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2008/03/08

抑圧に伏し、隔てられる空間

ハロテン色紙 ももちよ、あなたが導いたのだ。
まるで現実感のない漆黒の暗闇に覆われた、異次元の空間に佇む。どんなに彷徨っても、もう出口など見えはしない。
盲目に埋もれるのを恐れ、無意に手探りする僕は、闇の中をどこまでだって進んで行ける。それはつまり、全てを塗り潰すかに垂れ込めた漆黒に、この空間が隔絶されていることを決定付ける。
やがて、疲弊し切った僕は、四肢をもぎ取られた羽虫のようにもがき続けるしかない。憐れに蠢く贄の死臭に誘われて、きっとあの怪物はやって来る。
もう二度と光を仰ぐことなく、この心身は怪物に捕食されるだろう。そうして、僕の生命は、大いなる眠れる魂の一部となり生き続けるだろう。この運命は、もう変えられはしない。
ももちよ、あなたが導いたのだ。

時代が移ろうとも変わることなき、アイドル王道。そのど真ん中をひた走る純正統派であるBerryz工房、そして80年代黄金期を彷彿とさせる、プリティアイドル嗣永桃子の存在。
僕がアイドルに目覚めた時期に、華々しく魅せた元祖プリティ
アイドル達。「清楚で可憐に、あくまで可愛らしく」を信条とした、アイドルの原点がそこにはあった。
ただ人数を掻き集め、過剰なまでに飾り立て、注目を集めることだけを重視する現代の風潮。少女本来の自然な魅力は、ますます希薄になっていく。失意を感じ、幼子に夢を託すかの逃避行に奔る僕の眼前を、一陣の疾風が横切った。
心の奥底に眠る魂の、内なる目覚めを感じ得る。
それはまさに、「怪物」と呼ぶに相応しい衝撃であった。

僕は、どうもこの「ゆりかもめ」というのが苦手だ。無人で勝手に走る無機質さもさることながら、座席も狭く向かい合わせで、長身の僕は大抵座れやしない。
ただ、栃木出身の僕には、港と湾岸の景色が目に心地良い。以前にも一度、この感覚を味わっている。目的は同じはずだ。
(参照:怪物の一撃 血塗られし桃源郷
ハロプロFC10周年記念イベントハロテンPARTY」における、Berryz工房のZepp Tokyo一回目公演。これに参加すべく、お台場に赴いた。
前回の会場入場時の手際の悪さが改善されたのか、スムーズな人の流れで難なく入場することが出来た。
Tシャツにハーフパンツという、シンプルな出で立ちで登場した彼女達。久しぶりに会って感じたのは、やはり成長したなとの率直な印象であった。特に、ことさら巨大な熊井ちゃん、いつになく女の子っぽい髪型の千奈美、そして何より、桃子クネクネと小指スタンディングが脳裏に残る。
しかし残念ながら、17列という微妙な座席だったため、双眼鏡を駆使しても他のメンバーは見えづらかった。
今回、稲葉貴子姐さんとの合同イベントということで、一日だけのユニット名を募集して決めたり、FC会報マニアッククイズと、いつもの応援企画とは違った趣向が目立つ。
10周年記念にソロCDを出す設定で、メンバーそれぞれの考えたタイトルを発表する場面。司会に無茶ブリをされて、妙なトーンで唄い出す桃子、振り付けまでさせられるみやちなが面白かった。皮肉っぽく「昭和」を連呼する貴子姐さんが痛々しく、こちらも切なかったが…。
新曲「ジンギスカン」の初お披露目かと思ったが、春にちなんだ3曲を唄ったのみ。やや不完全燃焼気味だったが、僕の最大の目的は何といっても握手会にある。
トップアイドルであるベリと触れ合える貴重な機会。いや、あの怪物たるももちと対峙する、この瞬間を逃がしてはならない。
僕は、思い切ってももちに告白を試みる。しかし、中盤になって、流しが加速していたのを完全に忘れていた。
桃子の前に立ち、「もも‥」と呼びかけたところでチョップが入り、強引に押し退けられる。思わず、次の千奈美に「好きです!」と告白ミステイク!?
怪訝そうな表情で、嫌悪感を露わにする千奈美。「あっとーざいます」と、投げやりな声が心に痛ましく響く。
「ち、ちがっ‥千奈美、ちい…。」 最近こんなのばっかりだ。。
それでも、比較的感じの良い他メンの握手であった。
梨沙子の目が泳いでいたのが、少し気にはなったが…。

ももちの握手を堪能する間もなく自爆を遂げた僕だが、気を取り直し、急遽予定に加えたイベントにも赴くことに。
ジュニアモデル、CM、ドラマと活躍する荒井萌写真集発売イベントが、書泉ブックマートで催された。主に秋葉原を行動拠点とする僕には、意外にも初の書泉イベントとなった。
長時間に渡り屋外で待たされると、悪評高い同イベントだが…30分ほど並んだだけで、参加するに至った。
むしろ、僕が最も問題視したのは、その異様な空間図式である。事務所関係らしきスーツ組や、店舗スタッフらおよそ10名近くに四方を取り囲まれた空間に、一人ずつ入っていく。
厳しい視線を集中されたまま、撮影握手と移っていくが…とてもじゃないが、気さくに話せる雰囲気ではない。ことのほか、元気でハキハキとした萌ちゃんと話したいと思ったが、あがり症の僕は緊張がひどく断念せざるを得なかった。
あまりの緊張で、折角の萌え美少女の感触を思い出せない。あれは、いくら何でも取り巻きが多過ぎじゃなかろうか!?
おいも屋の、見知った店員とチャームマネ二人居るだけの、アットホームな雰囲気に馴染んだ僕には、相当な威圧感を感じ得た。今後、余程のことがない限り、足が遠のくだろう。
荒井萌

ともすれば、自ら構築し己を拘束しかねない隔絶された空間
打ちひしがれる心を抑圧するかのように、容赦なく威圧し痛め付ける現実感が、僕を更なる深みに貶める。
僕は、もう居場所を見付けられない。この絡み付く暗闇の感触だけが、本当の自分を受け入れてくれる気がするのだ。
進化を極め、増幅してゆくアイドルの魂に、なすがまま引き寄せられる。それだけが、この運命に捧げる真実
ももちよ、あなたが導いたのだ。

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コメント

こんにちは。
Santaさんもハロ10行ったんですね♪
僕も2回目の公演行きました。
桃への告白ミス残念でしたねぇ。。。(涙
ちなは好きなんですけど、初めてまじかで見たちなのお化粧が気になっちゃいました(汗
りーちゃんは元気無い感じだったんですけど、まぁか細い感じが、りーちゃんらしいのかなとか思いました。
書泉のイベントが初って言うのは、意外でした!荒井萌ちゃんは僕は回避してしまったので。。。周りの人だと評判悪いんですかぁ。。。僕は書泉のに何度か行ってるので違和感を感じないんですけど、たしかに取り巻きが多すぎですね(汗
もっとまったりしたいのに。。。(涙

投稿: 館の主 | 2008/03/09 20:41

ほほぅ、ハロテンに行かれてたのですか。
まあ、告白ミスというより、何とも荒っぽい流しでしたね。
人数多いとはいえ、一言くらい話させて欲しかった。。
動揺しながら声をかけたので、千奈美も違和感を感じたのでしょうね。髪が可愛かったです。
梨沙子は、フワフワと集中していない感じが!?
写真集見る限り、ふっくらした印象ありましたが、確かに細く見えました。

書泉は、秋葉原から一駅。でも歩くと意外に遠い感じで、つい億劫になってました。
関係者が多過ぎな雰囲気が、どうも馴染めないですね。
視線が痛くて緊張してしまいます。
おいも屋なども、後ろに参加者並んでますが、彼らは女の子見てますので。気にせず、まったり出来るんですよね。

投稿: santa | 2008/03/10 22:50

順番を待っているときは周りを気にしますけど
いざ自分の番になったときは
あまり気にならないこともありました

いまこの時、相手は自分を一番に見てくれている
世界にたくさんの人がいる中で
自分と、もっとも強く関係を築いている
とか考えたりしてます

2人だけで草原に向かい合って立っている
というイメージがいつもできれば・・・

おいも屋は両側から迫ってくる壁のような
感じがするときがあります
店員近すぎ

投稿: ゆぅ | 2008/03/12 21:34

アイドルの世界は、幻想と妄想が渦巻く世界。
なるほど、妄想力には自信のある僕ですが、今ひとつ現実世界で実践出来ていないようです。
現実の冷徹さについ怯えてしまうとは、アイドルマニアとしてはまだまだ甘ちゃんですねw

>おいも屋の壁
押入れ好き兵藤さやちゃんに、何となく共感してしまう僕には、あの手狭な感じ好きです。
店員B君なぞは、教卓に両手つくことすらありますw

投稿: santa | 2008/03/14 22:50

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