、社会の本質に生じていることだろう。
法律で規制することの意味が、一方的に自由を奪い、形を変えるということを忘れてはならない。いわば、「毒を以って毒を制す」といった荒療治であることを、殊更に強く意識しなくてはならないのだ。

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2011/06/03

胸焦がれるアイドルへの道

東京女子流

猫も杓子もAKB。グラビアや雑誌の表紙、バラエティ番組のゲスト等、のべつ幕なしにメディア露出が続いている。
とりたてて好きでも嫌いでもないが、いい加減たくさんだという感じがしてきた。しかしなぜ、これほどまでの大ブレイクに至ったのか?
いつでも「会いに行けるアイドル」という親近感、それに加え、完成度の高い出し惜しみなしのパフォーマンス。これら重要な二つの要素がバランス良く溶け合い、独自の魅力を醸し出していた。この成り行きは、必然だったのかも知れない。
アイドル戦国時代と呼ばれる昨今、次に主役となり得るのは誰なのか? 胸焦がす熱い思いを沸き立たせる少女達は、確かに存在した。僕は、止め処なく思いを馳せる。

これまでノーマークだったのだが、最近になって気になり出した存在がある。
東京女子流エイベックス本命アイドルユニットであるが、非常にアーティスト色が強く、親近感を重視する僕には受け入れ難い雰囲気があった。ただ、その歌唱力とダンスパフォーマンスは、かなりの高レベルを維持しており、たまたまストリーム映像を目にした僕の心を捉えたらしい。
素人の寄せ集めな感を脱し切れていない、同じエイベのSUPER☆GiRLSなどとは、まるで格が違うようだ。
洗練された都会的美少女風でありながらも、東北出身者(新井ひとみ庄司芽生)を含めたメンバー構成が意外な感じ。震災の影響が心配されたが、元気な姿を見せファンを安堵させた。
華奢で色白、スラリとした四肢、サラサラな黒髪。繊細な美しさが光る、ある意味絶妙な年頃。それにしては、変に年齢を明かさないのは如何なものだろうか?
おおよその年齢はファンの間で知られているものの、こういった奇妙な仕掛けは、結果的に碌なことにはならない。
過去に、あらゆる個人データをひた隠しにした、極めて特異なアイドルが存在した。彼女は結局、一時の話題を提供しただけで、あっという間に消えてしまった。
無闇に謎かけすることの意味は、いたずらにファンとの間に垣根を作るということ。素晴らしい楽曲と素質に恵まれているのだから、ありのままの魅力を届けて欲しいと切に願う。

一方で、パフォーマンスそのものよりは、将来性という面で注目に値するのが、成長期限定ユニットさくら学院
生徒会長武藤彩未、女優ブレイク間近の三吉彩花など、全体的に美少女性の高いルックスが、瑞々しく新鮮なイメージに。
適度に猥雑としたデコボコの身長差が個性的であり、何やらいかにもな学園モノ風情が妙に面白くてクセになる。
プロデュースに関しても、バトン部クッキング部重音部等、部活でユニット分けし、新たなアピールに余念がない。
ただ、残念なのは、先にリリースされたファーストアルバム「message」において、これら部ごとに初回盤特典映像を分けるなどし、あからさまな販売促進を図った点。
コアなファンであるほど、全ての映像を観たいと思うのは当然であり、三種全てを買わせようと目論んでいるのは明白。
アイドルイベントでよく見られる、複数購入特典を断固否定する僕からすれば、これはあの悪名高いAKB商法に通じるものがあると思われる。初回盤として特典を盛り込むのであれば、通常通り、ひとつにまとめて販売するのが何より良心的だといえる。
他にも、握手を始めとする接触系イベントを催さないのも、不可解に思えるプロデュース展開のひとつに挙げられる。
アルバム発売イベントでは、手渡しまでしたと聞くが、なぜか握手だけは厳しく規制されたらしい。
新しい試みを打ち出し、独自色を出したいのも分かるが…ファンサービスという基本的な部分を、もう少し見直した方が良いのではないだろうか。
さくら学院

自らの礎を築こうとする時、どこまでも真っ直ぐに、嘘偽りのない心境で駆けていたことを忘れてはならない。そして、その瞬間に力を与えてくれたものが何なのかを、決して忘れてはならない。
これまで支えてくれたファンとの距離感を大切にしつつ、多様なメディア戦略を打ち出し、王道に則したアイドルアピールにまい進する。それこそが、歴史に刻まれるべき、メジャーアイドルに続く道なのだと信じて疑わない。

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