« まいみぃは赦してくれる | トップページ | 秘密めいた輝きの行方 »

2007/11/06

たったひと雫のぬくもり

小池里奈 原因不明の胃痛に見舞われる。急激な肌寒さのせいなのか、ここ最近の体調は最悪だ。
食事も満足に摂れない僕の身体は、燃焼させるエネルギーも費えて、芯まで冷え切ってゆく。それはやがて、精神の領域をも侵食し、干乾びた心に追い討ちをかけるように凍えさせようとする。
僕の意識下を辿れば、そこは荒涼とした心の荒野。雪が舞い始めた曇天をうらめしく見上げながら、どこかで僕は諦めていた。
魂を焼き尽くす沸き立つ炎で、僕の世界を変貌させることを。

心の荒野に立ち尽くす僕に、微かな光明を投げかけた星々。
硬く澄んだ冷たい空気は、満天の星空にありながら新星の煌めきを際立たせ、僕を夢中にさせた。
地元栃木の期待の星である新星美少女小池里奈。子役から若手女優の注目株へと成長しながらも、グラビアやDVDで魅せる清純派水着の王道を往くアピールの数々が光る。
今や、ジュニアアイドルを語るには欠かせない存在である彼女。その最新DVD発売イベントに参加する為、秋葉原を訪れる。

比較的、早めに入手したはずの入場整理番号は112番。ソフマップ・アミューズメント館でのイベントは初めてだったが…やはり予想通り、立ち見となってしまった。
胃痛と胸やけに苦しむ僕は、残された体力を振り絞るように立ち続ける。白いセーターにミニスカートの、秋らしい装い。
2ndDVD発売イベント以来、久しぶりの再会となる新星美少女は、プロ意識に磨きをかけアイドル力を高めたように見受けられた。(参照:ゆき過ぎない成長
宮崎での撮影ロケの話題、竜巻?のような台風に遭遇したハプニングなど、結構ボリュームあるトークの内容。MCの男性を「サザエさん」のタマ呼ばわりしたり(全然似てない)、突然マイクの太さが気になったり、やたらと人を食べ物に例えたりと、里奈ならではの天然要素も十分に加味。恐らくは、里奈から見た僕は、もやしかごぼうといった感じだろう。
卒ないケータイ少女の告知や、撮影タイムでの落ち着いた振る舞いに、進化したプロ意識が垣間見える。握手会でも、気さくに応えている様子の彼女。それに刺激を受けた僕は、この系統のイベントでは珍しく、一言話しかけてみることに。
同じ栃木出身なので応援してます」と、エールを送る。満面の笑みで応える新星美少女が、凍える心に小さな火を灯したように思えた。

冷たく凍えた心と身体を抱えて、危うく困難な道のりを歩む。
いつしか、薄氷を砕くように僕の運命は転げ落ちるだろう。
それでも、揺らめく面影の発する、たったひと雫のぬくもりを探し続ける。
一瞬で消える儚さを見つめ、心の中に宿す灯し火とし、日々を生きていく。純真に生き、一途に気持ちを伝えようとする少女が、つかの間の幸せで満たしてくれるのならば。

|

« まいみぃは赦してくれる | トップページ | 秘密めいた輝きの行方 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92132/16990092

この記事へのトラックバック一覧です: たったひと雫のぬくもり:

« まいみぃは赦してくれる | トップページ | 秘密めいた輝きの行方 »