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2006/10/19

ありのままの魅力を知る視点

菅谷梨沙子 かつてアイドルが細分化されなかった時代では、水着による肌の露出は特別なアピールとは受け取られなかった。年齢や路線によって細かくカテゴライズされた現代では、水着ひとつとってみても、様々に見解が分かれる節がある。
あくまで、アピール手段のひとつでしかなかった水着が賛否を呼ぶ。行き過ぎたローティーングラドルのみならず、相応の魅せ方に止まる場合においても、時として批判の声があるのはかなり意外に思える。

先日発売された菅谷梨沙子写真集「Risako」。Berryz工房はおろか、キッズでは初のソロ写真集で水着ありとくれば、まさにファンにとって待望の一冊となっただろう。最年少のりしゃこが年長組を差し置いた件について、いささか戸惑いはあったものの、元々大人っぽいりしゃこだけに水着も何ら違和感は感じない。ベリメンが水着にならないことに、どこか消化不良を募らせていた僕からすれば、少々遅すぎる展開だと言えなくもない。
ところが、意外にも否定的な意見が多い。これまで、頑なに水着を拒み続けてきたキッズへの反動だろうか!? りしゃこが小学生である点が、行き過ぎているように映るのだろうか!? いずれにしても、モー娘。には見られなかった特異な反応だ。
僕が最も注視するのは、年齢を問わず、その子がより魅力的に見えるアピールをしているか?と、いうこと。同じ小学生でも、
りしゃこが水着になるのと、マイマイが水着になるのは全く訳が違う。「アイドルとは、あらゆるアピールを試みるべき」を持論とする僕から言わせて頂けるなら、水着はアイドルにとって欠くことの出来ないアピール手段であると断言出来る。

水着を用いることで、よりアイドルらしい魅力を引き出した好例を紹介しよう。セーラールナを皮切りに、ドラマ、アイドル誌と活躍。最近では、ドラマ「14才の母」で志田未来の同級生役を演じる小池里奈は、類を見ない天性の可愛さが光る期待の星。常に、客観的な審美眼を忘れない僕の眼をもってしても、その愛らしさはまさに新星美少女と呼ぶに相応しいものがある。
(参照:新星美少女の出現
そんな彼女の2冊目の写真集「一年四組十九番」は、前にも増して少女らしい成長を垣間見せる、クオリティを高めたものとなった。この中で、水着を扱う魅せ方は、極めて自然で余計な演出を排除した、少女本来の素材重視な作り込みが窺える。それでいてさりげなく、モダンバレエ、眼鏡、ツインテール、ジュース飲みといった萌え要素を散りばめる辺りが、大変素晴らしい。「Risako」に続くキッズ写真集は、是非ともこれを参考に作り上げて欲しいものだ。
これとは反対に、暴走を続けるローティーングラドルの世界では、次々と現れる少女らが危険な賭けに打って出る。「クリーム」といった、いわゆるアダルト向けお菓子系雑誌に、小学生で初めて掲載されたのが鮎川穂乃果。さすがに、あからさまな際どい描写は少ないものの…アダルト誌のインパクトと、セーラー服と白ビキニなど擬似を思わせる演出は、かなり危うい雰囲気を帯びる。実際に、撮影会でトイレに隠しカメラを仕掛けられる等、危険に直面する事態にも陥っている。年齢にそぐわない行き過ぎたアピール。あまり思わしくない例といえるだろう。
小池里奈

水着を含めた演出に限らず、何が正しくて、何がいけないのか? それを決めるには、少女の魅力の源泉となるものをよく理解し、その輝きを増幅させる錬金術をまず知らねばならない。
これ以上にない自然な輝きを発する美少女アイドルには、手の尽くされたあらゆるマネージメントが必要となるはず。 決して
必要悪となることなく、ありのままの少女に触れる素直な目線があれば、見えてくるものがあるのかも知れない。

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コメント

 こちらで意見を異にするコメントをするのは、初めてかもしれません。今回の「Risako」、私は入手していません。蚊帳の外から、半分ネタとして楽しんでいるものの、どっちかというと反対なんです。

>>あくまで、アピール手段のひとつでしかなかった水着が賛否を呼ぶ。

 たしかに「かつての時代」、オーディションに水着審査は付き物でした。これはひとつの表現方法でしかなかったはずですが、今では水着のみならず、いろいろな表現方法(ギャル、制服、メガネ、脚線美などなど…)について、良い方向にも悪い方向にも特別視する「こだわり」が出てきました。これもまた「細分化」の副産物です。ニッチなところにも市場が生まれるようになったので、売り出す側にしてみれば、勝負する選択肢が増えたことになります。「○○アイドル」って、今いくつぐらい種類があるのでしょう。

>>ベリメンが水着にならないことに、どこか消化不良を募らせていた僕からすれば、少々遅すぎる展開だと言えなくもない。

 視点が変われば見方だって変わって当然ですが、「Risako」に眉をひそめたファンは、santaさんとは違う視点でベリーズを見ていたことになります。かく言う私もその一人ですが、すなわち「ベリの勝負するところはそこじゃないだろ!」というツッコミを込めての反対意見なわけです。もう少し平たくイタイ言い方をすれば「ボクの見たかった"りしゃこ"はこんなんじゃないヤイッ!」ってことです。

 のちほどTBさせていただきますが、Berryz工房はスタート当時こそ「そのテの方向け」に演出されたきらいがありますが、以降は一貫して「アーティスト」としての成長を続けてきました。今ではメジャーな舞台にもポツポツと姿を見せるようになり、勢いもあります。早いとこモーニング娘。と張りあえるようなとこまで行ってほしいとの期待もあるわけです。それでもいまだに「特異な目線」で見られる傾向が払拭されていないのは残念なことですが、多くのBerryzファンにとって、ベリの勝負どころはあくまでも「歌とダンズ」なわけです。

 それが今回の写真集発売で「新たな表現分野への進出」を期待していたわけですが、いざふたを開けてみると、水着、レオタード、たてぶえなどなど、どっかで聞いたような「分かりやすいキーワード」が並ぶ出来栄え。どう見ても「そのテの方向け」…、スタート当時に逆戻りしてしまった印象なんです。前述のような「ある種の幻想」を抱いていたファンにとっては、ぶち壊しモノだったと思います。

>>いずれにしても、モー娘。には見られなかった特異な反応だ。

 実は6期加入時に水着、ブルマといった「定番アイテム」によるメディア露出がありましたが、ファンのみならずPTA方面からも抗議が来たようで、7期(久住小春)の時には、このような露出方法はかなり慎重になっています。

>>「アイドルとは、あらゆるアピールを試みるべき」を持論とする僕から言わせて頂けるなら、水着はアイドルにとって欠くことの出来ないアピール手段であると断言出来る。

 冒頭に述べた「細分化の恩恵」により、そんなことしなくても成立するアイドルがいたっていいじゃないか。というのが私の「淡い期待」なんです。残念ながら菅谷梨沙子、Berryz工房、そしておそらくはハロー!プロジェクトキッズは、その「淡い期待」をかなえてくれる選択肢から外れてしまったわけです。

>>水着を含めた演出に限らず、何が正しくて、何がいけないのか? それを決めるには、少女の魅力の源泉となるものをよく理解し、その輝きを増幅させる錬金術をまず知らねばならない。

 「釈迦に説法」になってしまいますが、「少女の魅力」を知っているのは少女自身ではありません。その輝きをどう引き出すかは演出する側の技量にかかっています。今回は、あまりにも浅い解釈で「黄色いフィルター」を通して撮影されたとしか思えないのが残念なのです。せめてもの救いは、被写体が無垢な姿で笑っていることだけでしょうか。

 もう一度、平たくイタイ言い方をすれば「ボクの見たかった"りしゃこ"はこんなんじゃないヤイッ!」ってことなんです。(w

投稿: tucker | 2006/10/20 00:14

tuckerさん、反対意見も歓迎します。とはいえ、これはひとえに見方の違いというしかないようです。
ご存知の通り、僕の場合はこれまでアイドルらしいアイドルを追いかけて、今ではジュニア世代の女の子にひと時の夢(妄想?)を求めています。
そういった経緯からも、まず何よりも先に、一時だけに見られる少女本来の可愛さを重視してしまいます。Berryz工房にも同様に、アーティストとしてよりも、アイドルとしての可愛さに夢を見たいと願うわけです。
もちろん、ベリのパフォーマンスや音楽性は評価していますし、誰しも認めるところですが、僕にとっては優先順位が違うのです。アイドルらしい可愛さを100%アピールしようとするなら、水着は絶対に外せません。
写真集の件ですが、例えばいくら梨沙子が大人っぽいとはいっても、セクシーな大人っぽさで塗り固めるような的外れなことをすれば、さすがに支持出来ません。ただ、今回の演出を見ても、十分に許容範囲だという印象を受けました。

>「アイドルとは、あらゆるアピールを試みるべき」
誤解しないで頂きたいのは、アイドルなら水着でも何でもやれと言っているわけではありません。
ファンを楽しませるならば、やれることは試してみて、批判があれば真摯に耳を傾けて、自分に合ったアピールを模索する姿勢を持って欲しいという意味です。
最初から、水着はやらずに歌とダンスで勝負するんだ!とは考えて欲しくありません。まだまだ若いんですから、自分で枠を作らずに、何にでもチャレンジして欲しいですね。
6期の水着・ブルマの演出には僕はむしろ、それまでにない新鮮な印象を覚えて、惹き込まれた記憶があります。あれで抗議するPTAは、あまりにも過敏な反応といっていいでしょう。
tuckerさんがおっしゃる通り、好きなアイドルにはこうあって欲しい!という思いがあるのは、よく分かります。僕も、かつて同じ思いを抱いたことが何度もあります。
でも、今ではアイドルが新しい一面を見せてくれたら、それを素直に喜んで楽しむことが出来るようになりました。
「ありのままの少女に触れる素直な目線」を少しは持つことが出来たのかなと、今にして思います。

投稿: santa | 2006/10/20 23:38

初めまして、ねこぽくさんのリンクから、「このsantaさんって、一体どこまで深読みするんやw」と感心しながらたまに拝見していました。
この「Risako」はちょっとした議論の的ですね。

僕個人の意見としては、「水着は必要無かったけど、安心して見れる写りだったので許容できる」という感じでしょうか。
実は私ははじめ買うつもりはありませんでした。「俺のりーちゃんに水着なんか着せたら事務所を許さない!!(馬鹿です)」みたいに思ってました。(漫画と現実は分けて考えています)
しかし実際に写真を見て、笑顔がとても良かったのと、小さい女の子にありがちな「水着の違和感」が無かったので、考えが急転し、買ってしまいした。梨沙子は発育が相当早いんじゃないでしょうか?

ハロプロの核は、歌とダンス、メンバー間のドラマ性にあると思います。ルックスだけでいえば、もっと可愛いアイドルが沢山いるのに、ハロプロがここまで人気を保てるのは、「見た目の可愛さ」を越える大きな魅力がそこにあるからではないでしょうか。
でもその活動の延長線上に、こういうメディア展開があるのなら、僕は歓迎します。

以上、長文失礼しました!

投稿: 学園 | 2006/10/24 23:07

>学園さん
いわゆる中間的なご感想と思い、トラバさせて頂きました。失礼しました。
やはり、ハロプロに精通したファンの方からすると、水着を必要としない意見が多いようですね。
ただ今回に限っては、りしゃこ独自の大人っぽさによって、違和感なく受け入れているファンが大多数なように見受けられます。
あくまで歌とダンスをメインに、その延長線上に…との考え方に全面的に同意します。
危ぶむべきは、歌とダンスそれ以外は何もやらない!という姿勢。それではまるで、アイドルという位置からどんどん離れていってしまうように思われるのは、僕の杞憂でしょうか。

投稿: santa | 2006/10/26 19:48

santaさん レスありがとうございます。

 だいぶ遅くなってしまいましたが、付け加えさせていただきます。

>>これはひとえに見方の違いというしかないようです。

 そうなんですよねえ。反対意見というよりは見方、尺度の違いでしかないような気がしてきました。(w

>>一時だけに見られる少女本来の可愛さを重視してしまいます。

 この「可愛さ」を伝えるための手段が「水着」に帰着してしまうとすれば、特に現時点においてそれは、ちょっと逃げ(安易な選択肢)なのではないかなあと思ってしまうのです。

>>アイドルらしい可愛さを100%アピールしようとするなら、水着は絶対に外せません。

 先のコメントでも書きましたが「アイドルらしさ」というのは、いまや定義不可能なほど広義で曖昧な形容詞になってしまいました。そういう観点から、水着も「絶対に必要」とは思えないわけです。ことさらベリーズに関しては、水着なしでも十分に魅力は引き出せると思うし、逆にその方向に挑戦してほしかった。

>>ただ、今回の演出を見ても、十分に許容範囲だという印象を受けました。

 実は私、まだ実物を見ておりません。なので、きちんと評価する立場でもないのかもしれませんが、発売と同時に水着とそのカット数ばかりが祭り上げられ、結局「それ以外の部分」で注目されるところが漏れ聞こえてこなかったのは残念なことです。

>>誤解しないで頂きたいのは、アイドルなら水着でも何でもやれと言っているわけではありません。
 :
>>自分に合ったアピールを模索する姿勢を持って欲しいという意味です。

 自分をアピールするときの、主体がどこにあるかということですよね。これ、嗣永にはできても、菅谷にはできません。なので…

>>まだまだ若いんですから、自分で枠を作らずに、何にでもチャレンジして欲しいですね。

 この「枠」にしろ「演出」にしろ、今回の件にあてはめていえば、菅谷自身でできることはほとんどないでしょう。プロデュースする側がほぼ決めたことに対して、どれだけ自然体で応えることができるかくらいです。santaさんが、その部分を読み解いておられるのでしたら、たしかに「ありのまま」を見ていることになると思います。
 プロデュースする人間が「菅谷梨沙子」をどのように、どんな演出でアピールするか…、あまり好きな言葉ではないのですが「一般の人向け」に考えた結果が、こんなもんだったのか、というのが、今回の私の印象でした。

投稿: tucker | 2006/10/28 13:35

santaさん、こんにちは。
菅谷梨沙子さんの写真集・・・いろんな意見があるんですね。
僕はベリーズの菅谷さんは全く知りません。
ただ、みーちゃんとの兼ね合いで今一番かわいい女の子の写真集として、買っちゃいました。
菅谷さんのかわいさは写真だけで表現するのは難しいのかも知れませんね。
他のアイドルもそうですが、実際動いてる方がかわいいのは写真という媒体の限界なのかも。
まぁ、月に5冊以上の写真集を買ってる僕が言っても何ですが・・・

ブログ・・・いろんなのがありますね
僕的にはユイカさん・黒瀬真奈美さん・白石知世さんのが好きです

投稿: まーくん | 2006/10/30 01:57

>まーくんさん
りしゃこの水着に関して、様々な意見が飛び交ったのには、僕も少々驚きました。
アイドルが水着写真集を出すのは、ごくありふれたことのように思っていましたので、なおさらですね。やはり、ハロプロは一味違う!?
おっしゃる通り、りしゃこの美少女性はベリでも際立ってます。その天然な素顔を知れば、また新しい一面を発見出来るかも。
本仮屋ユイカさんのブログってあったんですか!? あの朗らかで優しそうな雰囲気は、とても好きです。早速、チェックします。  

投稿: santa | 2006/11/01 16:22

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