夢を辿るアルバム
長い年月を経て自らの足跡を顧みれば…一途にアイドルに惹かれ純粋に夢見た学生時代、よりピュアな輝きを求める内にローティーンへと幅を広げ、癒しを求めつつも冷静に分析しようとする今のスタンス。形は違えども求める真理はただ1つ、清純派アイドルの天使が降臨したかのような稀有な輝き
そのものなんだ。
青春時代の全てをアイドルに捧げてここまで来た男の半生は、筆舌に尽くし難い哀れさに満ちているが、ある意味においては、夢の中を漂い遊ぶ幼子を思わせるささやかな幸せを得られた気もする。甘い夢を写し出したアルバムともいうべき、アイドル写真集に執着を見せたのは、僕にとってごく自然なことだったろう。
一時は数百冊に及ぶ収集に高じる時期もあったが、最近は大分落ち着いた感がある。このほど、高校生以上のアイドル写真集を全て処分するに至った。清純派ならではのピュアな輝きが薄れかける現代では、それを求めようとするならば、ローティーン世代の少女に求めるより他ないからだ。
過去に名作と呼ばれる写真集の数々。その全てに共通するのは、「素顔を垣間見せる黒髪の少女」のイメージである。もちろん、水着を始めとした普段見られない装いも見所ではあるが、それらはあくまで完成度を上げる為のアプローチに過ぎない。 ここに、最近発売された写真集の中から、最もあてはまる一例を挙げてみよう。
魅惑的な美少女性をもって、ほんの一時、正統派アイドルへの夢を抱かせた新世紀美少女、夏帆。(参照:正統派美少女 消えゆく可能性) アイドルに未練を残す僕個人の感傷はともかく、数多くのドラマ出演、映画ヒロインと、これ以上にない若手新進女優の道をひた走っている。
公開中の「小さき勇者たち ガメラ」の舞台裏を写したファースト写真集は、映画メイキングを感じさせることない、夏帆の素顔溢れる中学生の今を感じさせる一冊だ。セーラー夏服が限りなく似合う、等身大の中学生らしさ。焼肉やかき氷に舌鼓を打つ子供のような無邪気さ。新幹線で読書に耽る大人っぽい横顔。そして何よりも、草原で黒髪をなびかせる少女の姿が、僕の脳裏に鮮明な映像として焼き付く。
心に訪れる突然の美少女の波。それをありのまま受け入れることが出来るなら、純粋な少女の魂に触れたかのような煌きと、夢で出逢う黒髪少女の甘いフレグランスを共に享受出来るだろう。服のまま海水浴してしまう不自然さはありつつも、なかなかの秀作だと認めよう。
僕の心を捉えて離さなかったアイドル達の面影。それは決して風化し消えてしまうものではないが、写真集という形で手元に残るのなら、きっと貴重なアルバムになるだろう。
甘く切なくときめいた夢の道しるべは、在りし日の少女の笑顔として刻まれているんだ。
個人的に「過去の名作」と、おすすめ出来る写真集を紹介。
アオイソラ 少女の空
過ぎ去りし夢の足跡を是非。
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コメント
santaさん、こんにちは。
リンクありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
僕も夏帆ちゃんの写真集買いました☆
santaさんのおしゃる通り、この年頃の女の子は2面性なんですよね。
子供の無邪気な輝きと大人の女性の美しさ・・・それを併せ持つのが、この年頃の女の子なんですよね。
でも、逆に言うと・・・僕達(?)が応援出来るのも、もうすぐ終わりだと思うんですよ(涙)
だからこそ、今の夏帆ちゃんの輝きを楽しみたいですよね
(この言い方で理解していただけたか、不安ですが)
今の時代、純情なアイドルを求めるとジュニアアイドル以外には考えられないですよね。
第2の堀北真希が出てくれば別ですが(笑)
投稿: まーくん | 2006/05/19 02:02
>
夏帆ちゃんの写真集は、初めての写真集としてはなかなか良い出来だったと思います。でも、折角スタイルいいのに、水着ないのは勿体ないですけどね。。
僕がジュニアアイドルに惹かれるようになったのも、時代の流れからすると自然なことだったように思われます。夏帆ちゃんの輝きも、まさに今だけのものでしょう。女優として輝いてゆくのは、疑いありませんが。
第2の堀北真希といえば…アイドルウオッチャー北川昌弘氏が、神元結莉ちゃんを挙げていました。こんな子が、どんどん出てきて欲しいですね。
投稿: santa | 2006/05/19 16:36
Akiが、広い未練を紹介したかった。
投稿: BlogPetのAki | 2006/05/22 11:07