あるまじきタブー
先日、一時不停止で切符を切られた。日常の移動手段をバイクに頼る僕は、常日頃から、これ以上にない安全運転である。
通行量の少ない、見通しの良い十字路。僕は十分に安全確認をし、足もついた状態で、ほんの少しはっきりと停止しなかっただろうか。すると早速、後方から巡査部長の停止命令である。
日本の道路交通法は糞である。全くもって危険な事態が発生したわけでなく、ただ警官の点数稼ぎのために、失業者から金を毟り取る現状がまかり通っている。
ジュニアアイドルの世界における謂れなき弾圧は、日々、勢いを増している。水着を児童ポルノとする横暴も、こういった、弱者を貶め権利を迫害する所業に通じるものがある。
今、この現代において、憲法で守られているはずの「表現の自由」は、悪しき固定観念により侵されようとしている。
二次元の世界で起きている惨状を、ジュニアアイドルのそれと同系列のものとして考えるのに、やぶさかでない。
いわゆる、凌辱系のアダルトゲームソフトが、製造・販売の禁止に追い込まれているらしい。事の発端は、海外で出回った日本のアダルトゲームが物議を醸したことによるもの。性暴力を扱う描写が、大きな批判を呼んでいるようだ。
例によって、日本ユニセフが、ここぞとばかりに調子づいている。国際協調を盾に、児童ポルノ撲滅を叫んでいる。やれやれだ。
これら一連の出来事について、ある外国人はこう漏らしている。「こんなことは、自国では考えられない」と、困惑気味に。
小中学生の水着演出についても、同様の意見が出されている。勘違いも甚だしいと思わないだろうか。
なぜって、当たり前である。その国ごとに、独自の文化が存在するのだから。日本の漫画、アニメは世界的に高い評価を受けたが、それは日本独特の創造性と技術力の賜物であった。
日本の文化を重んじ、それに追随する気がないのであれば、無理に関わる必要などありはしない。外人ごときが声高に批判し、しゃしゃり出てくるなと声を大にして言いたい。
最近は、何でもかんでも諸外国を規範とし、それに倣うべきとの風潮がある気がする。外人が騒いだところで、何だというのか。
そんなものより、日本で生まれた自由な表現による、様々な文化風土を重んじるべきだと常々思う。
別に、性暴力といった過激な描写を肯定する気はないが、これはあくまで二次元であり妄想の中の話である。実在する女性が関わるわけでなし、あまりに過敏な反応というしかない。
過激なアニメやゲームの氾濫、果てはジュニアアイドルの水着までも、性犯罪の増加に結びつける強引な論調がよく聞かれる。
児童ポルノが規制されるずっと以前から、性犯罪は常に発生していた。実際に統計をとってみても、規制の効果が現れ件数が減ったわけでもなく、また急激に増加したわけでもない。
結局のところ、性犯罪に限らず、犯罪の類いは世の中からなくなるわけはない。最も懸念すべきは、犯罪抑制にかこつけて、自由な表現や創造性を奪うことである。
タブーとされる定義付けを行う際に、なにをさておいても留意すべきこと。それは、絶対に侵してはならぬ聖域に、土足で踏み込んでいないかどうか。「自由」という不可侵の領域を汚すことこそ、人としてあるまじき愚行なのだ。
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コメント
こんにちは。
災難でしたね・・・
深夜から早朝に帰ることの多い僕にとっても、あの警官達の仕事っぷりには腹立たしいです。
明らかに暴走してる車は見て見ぬふり・・・でも自転車が無灯火だったら、どんなことしてでも捕まえようとしますからねw
あの人達には事故を減らそうとか犯罪を減らそうという高い志は無いんですね・・・ってそんなこと公務員に期待しても無駄ですがw
なんか・・・どのことを見ても間違ったことばかりなんで嫌になりますね・・・
本質を勘違いしたまま、規制だけが進んで行って・・・どこも間違えだらけです・・・
投稿: 館の主 | 2009/06/13 21:00
コメント連投ありがとうございますw
お察しの通り、何でもかんでも規制すれば良いという、日本の社会風潮は異常に思えます。
交通ルールを守るのは結構ですが、それが事故防止に役立たなければ、ただの抑圧に過ぎません。
同じように、とってつけた理由で創作物を規制するのは、明らかに自由の束縛に過ぎず…。
特に、一部の議員、日本ユニセフなどは、凝り固まった偏見と利権欲しさで、実に勝手な主張をしています。
こういった横暴を許していると、とんでもない規制社会になってしまいます。由々しき事態ですねぇ。。
投稿: santa | 2009/06/16 01:13