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2009/05/14

可憐少女は夢まぼろし

可憐Girl's

まるで何もなかったかのように掻き消されたのは、少女の幻。どうして、どこまでも純真で、可憐であっていけないものか。
誰も、答えは出せやしない。もう永遠に。
僕は、ただ憤りだけを感じていたわけじゃない。あの少女らが与えた胸ときめく高揚感は、沈みかけた心を引き上げ、励ますようにして偽りなき確かな力を注ぎ続けた。それはきっと、嘘じゃない。

今さらと思われるかも知れないが、過去に縛られるのが日常的な僕にとって、あの可憐な魅力で虜にした美少女アイドルを、そう簡単に記憶から拭い去れるものではない。
ことさら可憐さを強調した小学生のアイドルユニットにおいて、完成度の高い美少女性と、時代を先取りしたキャッチーな楽曲で一世を風靡した可憐Girl's
底知れぬ萌えの大海に溺れさせた、現代稀に見る可憐な美少女アイドル。彼女らがこつ然と姿を消してしまった事実を、今だに信じることが出来ないでいる。
生活苦に喘ぐほどの貧困を抱えていても、可憐Girl'sのラストアルバムだけは、無理を通し購入した。素晴らしい楽曲の数々と、初回限定版DVDの少女らしい素顔に、切なくも萌え震える。
痛切なこの淋しさを紛らすように、今宵も繰り返しリピートする。せめてここに、思い出をなぞるようにして書き綴りたい。

メンバーを引っ張る活発さ 武藤彩未
元騎手の父を持ち清純なお嬢様風の彼女だが、その素顔は実のところ、相当に活発なお転婆娘か。メンバー随一の早口でまくし立て、一時もじっとしていられない落着きの無さ。
グイグイとメンバーを引っ張る印象が強く、ヤドカリブームの仕掛け人は、恐らく彩未ちゃんだろう。運動苦手な他の二人を差し置いて、体育好きサッカー好きな体育会系ぶりを遺憾なく発揮。躍動感溢れる、リーダーシップが光った。
素でのデコ出しデフォややギャルっぽい喋り方など、不安要素あるものの、今後最も期待が寄せられる逸材であること間違いなし。既にドラマ出演など新展開を見せているが、やはり、清純派アイドルとしての彩未ちゃんを心より切望したい。

あどけない笑顔のマスコット 中元すず香
とにもかくにも、絶対可憐ないもうと感が秀逸である。無垢なあどけなさ抜群の笑顔が、メンバーの心を和ませる癒し系。
ボイスチェンジがうまくいかなかったり、ガラス細工体験でなにげにテンパッたりと、何かとほっとけない存在感がいかにも。
これでもかとばかりな、アグレッシブなダンスパフォーマンスと好対照で、実にそそるものがある。
インタビュー待ちの真顔が妙に面白く、色んな面を持ってそうな気にさせる。ホクロは将来的に除去すべきだが、本人がチャームポイント(食いしん坊ボクロ)としているなら、まあ良しとしよう。

モデル系美少女の包容力 島ゆいか
彩未ちゃんのせいもあってか、ひと際落ち着いた大人っぽさが際立つのが、彼女の特徴。とはいえ、ゴーヤの苦さに飛び跳ねたり、「島豆腐」に敏感に反応したりと、無邪気な子供らしさも見え隠れ。
流麗かつスリムなスタイルでモデルポーズも様になり、ロングヘアをなびかせる将来の美女像が、既に出来上がりつつある。
人一倍イチゴを愛するあまり、一人だけ氷イチゴをチョイスする辺り、外見とのギャップを感じさせ微笑ましい。
ユニット内では地味な存在だったが、個人的には女の子らしい声質とキャラクターに、かなり惹かれた感がある。地味な魅力を逆手に取ったソロ活動を、大いに期待したい。
むら咲むらにて

夢に届きそうなくらい力強く羽ばたいた翼は、突如として無惨にもぎ取られた。それは、あまりに一方的な仕打ちであり、ファンの期待はもとより、少女らの可能性までも脆くも打ち砕いた。
今はもう、跡形も消えて失くなった少女達の痕跡を、ひたすらに記憶に追い求める。年月と共に、全ては葬り去られるのだろう。
あのひと際輝いた、可憐少女は夢まぼろし。出逢えたときめきが、叶わぬ夢にいざなうようにして、今もこの胸を締めつける。

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投稿: | 2009/06/22 06:42

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