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2007/01/31

雅ちゃんの甘い誘惑

夏焼雅

「雅ちゃん、やめてよ‥。雅ちゃん、もうやめてよ‥」
気だるさを帯びたまどろみの底から聞こえてくるのは、僕自身の絞り出すような呻き声。微かに蔑んだ表情を浮かべながらも、大きな瞳は捕らえた獲物を逃がすまいと、僕の身体を釘付けにする。
おもむろに近付いた雅ちゃんは、転がる物質の可否を見極めるかのように、ヒールの爪先で軽く打撃を加える。横腹を突つかれ続ける僕は、鈍痛を覚えながらも、地べたを這いずり廻り
哀願するしかない。
「雅ちゃん、やめてよ‥。雅ちゃん、もうやめてよ‥」
次第に息遣いが荒くなる雅ちゃんの加える打突は、より一層
激しさを増す。ついには顔面を捉える一撃で、僕の視界は醜く歪み、激しい出血により真紅に染まってゆく。
のたうち廻る苦悶の中にあっても…艶めいた色気に満ちた、
なまめかしくも美しい大人びた少女
に魅入られてゆくのが分かる。
僕の出血が止まらないのは、激しく高鳴る鼓動が際限なく血液を送り出すからに他ならない…。

全身が気持ちの悪い汗に濡れている。寝床から身を起こした僕は頭を抱えて、しばらく動くことすら出来ない。
雅ちゃんは、僕を虐めているんじゃない。えもいわれぬ妖しく甘い誘惑で、僕を殺そうとしているんだ!!

Berryz工房の中でも、僕の最も苦手なタイプ夏焼雅雅ちゃん)である。
貪欲なまでのアイドルアピールでプロと揶揄される嗣永桃子、リーダーシップとパフォーマンスを両立させた頼れるキャプテン清水佐紀、天真爛漫な元気さが取り柄のスマイリスト徳永千奈美、クールビューティーにして幼い無邪気が意外な熊井友理奈、メンバーを包容する欠かせない母性溢れる須藤茉麻、欧風美少女ぶりが絵になるほどアフォカワユイ菅谷梨沙子
そして、夏焼雅を最も特徴付けるのは言うまでもなく…年齢に見合わない大人っぽい容貌から放たれる、むせ返るほどの色香である。
元来、あどけない少女らしい魅力を好む僕にとって、ベリにおける雅ちゃんの存在自体が、常に強い刺激を伴うこととなる。他メンバーにはない大人びた色気を有する雅ちゃんは、ある意味において特別な恐るべき存在感を醸し出す。僕は、触れてはならないものに近付き、恐れおののきながらも、その魅力の核心を探ろうと試みる。

二面性のある優等生
デビュー当初から現在に至るまで、優れた歌唱力と際立つ大人っぽさで、エースの位置付けを欲しいままにした雅ちゃん。常に期待に応える活躍を見せ、危なげのない優等生ぶりを発揮。ただそれとは別に、複雑な相反する面を心に抱えているように思える。
DVDなどでよく見られる、朗らかにハシャぐ雅ちゃん。かと思えば…ラジオなどでは、あまり喋らず大人しい一面も。他メンも認めているが、つまり躁鬱のギャップが激しいのだ。更に言うなら、匂いたつ色気溢れる外見と裏腹に、人一倍シャイな面
垣間見える。雑誌の水着グラビアも、なぜかエッチに映るらしい!? 付け加えると、ファンの間で話題に上るぺったんこな胸も、顔立ちに比してギャップである(失礼)。
みやさき愛の絆
ベリにおいて、愛憎渦巻く昼ドラ的展開を呈したのが、キャプテンとの強い結び付き。愛玩動物に対するそれであったりしゃことの関係に比べて、親友かそれ以上の?愛情をもって確固たる同盟関係を築き上げた。一時は、キャプりしゃの関係が冷戦に突入するなど、切迫した事態に陥るが…現在では、ほぼ和解に至っている。
一部、「悪の枢軸」と謳われ、元メン石村舞波を組織的に疎外したと噂されるが、それはないであろう。舞波は、いわばおねえさんズ寄りで親キャプテン派に属する。雅ちゃんとの関係は、
微妙過ぎて今となっては窺い知れないが…。
怪物を研究対象に
アイドル性を放出する怪物嗣永桃子を興味深く観察し、鋭くツッコむ雅ちゃんは有名。デビュー当時から共に切磋琢磨してきたダブルエースとして、互いに無視出来ない間柄。最近は桃子に人気を譲りつつある雅ちゃんだが、自身とかけ離れたプリティな要素を、毛嫌いしつつも目が離せないといった感じ。
確かに、桃子の小指や立ち振る舞いは、雅ちゃんにとって極めて異質で、研究材料にはもってこいだろう。桃子走りを模倣する雅ちゃんは、やけに楽しげにも見える!?
みやさきと桃子

危険なまでの大人びた美貌の内に秘められた、複雑な愛と両極端な人格のハーモニー。妖しく艶めいた色香の源泉。それは、掴もうとするほど絡みつき、より深部に取り込まんとする
内面の奥深さにあるのだろうか。
悪夢の只中にあって、暴虐の限りを尽くす雅ちゃんは、清々しいまでの美しさに満ちてゆく。僕が身体に感じるのは、鋭く尖った形を成し出血を伴う愛情表現。妖しくも甘い誘惑を抗うことも出来ずに、僕の心は千千に引き裂かれるのだ。

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コメント

santaさんが雅ちゃんが苦手だといった理由と同じことを、僕は℃-uteでは舞美に感じるのですがどうでしょうか?

投稿: sleeping maiha | 2007/02/03 23:29


ふむ‥なるほど、まいみぃも大人っぽいのは確かですね。ただ、妖艶といってもいい色気は断然雅ちゃんが勝るでしょう。
まいみぃは、大らかで分かりやすい性格。いわゆる愛とか二面性だとか、危うげな部分を感じさせない無垢な人だと感じます。
複雑で奥深い心理を抱える一面が、より一層妖艶さを際立たせるというわけです。
決して雅ちゃんが嫌いではないけれど、この色気が何とも「苦手」でして…「やめてよ、雅ちゃん」と、いうわけに。。

投稿: santa | 2007/02/05 00:12

santaさんの観察眼、すばらしくイタいです(←誉めてます)

 雅(←呼び捨てにしています。実はベリではイチオシw)については、私も模倣して記事にしたいけど、ちょっとまとまった時間がないので、この場をお借りして…。

 雅を大きく印象付ける容姿とスタイルは、生まれつき、生活環境の反映ということで、まあ本人の意思とはちょっと離れたところにある「ステイタス」として置いといて、私は雅の姿(メンタル面ね)にかつてのごっちん(後藤真希)を重ねることがしばしばあります。

 いわゆる普通の同年代とはちょっと違う視点とか、笑いのツボとか、誰かから振られないとなかなかしゃべらないとか…、それでいてステージでは誰よりも輝きを放つパフォーマンスを見せるところとか。。。

 彼女は人見知りで少し潔癖で、それでいて別のある部分では、とてもおおらかなものの見方をしますよね。特に親しくなった相手とはべったりになりやすく、そうでもない相手には誤解されやすいこともあるでしょう。それが「躁鬱」に見えることも。

 彼女には外見と裏腹に母性が備わっているようです。一時期梨沙子の世話係だったこともありますし、メンバーは雅といると、須藤のそれとはちょっと違った「安心感」を得ているように見えます。

 おしゃべりしている中で、彼女はなかなか前に出てくることはありませんが、その輪の中にいて当たり前、逆にいないとちょっとさびしい。そんな感じでしょうか。

投稿: tucker | 2007/02/11 11:49

>tuckerさん
ごっちんは、常にクールなイメージで見てましたが…雅ちゃんとの意外な共通点があるんですね。

>彼女は人見知りで少し潔癖で、
雅ちゃんに、人見知りする傾向があるのを忘れてました。これもまた意外なギャップかも。
僕にとってはある意味異質な存在の彼女ですが、やはりベリには必要不可欠なようですね。

投稿: santa | 2007/02/12 21:35

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