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2009/05/27

刻み始めた少女の時

真野恵里菜 新たな時代におけるスポットライトの中心に立つのは、いつでも選りすぐられた美少女のみ。かつて、何の変哲もない少女が、知らぬ間に特別な輝きを放ち始めることの不思議。
人は、そう簡単に変われるものではない。それでも、取り巻く状況が一変し、まるで生まれ変わったかの契機が唐突に訪れる。
その時、少女は、計り知れない上昇気運の波に乗せられている。新たな時の始まりを感じるんだ。

時代が移り変わり、新世代の台頭が周期的に巡ってくる時節。毎度のことながら、初々しい新鮮な顔触れに魅せられていく。
僕はもう、錆びついて止まりかけた古時計。この時を刻めるのは、新たな美少女のエネルギーに依るところが甚だ大きい。
今、新生する時代の申し子達に注目してみたい。

事務所のゴリ押しが通用しなくなった印象を、日に日に増してゆくハロープロジェクト。紅白ハロプロ枠が撤廃される以前から、既に勢いを失くしていたのは周知の事実である。
いわゆる、正統派を宣言するアイドルプロデュースの中核を成すのが、今や真野恵里菜のメジャーデビューといえるだろう。
さて、これに関して単純に連想したのが、松浦亜弥の再来を企図するプロデュース戦略であった。しかし、よく吟味してみると、どうも目測を誤っていた気がしてくる。
真野恵里菜というキャラクターが、あまりに「アイドルらしくない」存在であるのに気付かされた。なぜ、敢えて彼女を推したのか。ここが、重要なポイントなのだと思う。
真野FRIENDS PARTYの模様を見た。そこで、あのアイドルの化身と揶揄される、嗣永桃子と共演した彼女を見ることになる。
とてつもないプリティアピールを平然とやってのける桃子に比べ、真野ちゃんの壮絶な恥ずかしがりようといったら…。
美女放談」において、自分に自信の持てない悩みを吐露する場面。ある意味、人々に夢を与えるアイドルとして、あるまじき後ろ向きな素顔を露呈する。
真野恵里菜という女の子は、年齢相応に弱く臆病で、どこまでも真摯な、あくまで普通っぽい存在感を身に纏っているのだ。
この重苦しい世の中において、あやや桃子といった、ガツガツした元祖プリティアイドルは、ややもすると鬱陶しいだろうか。
同じ目線で、悩みや迷いを共感することの出来る、新しいアイドルの形。真野恵里菜に、新世代アイドルの境地を見た気がする。

一方、子役の世界では、人気ドラマを機に知名度を急上昇させている子がいる。どん底の不景気下での庶民感情からすれば、お茶らけた婚活ドラマが惨敗し、深刻な社会派ドラマが理に適うのは当然の流れ。
子供が子供を殺害する「アイシテル~海容~」が高視聴率を叩き出し、印象深い演技で注目を集めているのが、川島海荷である。
弟を殺される姉の心情を演じるという、非常に難しい役柄をこなした力は見事なもの。ドラマの番宣で度々テレビ出演し、一躍、全国区の知名度を手中にしつつある。
ガッキーこと新垣結衣の新曲PVで共演、カルピスウォーターCMキャラ抜擢、今秋公開の映画主演と、飛ぶ鳥を落とす勢い。
柔和な笑顔と、強気なエッセンスが溶け合った魅力は秀逸。
大ブレイクの条件は出揃い、目が離せない存在だ。

この他では、モデル発美少女である川口春奈が、ポカリスエット三井のリハウスなどCMガールに矢継ぎ早に抜擢。清楚なお嬢様風ルックスも相まって、秘かにときめかせてくれている。
ピュアピュア次号表紙の大抜擢も噂される、現ジュニアアイドル界隈最大の話題のタネクッキンアイドルまいんこと、福原遥がイベント出演するとかしないとか!?
例によって、子供向け父兄同伴のイベントで、大きなお友達ナマ殺しの展開が濃厚な気配。大概にしてくれたまえ、NHKよ。
川島海荷

人の生きる道に、幾つもの転機があるとするならば、良くも悪くも生きていく意味となる。ただ、平坦な人生を生き、静かに寿命を全うしたくとも、きっとままならないのだろう。
新しく生まれた横顔に新鮮な趣きを感じるのは、未知なる時が産声を上げた証し。望むなら何度でもやり直せると、励まし続けた少女の笑顔。いつまでも変わらずに、僕の背を押していて。

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2009/05/14

可憐少女は夢まぼろし

可憐Girl's

まるで何もなかったかのように掻き消されたのは、少女の幻。どうして、どこまでも純真で、可憐であっていけないものか。
誰も、答えは出せやしない。もう永遠に。
僕は、ただ憤りだけを感じていたわけじゃない。あの少女らが与えた胸ときめく高揚感は、沈みかけた心を引き上げ、励ますようにして偽りなき確かな力を注ぎ続けた。それはきっと、嘘じゃない。

今さらと思われるかも知れないが、過去に縛られるのが日常的な僕にとって、あの可憐な魅力で虜にした美少女アイドルを、そう簡単に記憶から拭い去れるものではない。
ことさら可憐さを強調した小学生のアイドルユニットにおいて、完成度の高い美少女性と、時代を先取りしたキャッチーな楽曲で一世を風靡した可憐Girl's
底知れぬ萌えの大海に溺れさせた、現代稀に見る可憐な美少女アイドル。彼女らがこつ然と姿を消してしまった事実を、今だに信じることが出来ないでいる。
生活苦に喘ぐほどの貧困を抱えていても、可憐Girl'sのラストアルバムだけは、無理を通し購入した。素晴らしい楽曲の数々と、初回限定版DVDの少女らしい素顔に、切なくも萌え震える。
痛切なこの淋しさを紛らすように、今宵も繰り返しリピートする。せめてここに、思い出をなぞるようにして書き綴りたい。

メンバーを引っ張る活発さ 武藤彩未
元騎手の父を持ち清純なお嬢様風の彼女だが、その素顔は実のところ、相当に活発なお転婆娘か。メンバー随一の早口でまくし立て、一時もじっとしていられない落着きの無さ。
グイグイとメンバーを引っ張る印象が強く、ヤドカリブームの仕掛け人は、恐らく彩未ちゃんだろう。運動苦手な他の二人を差し置いて、体育好きサッカー好きな体育会系ぶりを遺憾なく発揮。躍動感溢れる、リーダーシップが光った。
素でのデコ出しデフォややギャルっぽい喋り方など、不安要素あるものの、今後最も期待が寄せられる逸材であること間違いなし。既にドラマ出演など新展開を見せているが、やはり、清純派アイドルとしての彩未ちゃんを心より切望したい。

あどけない笑顔のマスコット 中元すず香
とにもかくにも、絶対可憐ないもうと感が秀逸である。無垢なあどけなさ抜群の笑顔が、メンバーの心を和ませる癒し系。
ボイスチェンジがうまくいかなかったり、ガラス細工体験でなにげにテンパッたりと、何かとほっとけない存在感がいかにも。
これでもかとばかりな、アグレッシブなダンスパフォーマンスと好対照で、実にそそるものがある。
インタビュー待ちの真顔が妙に面白く、色んな面を持ってそうな気にさせる。ホクロは将来的に除去すべきだが、本人がチャームポイント(食いしん坊ボクロ)としているなら、まあ良しとしよう。

モデル系美少女の包容力 島ゆいか
彩未ちゃんのせいもあってか、ひと際落ち着いた大人っぽさが際立つのが、彼女の特徴。とはいえ、ゴーヤの苦さに飛び跳ねたり、「島豆腐」に敏感に反応したりと、無邪気な子供らしさも見え隠れ。
流麗かつスリムなスタイルでモデルポーズも様になり、ロングヘアをなびかせる将来の美女像が、既に出来上がりつつある。
人一倍イチゴを愛するあまり、一人だけ氷イチゴをチョイスする辺り、外見とのギャップを感じさせ微笑ましい。
ユニット内では地味な存在だったが、個人的には女の子らしい声質とキャラクターに、かなり惹かれた感がある。地味な魅力を逆手に取ったソロ活動を、大いに期待したい。
むら咲むらにて

夢に届きそうなくらい力強く羽ばたいた翼は、突如として無惨にもぎ取られた。それは、あまりに一方的な仕打ちであり、ファンの期待はもとより、少女らの可能性までも脆くも打ち砕いた。
今はもう、跡形も消えて失くなった少女達の痕跡を、ひたすらに記憶に追い求める。年月と共に、全ては葬り去られるのだろう。
あのひと際輝いた、可憐少女は夢まぼろし。出逢えたときめきが、叶わぬ夢にいざなうようにして、今もこの胸を締めつける。

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