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2007/06/27

少女美のジグソーパズル

嗣永桃子 アイドルの水着の在り方を考える時、個々のイメージを重視した演出を肝に銘ずる必要がある。それは、肌の露出のみならず、水着のチョイスから髪型やシチュエーションに至るまで、細かな配慮を要することになる。
写真集という形でアピールを試みるのは、一般的ではあるが…動画と違い、切り取られた静止画においては、ひと目見た印象でイメージが決定付けられてしまう怖さが、常についてまわる。ここでの間違いは、その完成度に微妙な差異を生じさせる。

ハロープロジェクトにおける水着演出については、ことのほか賛否両論の意見が交わされる。極めて古典的なアイドルアピールでありながら、こうも意見が分かれるのは、甚だ意外に思える。(参照:ありのままの魅力を知る視点
ハロプロ全体で見るならば、イメージを逸脱した、もしくは作り過ぎた作品もあっただろう。しかし、ここ最近話題となっているキッズのソロ写真集、そのどれを取ってみても、独自のイメージを踏襲する、安定感ある完成度を示しているのは疑いないところ。
菅谷梨沙子写真集に始まり、矢島舞美鈴木愛理夏焼雅嗣永桃子と、続発するキッズ写真集リリース。流れから察するに、次は熊井友理奈写真集か!?と思わせたが、どうやら梨沙子の2ndが発売されるらしい。
さて、これらソロ写真集で特徴となるのは、短時間ながらメイキングDVDという映像媒体を添付している点か。普段では、あくまでメンバーの一員として映像に取り込まれるわけだから、ソロでのメイキングとなれば意味合いは全く違ってくる。ここで、どういった色を出せるかが、見所のひとつといえる。
これらメイキングの中で一際輝いたのは、眠れるアイドル魂
嗣永桃子に他ならない。
まさに理想といえるフリフリお姫様風衣装に身を包み、心からの笑顔弾ける桃子。楽しそうにラクロスをする桃子の風情が、何ともまた微笑ましい。一緒に戯れたくなる、楽しい雰囲気満載だ。桃子のプライベートな素顔を、ひたすらに堪能することが出来るソロDVDを、是非とも作って欲しい。
写真集自体も、珠玉の出来映えといっていい。プリンセス・モモのイメージを追求しつつ、かなりガチな水着を取り入れて、新鮮なエッセンスを加味。無邪気な笑顔的を射たイメージ出し惜しみない水着と、三拍子揃った写真集が、良くないはずがないのだ。
ただ、欲を言うなら、髪が伸びていた方がよりイメージに近付けただろうか。それとやはり、高校生が故の身体の成熟ぶりが、お姫様イメージをそれとなく阻害している気も。中学生になって間もなくの時期にリリースしていたなら、真の意味で伝説に残る作品になっただろう。

極めてタイムリーな少女の美しさを写し取ったという点で、℃-ute不思議少女鈴木愛理が挙げられる。
清楚なセーラー服に始まり、メイド風な衣装スリムな肢体に映える水着など、独特な雰囲気で魅了する。桃子写真集ほど明確なコンセプトは感じないが、ありのままの少女に触れるかの清涼感に癒される。
一般的には、桃子写真集が断然評価されることと思うが…飾りのない清純な少女の魅力を求める僕は、あえて、この愛理写真集に高評価を与えたい。
他に、矢島舞美写真集なども、出来は良い。菅谷梨沙子写真集に続いた意外性もあり、大胆な水着が新鮮な驚きをもたらした。
気になるのは、本来大人っぽい舞美が、スクール水着(正確には違う?)やフリル付き水着など、水着の選択を間違えているらしき点。スク水は、桃子や愛理に着せてなんぼであるのは、言うまでもない。
夏焼雅写真集は購入していないが、妖艶な雅ちゃんらしからぬ水着の間違いが、やはり見受けられるようだ。
良く言えば、無難に水着を取り入れた結果なのだろうか!?
鈴木愛理

写真集という切り取られた場面の集合体に、的確かつバランス良く水着演出を盛り込む難しさ。キャラクターに照準を合わせたアピールを目的とするならば、動き躍動する映像で表現するのは、比較的容易いこと。
美しさの一瞬一瞬を手繰り寄せて、繋ぎ合わせていく、アイドル写真集のジグソーパズル。無邪気な笑顔と、爽やかな水着で魅せる美少女の想い出アルバムは、確かなイメージの背景を得て、深く脳裏に刻まれてゆくんだ。

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コメント

santaさんのコメントを読んでいると

写真集がすごく欲しくなりました。

確かに、ソロのDVDはいいですよね♪

女の子の成長は嬉しさ反面、悲しさ反面なような気がします。

投稿: 館の主 | 2007/06/27 02:00

いつも他のメンバーと一緒でいる子が、一人で映像の中にいるのは、また新鮮な感じがするものですね。
キャラクターに面白みのある子だと、余計にその素顔に輝きが増す気がします。
桃子などは、まさにそれですね。

>女の子の成長は嬉しさ反面、悲しさ反面
成長して良い雰囲気出る子もいますし、個人差はもちろんありますけどねぇ。。
僕からすると、やはり、儚い少女の風情に魅了されます。つまり、哀しいことも多々ありきと…。

投稿: santa | 2007/06/28 00:52

水着写真については、やっぱり被写体に合わせてほしい思いはありますね。
単に宣伝効果を狙っただけのとってつけた「水着」であればいらないと思うし、被写体の魅力を引き出しているならば、それこそ「水着写真集」にしてもいいと思っています。

ハロプロの写真集を見てると、どんな写真をどれくらいの配分で入れて……というフォーマットがあって、それに沿って作ってる感じがするんですよね。
ソコに機械的な違和感を感じるのが、ちょっと残念な気がします。
もう少し、被写体のイメージに沿ったものを作ってほしいと思うのですが、今回の桃子さんはその枠を越えてとても出来が良かったと思ってます。

投稿: ねこぽく | 2007/07/01 13:49

個々の独自の魅力を引き出してこそ、水着写真集の価値がありますね。
話題を集めるためだけに、みだりに肌の露出を増やすのはもってのほか。ジュニアアイドルの世界では、安易な発想による演出も多々見られます。

ハロプロほどになると、個性を活かしたアピールよりも、多勢で様々なメディアに発信する体質が染み付いているのでしょうか!?
桃子の類い稀なアイドル性が、常識を打ち破った!と、考えたいものですねw

投稿: santa | 2007/07/02 23:59

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