2008年 アイドル総決算
世間では、目まぐるしく変動した今年を象徴する漢字として「変」を挙げたが、ジュニアアイドルを注視してきた僕からすると、終焉を意味する「終」の印象が色濃く残った感がある。
それは、ひとつの区切りを示したのかも知れないが、時の流れと共に変貌したものの大きさを痛感するには十分であった。
いわば、少女らしさの喪失と醒めてゆく気持ちが絡み合うように、螺旋を転げ落ちていく感覚が確かにあったのだ。
そんな失意に満ちた今年の歩みを振り返り、少しでも来たる年への希望に繋げたいと思う。
僕の中で最も顕著に波が引いたといえるのが、ハロープロジェクトに対する思い入れである。
Berryz工房の絶頂気運、℃-uteの新たなエネルギー。このベリキュー二大勢力に心動かされてきたわけだが、メンバーの相次ぐスキャンダルによって急速に熱が冷めてしまった。
特に、明らかに本人であるのが確定的であった栞菜を、事務所が完全放置するに至っては呆れたというか何というか…。
アイドルという存在意義を問うこととなった。その流れから、最もアイドルらしさで魅せてくれた嗣永桃子の高齢化も如何ともし難く、その成熟度も相まって終焉を迎えることになる。
ここで再燃を期待するのは酷なことだが、この後を引き継ぐ存在が見当たらないという事実が、極めて残念に思えるのだ。
次世代の美少女 飛翔の時
運命を分かつカウントダウン
信じ続けたアイドルへの憧憬
記憶に刻まれた輝ける少女期
ももち論最終章 大いなる眠れる魂
これまで、特別な思いで見守ってきた少女との別れ。つまり、フェードアウトしていった彼女らを見るにつけ、僕はそれを「アイドルの死」と形容せざるを得なかった。
非常に重く痛切な気持ちと共に、受け止めねばならなかった別離。それだけに、素質ある少女の足踏みに、もどかしさを募らせることもしばしば。いうまでもなく、かねてより注目し続けてきた一木有海が、その代表例である。
小池里奈の急激な成熟ぶり、そして一木有海の長過ぎる沈黙。これらが、僕にとってあまりに大きな懸念材料となりそうだ。
アイドルを取り巻く、不自然極まりない動向の数々。それは時に少女の過去まで否定し、利益のために手段を選ばない薄汚い欲望となって露呈した。
チャームキッズ、中村あのん(現あやの)の過去履歴抹消の動き。NHK子供向けバラエティのレギュラーとなったことで、別会社まで立ち上げイメージ払拭に躍起になったのが見てとれる。同じく、行まゆかでも同様な処置が施され、個人的に大きな不快感を抱いている。
その他、複数購入特典の不自然さ、水着を児童ポルノと見なす偏見など、アイドルの世界が歪み狭められる悪しき傾向が、より浮き彫りになりつつある。来年にかけ、規制強化の声が強まり兼ねない現状。ジュニアアイドルにとっては、苦難の到来か。
終わりの始まり。そんなネガティブな印象の強い今年にあって、新しく生まれ、ひと際輝いた存在もあった。
アニメ主題歌を皮切りに、思いがけない人気を獲得した可憐Girl's。キャッチーな楽曲の良さと、文字通り、新鮮で可憐な美少女ぶりに痛く胸をときめかせた。
11月にリリースされたセカンドシングルも非常に素晴らしく、今後の更なる活動展開にも大いに期待が高まる。
一方、ある意味において常に斬新なサプライズを届けてくれるのが、徳島ローカルcoco's(コニーズ)の異端なクオリティ。
いつまでも純朴であってかつ、日常にほど遠い驚愕のパフォーマンスで魅了する。来年も異界の誘惑に抗えないだろう。
美少女が放つ日輪の輝き
楽園に焦がれた異界の住人
異界を漂う甘い夢
もうこうなると、僕にとって最後の命綱となるのが、輝けるレジェンド松嶋友貴奈に他ならない。
言い様がないほどの、精密なトータルバランスの素晴らしさ。
あまりにも清楚で美しすぎる容貌と等身大の素顔、そして、小学生にしては珍しい理性的な側面。
渾然一体となったその魅力は、僕を前田亜季以来の、途方もない高揚感に押し上げた。
今年唯一となった、貴重なイベント参加。
今だからいうが、このチケット取るため無理に休んだ短期の仕事は、結局クビになってしまった。それでも、何ら後悔の欠片もない。それほどまでに、魅入られているのだ。
「ラブレター」主演を機にファンになった方々には、DVDも是非おすすめしたい。類い稀な輝きにメロメロにされるだろう。
チャーム卒業発表した泉はるが、実はストライク移籍の顛末。今後不安なのが、こうしたファンと切り離す移籍劇か。
もし、ユッキーナがストライク移籍しようものなら、僕は発狂するから憶えていて欲しい。
少女美のトータルバランス
美少女の帯びる色彩
深く安らかな伝説の時
あるがまま素顔の美少女伝説
運命を刻む美少女の伝説
全てが終わりを告げ、闇に閉ざされるのならば、それは自然の摂理でしかない。死とは、何もかも奪い消し去り、生み出すものは荒涼たる虚無でしかない。
少女が少女であった時、その拙い意思の力はか弱くもあり、幼さの滲む美しさは一瞬で過去へと消える幻のようなもの。
消えゆく面影に死の影が過ぎるなら、掴めない美しさをただ記憶に刻むのもいい。やがて、新しい時代の到来と共に、確かに存在したはずの美少女に出逢えるのならば、それでいいんだ。
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