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2007/08/10

異界に浮かぶ萌ゆる太陽

ゆいぴょん

今、再び開かんとする異界への扉。匂い立つ萌える香りを漂わせて、かつて遭遇した異様な世界が、今また目の前に展開する。
僕が信じて疑わなかったアイドル観を、根底から覆すコニーズ圧倒的な萌えイズム。素朴で愛らしく、また、危うく病的な魅力に惹き込まれるかの、強烈な印象を脳裏に刻み付ける。
気が付けば、異界の底で慟哭する、己が魂の叫びを耳にするだろう。ロコドルの枠を越えて、創出される少女達の新世界
ただひたすらに、堕ち沈んだ領域で萌えを投げかけるcoco's(コニーズ)に、常識にないアイドルの世界観を窺い知るのだ!

例えるならば、荒野を当て所なく彷徨う僕の旅路に、萌え盛る太陽で照りつけ、飽和状態になった脳に「驚愕」という針を突き刺す荒療治。それが、徳島が育んだ素朴な少女の成せる業だとは、想像だに出来ない。
いわゆる、ローカルアイドルの限定された密やかな活動は、隔絶され縛られないが故に、オリジナリティに富んだ演出を紡ぎ出す。そこに、ローカルならではの天然ピュアな少女の可愛さが溶け合った時、異界は完成するのだと確信する。
僕を狂わせる異界の、固く結ばれた呪縛に導かれるように新宿に訪れる。そう、あのコニーズに逢うために。

昨年の夏に初遭遇を果たした、ロコドル恒例イベント「地方発アイドル 夏休みだよ全員集合!」。今年は、会場を昨年末のクリスマスイベント会場である、新宿村LIVEに移して開催されることとなった。(参照:異界が放つ、萌えの一撃 萌える魂の慟哭 コニーズ登場!
上京すれば秋葉原に寄らずにいられない僕は、開演時刻直前に現地到着。それでもなぜか入場待ちの列が!? 灼熱の炎天下を急いだ僕は、取り越し苦労の疲労感に苛まれ、萌える余力があるのか不安が募る。
ヲタ芸指南の集団が最後列を占める中、落ち着ける奥の隅の座席を確保する。しかしどうやら、暗幕の向こうが出演者の通路らしく、走ってくる女の子?が衝突してくる危険な位置。
出端から妙な塩梅だ。。
全7組のロコドルによる競演。Negiccoココロコロンなど、お馴染みの面子に加えて、特に目を引いたのが愛知のst.Doll
どうも見覚えのあるセンターの子は、あの坂田知美か!? 子役としてはもとより、心交社の写真集も今だ印象に残っている。
ミニスカートで踊る様は、すでに大人の女性の色香漂う。少女の成長はまさに、光陰矢の如しである。
さて、お待ちかねのコニーズ登場。いきなり、アラレちゃんのテーマに乗り、伊達眼鏡に蝶ネクタイでランドセルの装い??
もはや驚愕を通り越して、愕然…コニーズ中毒の初期段階である。テーマソングともいえる「ジャングルジムのてっぺんで」を披露し、しばし癒される束の間のひと時。この後、初東京遠征のくるみっき~の二人も合流し、トトロの曲などを唄う。
更に、追い討ちをかけるかの恒例行事。コニーズの縦笛・ピアニカ演奏、くるみっき~ご指導による、ラジオ体操第二の完全実演! 愉しげな空気の中、独り、際限なく萌えが込み上げる。良く出来た客に、「よく出来ました」スタンプを捺して廻るコニーズくるみっき~。非日常の異界の光景である。
最後に、なぜかムード歌謡を熱唱するきはちゃんゆいぴょん、くるみっき~コーラスで「中の島ブルース」など二曲を披露。
別名、「うち山田みつきとホットこいさんず」?? もう、何が何だか分からない。。

三時間超の長丁場公演を経て、物販タイムに移行。アイドルとの距離感を感じさせないのも、ローカルアイドルならではの醍醐味。出演者による手売りで、気軽にサインや撮影に応じる親しみやすさ。主に、年配の方々に人気のあるコニーズは、人だかりが途切れず、なかなかコンタクト出来ない。
コニーズでは一般に、きはちゃん人気が先行する傾向があるが…個人的には、ゆいぴょんに惹かれるものを感じる。
幼く可愛らしいきはちゃんも捨て難いが、ゆいぴょんの等身大の中学生らしさが、何ともいえない郷愁を誘う。そのゆいぴょん目当てに、ようやく隙間が出来た頃合いを見て、ブロマイドならぬ下敷きとCDを購入する。
丁寧にサインをしてくれる様子が、妙に優しく温かい。「また来て下さい!」との簡単なメッセージが、何とも嬉しい心遣い。
名前を入れてもらう際の、「SANTAさん」と大文字で書いてしまうミステイクも、むしろ可愛く萌え燃料投下なのである。
くるみっき~

まるで、おもちゃ箱をひっくり返したような驚愕の連続。自由奔放で愉快な発想。拙さや素朴さまでも、少女本来の可愛さに転化させてしまう、独自の魅力に翻弄される。
僕が異界に降り立つ時、いつも感じるのが、中毒症状の奥底に秘める微かな安らぎ。それは、素朴で真摯な少女がそっと届ける、優しい感謝の気持ちに他ならない。異界に昇る太陽の仄かな温もりで、眩しく僕の心を照らし出すのだ。

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