2007年 アイドル総決算
ハロープロジェクトにおける次世代ユニット、その目を見張るほどの躍進が目立った。Berryz工房、℃-ute両ユニットの若さ漲るエネルギーは、今や本体であるモーニング娘。を越え、一時代を築こうとしている。
満員御礼のコンサートの盛況ぶり、オリコンチャート上位を記録したりと、並々ならぬ人気の底上げを感じ得る。特に、Berryz工房の単独アリーナコンサートは、驚異的な人気を裏付けたものといえる。
かつて、キッズと呼ばれていたこれらの面々の中でも、嗣永桃子、鈴木愛理、矢島舞美の注目株に関して、僕なりの考察を深められたのは意義があったと思う。
歴史に刻まれた少女達 頂点の舞台へ
ももち論 遠ざかる旭日
バトル・オブ・アイリーン
まいみぃは赦してくれる
AKB48を初体験。予想を上回るパフォーマンスと、高いプロ意識を見せ付けられ感嘆したのを憶えている。それとは逆に、関西の雄、エンジェルプロダクションのエース級の二人には、
意識の浅はかさによるアイドル性の欠落を思い知らされた。
一方で、独自の路線をひた走る徳島発コニーズの世界観には、やはり圧倒された。くるみっき~とのジョイント、ムード歌謡の要素取り入れなど、自由自在な発想に仰天した。来年は何が飛び出すのか、期待が高まる。
世界を一新するエネルギー
夢を追う少女の輝き
異界に浮かぶ萌ゆる太陽
ほんの一瞬、画面に映し出される美少女子役の中からも、将来性に富んだ原石を多数発掘出来た気がする。
誰しもその名を知る、美山加恋の意外な素顔。CM美少女の、はっとするような初々しい輝き。それら全てが、画面を通して、殊更に新鮮な魅力を訴えかけているかに思われた。
なお、今年で節目を記した形となった、記念すべき10万アクセス達成も。これを機に歩みを顧みたが、それは同時に、ジュニアアイドルの奥深さを再認識することとなったようだ。
走り去る少女との距離感
一瞬の映像に生きる少女達
追い求める魂とその軌跡
U-15ジュニアアイドルの世界を襲う、偏見に満ちた悪意。謂れなき批判と、侮蔑の嵐が吹き荒れたこの一年だった。
児ポ法を盾に、アイドルの名誉を傷付ける蛮行。法律の都合の良い解釈による、不当な逮捕劇。確かに、行き過ぎた表現がまかり通る現状はあるものの、曖昧な法律をそのままに規制強化を叫ぶのは筋違いというもの。
一時は、心交社その他の商品が店頭から姿を消し、出版元、消費者双方に重大な影響をもたらした。結局、心交社の事件はその後、不起訴となっている。
紡がれる時の只中に光を見付け追い求める内にも、新星ひしめく海原に漕ぎ出しているのかも知れない。
未開の新天地に旅立つ期待感を胸に秘め、新たなる時代の到来を待ち受ける。
眩く光り輝く美少女に目を奪われがちだが、全体を見渡せる広い視野を持ち続けたい。ジュニアアイドルの底知れない可能性と、儚い少女期の美しさ。一瞬で過ぎ往く少女の時を、心に刻みたいと願うなら。
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