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2007/12/05

駆け抜ける美少女伝説

松嶋友貴奈 僕が踏み出したのは、左足だった。どうして、いつもと違う一歩目を選んだのか、心に訊くことはしない。
まるで、陽だまりのように見える、光の粒の集合体を追ってゆく。
それは、僕をからかうような動きで逃げ続け、決してこの左足で踏ませまいとする。
まてよ、なぜ左足に固執するんだ。右足を使えばいいじゃないか。その時、大きくバランスを崩した僕の視界は暗くなり、意識が途絶える。

どんなに目を見開いても、何も見ることの叶わぬ漆黒の世界に立ち尽くす。深淵の闇に奔る、か細い光の地平線
あれは確かに、先程まで追いかけていた、光の粒が尾を引く
稜線
に違いない。
僕は、ここで初めて知るんだ。小さく仄かな陽だまりが、分厚い闇を駆け抜け舞い降りた、希少な輝きの結晶なのだと。

心を切り裂いて届けられた光は、暗闇に包まれた世界を真っ二つに両断する。震える大地と、雷鳴轟く天空が、今この時を境に二分されてゆく。
新たなる世界を祝福するかのように、熱くたぎる雨が降り注ぎ、僕の魂を焼き焦がす。頬を拭えば、それと分かる。
とめどなく溢れ出す、涙の雨なのだから。

そこにある輝きの稜線。言うなれば、それはレジェンド
駆け抜ける美少女伝説レジェンド・オブ・ユッキーナ
世界を分がち浄化する光明を、松嶋友貴奈が今、撃ち放つ!

一人の少女の美しさが、僕の全てを変えてしまった。
決して光の射さない世界に棲みながら、初めて目の当たりにする一条の輝き。ただ、茫然と立ち尽くすしかない僕には、世界の終わりと始まりが移り往く気配すら、感じ取ることが出来ない。
今なら、はっきりと言える。アイドルを追いかけ生きた20年余りの歳月、その全ては、レジェンド松嶋友貴奈との出逢いに集約されていたのだと。

新時代における伝説を形作る美少女、ユッキーナが現世に遣わされた記念すべき日。ユッキーナバースデイに至るにあたって、僕は苦悩の連鎖に見舞われた。
日を追う毎に高まる人気により、イベントチケットの入手が困難になってゆく。ほぼ、一週間以内に完売するチケットを入手出来る機会は、地方遠征組にはなきに等しい。
持ち味である、可憐な可愛さを強調したコスプレ風衣装が、おいも屋本舗ブログで公開される度に、チケットを逃がした悔しさをどれだけ噛み締めたことか…。
ようやく巡ってきた、ユッキーナバースデイ。迸る期待感を胸に秘め、レジェンドとの四度目の遭遇を試みる。

全体にピンクで統一された私服風の装いに、トレードマークであるカチューシャがベストマッチジュニアアイドル界で、最もカチューシャの似合う称号を与えたい、清楚な少女らしさ。僕の萌え中枢に爪を立てるかのごとく、刺激を加える。
あくまで、大人しく控えめなユッキーナのイベントは粛々と進行する。それでも、バースデイというのもあって、独特の雰囲気もあるかなきか。実は今回、初めてバースデイプレゼントを贈ることに。
ひび割れた心を癒してくれた感謝を込めて、マフラーをプレゼントする。あまり感情を表に出さずに、真摯なユッキーナにしては珍しく、惜しみなき笑顔のお返しに意表を突かれる。握手した際の、あの満面の笑みが忘れられない。
またひとつ、モノクロームな僕の世界に彩りを与えてくれたレジェンド。紛れもなく、伝説となる美少女なのだ。
バースデイイベント

癒しを求め続けた人生。冥界へと繋がる愚かな旅路の果てに、僕は視力を失い、黒く塗り潰された暗闇を彷徨い歩く運命を手に入れた。
そこにあるはずの、漆黒に身を潜める陰鬱な安堵感。奪われた心の拠りどころと引き換えに、あの稜線がもたらした、ときめきと高揚感が僕を眩しく包み込む。
伝説は、史実として刻まれたのではない。溢れ出る情感と、
高鳴る鼓動、漲る血潮に満たされた、この脆弱なる魂にしかと刻印されたもの。
僕の世界を変貌させた、大いなる美少女伝説の第一幕
類い稀なその輝きは、確かにこの胸を貫き、心を駆け抜けた。

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コメント

コメントお久しぶりですm(__)m
この季節に気のきいたプレゼントですね。友貴奈ちゃんの笑みは本当に、心を明るくしてくれますよね~。

投稿: オロロン | 2007/12/15 23:29

お久しぶりですね。
大人しいユッキーナもイベント慣れしたのか、とびきりの良い笑顔を頂きましたw

四苦八苦した挙げ句、無難なプレゼントを選択した気が…。
ですが、みんな日記からも、早速使ってもらえているようで、嬉しい限りですね。

投稿: santa | 2007/12/17 23:58

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