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2009/11/21

相反する世界に在る光

志田未来

当て所のない旅路。それは辿るべき道のない失望感に見舞われる、未来なき最果ての運命に他ならない。
訪れる日々は言い様のない苦痛だけを与え、倒れそうになる僕を嘲笑うかのように吹き荒び通り過ぎていく。
過酷な現実に曝されることで、いつしか後ろ向きに生きるしかなくなっていた。それでもなお、夢や希望を見据える少女の眼差しに微かな羨望はある。悲しいかな、もう叶わぬ望みであるが故、より眩しく思えるのだ。

いかなる逆境においても、明るく前向きに生きることの素晴らしさ。全てを肯定的に受け止めることで、優しく健やかな少女の美しさは内面から際立っていくもの。
ご存知の通り、ドラマ「小公女セイラ」である。セイラといえば、アルテイシア・ソム・ダイクンと、今はなきチャームの王女様、川上セイラくらいしか思い浮かばない僕だが…そこには、成長した新進女優の確固たる存在感があった。
子役から女優へと、順風満帆な道のりを歩む志田未来
思春期にかけ急激に顔が膨らみ、劣化の危険を案じさせたが、徐々に端正な従来の美貌を取り戻した感がある美少女。
女王の教室での「てぃひ」、「14才の母」、ストーカー被害など、話題に事欠かない彼女だが、今回は実に女性らしい役柄に恵まれたようだ。主人公であるヒロインは、いかなる境遇にあっても優しさや誠実さを忘れない、プリンセスたる崇高な魂の持ち主。やや地味な印象が先行する彼女であるが、こういった華やかな役柄を見事に演じ切っているのに感嘆した。
共演者にも、岡本杏理つぐ(篠原愛実)、菊里ひかり指出らん(指出瑞貴)、中村有沙という粒揃いのラインナップが。
未来ある少女らの輝きを存分に感じ得る、名作ドラマとなりそうである。

さて、プリンセスといえば、選りすぐりの美少女の頂点に立つ有名ミスコンのグランプリに注目してしまう。
名のある若手女優を輩出した、ホリプロタレントスカウトキャラバン。今年度グランプリに輝いたのが、小島瑠璃子である。
最近の傾向としては、しっとりした潤いのある美少女を主とする、純正統派が選ばれる傾向にあるらしい。ただ、今回スポットライトを浴びたのは、意外にも都会的な印象漂う洗練されたイマドキ美少女であった。
一見して大人びたルックスのモデル系なのか?と思わせたが、いわゆるお人形系とは程遠い、力強い意志を感じさせるキャラクターが際立った。前年グランプリの高良光莉もそうだが、大先輩和田アキ子に物怖じしない度胸の良さ、15歳とは思えないはっきりとした物言いに驚かされる。
まさに未来志向に突き進み、夢を叶えそうな潜在力を内に秘めた原石であるといえよう。

心沸き立つときめきに見舞われる、珠玉の美少女コラボレーション。その本質とは、旬を迎えた少女らの相乗効果にある。
スカパーのオリジナルドラマ「小池三姉妹」では、公私共に馴染み深い「小池」姓の美少女演じる三姉妹が、リアリティある仮想現実で魅了してくれる。
日テレジェニック2009小池唯、ジュニアアイドル一時代を築いた小池里奈、子役実績とアイドル性を兼ね備える小池彩夢
実に完成度の高い美少女が集結し、否が応にも注目を集める試みとなった。
ドラマの方は、何てことはないバラエティ風味の短編だが、三人それぞれが個性溢れる役柄を演じており見所は多い。特に、彩夢ちゃんの読書好きキャラが個人的にツボだ。
ドラマのみならずアイドルユニットとしての本格始動水着を含めたグラビア競演積極果敢なイベント露出等、様々な可能性が浮かび上がる三人組。是非とも、一時の企画モノで終わらぬことを祈りたい。
小島瑠璃子

若々しく弾けるような生命力の源は、清らかな少女の織り成すポジティブな世界観にある。温かな陽射しが降り注ぐように、全ての命あるものを祝福し、尽きることない確かな力を与えてくれる。
この澱みくすんだ曇天、泥沼と化した大地。今こうして此処に立つことで、見ることも適わなくなった光の温もりは、ますます遠く手の届かないものになっていく。
相反する地に住まう少女の希望を糧として。やるせなくも切ない思いを胸に、苛烈な現実を生きていくのだろうか。

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2009/11/02

終局への旅立ち

ピュアピュアVol.55ここしばらく仕事が多忙を極めており、ブログを更新する余裕もない。まだ暗い内に起き早朝に出勤、夜遅くに帰る頃にはヘトヘトに疲れ切っている。これだけ働いても、平均的な正社員の半分以下の月給にしかならない。
少しの希望もなく無気力なまま、過酷な派遣労働に明け暮れるのは悲惨である。いわば、終末に向けて悶え苦しむ末期ガン患者のようなもの。終局への流れは、もう止められない。

先日、書店にてピュアピュアVol.55をチェックする機会があった。噂によれば編集者を総入れ替えし、完全リニューアルしたとされる本誌。発売延期、そしてその顔触れからして、全くといっていいほど期待していなかった。
実際に目にしてみて、大方の予想通り…いやそれを通り越して、驚嘆するばかりの酷い出来映えだったのだ。
先ず、表紙の小池彩夢。わざと選んだとしか思えない、殊更写りの悪い写真に驚かされる。この時点で、手に取る人は少ないだろう。そして何といっても、人選の悪さが目に余るものがあった。
彩夢ちゃんの巻頭グラビアは無難とはいえ、初登場で目ぼしい子がただの一人もいない。まるで単なる芸能情報誌を見るかの、SKEの取るに足らないグラビア記事。誉れ高い正統派ジュニアアイドル誌の栄光は、完全に地に堕ちてしまった。
鮮明な画質で魅せた美少女グラビア新たに発掘される原石へのときめき。決して知名度に左右されない、厳選した清純派美少女を取り上げた審美眼。これら全てが欠落し、これまで築き上げた歴史に、取り返しのつかない汚点を残すことになるだろう。

まさに終局と呼ぶに相応しい、代表的なジュニアアイドル誌の転落劇。それならばいっそ、叶わぬ少女期の夢に浸り我が身もろとも潰えた方が好し。
変わらぬコンセプトがむしろ痛ましい小学生限定ムック、海王社のSho→Bohvol.18の表紙を飾る超絶幼い六年生森下真依につられて久々に購入してみた。正直、今回のピュアピュアより数段マシな選択といえるに違いない。

森下真依
クールで寡黙なイメージの強い女の子だが、クリクリした瞳が小動物風な癒しを放つ絶品美少女。順調なDVDリリースが続くが、イベント等は控えめか。浴衣や水着のDVDカットもあり、大いに購入の参考になると思われ。
嫌らしい話抜きに、この子の腰つきからお尻のフォルムが最高に美しい。神が創り給うた、絶大なる癒しと未成熟な曲線美の融合。この際、アイドル性云々は考えずに生温かく見守りたい。
天野まあさ
まあさといえば、ベリのあの人が思い浮かぶが…まるで似ても似つかぬ、清楚なお嬢様系だろうか。決して腕相撲が強そうにも見えない華奢さ加減が、ビンビンと琴線に触れてくる。
笑顔が非常に爽やか。明るい性格なのか、常に笑っている印象が微笑ましい。心交社などからもリリース情報があり、正統派の美少女水着として価値あるものになりそうだ。
桜木ひな
良くいえば普通、悪くいっても…普通? 要するに、どこにでもいる小学生女児である。まあ、ある意味、親戚の子に居そうな親近感は確かにあるのかも。
やや日焼けし過ぎなのと、歯並びが気になってしまうが、「普通の子」と認めれば純天然モノの有難みが出るというもの。
小麦色の素肌に浮かぶ肋骨萌え、そんな人種には受けることだろう。
木村葉月
はーたんリアル愛娘にしたい輩は多いことだろう。タンクトップにショートパンツという軽装ではしゃぐはーたんに、心底和みまくること請け合い。
小さ過ぎる身体に隙間だらけになってしまう水着が危なっかしい。どんだけ幼いのかと思ったら、もう三年生とは驚きだ。
もうずっと園児のままでいいよ、はーたん。
荒川ちか
何かしら特異なオーラを感じ得る少女。前号表紙で話題となり、一部で高い評価を得ているらしい。確かに不思議な魅力のある子だが、水着なしでどこまで行けるのか疑問は残る。
いわゆるお人形系といえるが、このパッツン前髪が如何ともし難い。厚めの唇がエキゾチックな雰囲気を醸し出すが、個人的には評価しにくいタイプ。成長により洗練されれば化けると見たが如何に?
森下真依

過去の栄光は幻のごとく消え去り、幼い少女の時は一瞬の輝きだけを心の底に残すのみ。僕の時間は止まったまま、過ぎ去っていく貴い軌跡の傍観者となる。
ただ、思い出だけを脳裏に刻み生きていくのか。この耐え難い苦しみはいつか心を蝕み、凄惨な現実を呼び戻すのだろう。
今、旅立つ時。やがて訪れる終局を待ち侘びて。

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