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2006/01/07

沈みゆく巨船

morningmusume

人々の夢を乗せて、処女航海に出る豪華客船タイタニック。
わずか1平方メートルの小さな穴から浸水し、冷たい北大西洋の海に沈むとは誰が想像しただろうか。主任設計者のトーマス・アンドリュース氏曰く、「鋼鉄製のタイタニックは、間違いなく沈む」と。不沈船と信じて疑わなかった人々の思いは、裏切られた。

日々、荒れ狂うアイドル界の大海原。数え切れない難破船の中で、ひときわ目を引く巨大な佇まいを誇るその姿はまさにタイタニック! そう、もちろんモーニング娘。のことである。
少々の嵐をものともせず、順調な航海を続けてきた彼女らは
当然これからも不沈神話を守り続けるだろうと、誰もが信じて疑わない。微かな綻びから、人知れず浸水を起こしていようなどとは…誰も思わない。

かつて人気絶頂のタイタニックに乗り込んだものの‥途中で
不穏な違和感を感じた僕は、船を降りた。したがって、その後の船の動向について詳しくは知る術がない。ならば、その違和感とは果たして何だったのか?
新年早々、現モーニング娘。ファンにとって気持ちのいい話ではないだろう。「今さら何を‥」と、思われるのを承知の上で、僕が感じた違和感を検証してみたい。

次々と茶髪にする(場合によっては金髪にまで)モーニング娘。メンバーに何か不自然な感覚を覚えないだろうか? 常識的な感覚で見ても明らかに異様な感じがする。なぜこの娘が髪を染める必要があるのか!? そういった不可解な疑問を抱かせるケースが、あまりにも多過ぎるのだ。
ミキティよっすぃーなど、強気で都会的とかボーイッシュなイメージのあるタイプであれば何の問題もない。そうでなく、牧歌的イメージが好印象だった高橋愛清純派イメージが際立った亀井絵里、挙げ句の果てには天然な劣等生イメージ紺野あさ美までもが、茶髪にするのはどう見ても不自然ではないだろうか?
本人らに言わせるなら、「流行だから」「大人っぽく」「色んな
自分を見せたい」など様々な考えがあるかも知れない。しかし、それらはその辺を歩いている女の子が言う事だ。アイドルである以上、ファンの持つイメージを何があっても守らなければならない。そこがアイドルの生命線と考える。
水野あおいというアイドルを知っているだろうか? パステル系のフリフリ衣装で一世を風靡した、プリティさを前面に押し出したアイドル。彼女は20歳を過ぎてなお、フリフリ衣装でアピールし続けファンのイメージを守り通した。
アイドルとは、かくあるべき!
アイドルとは夢を売る商売。決してその辺を歩いている女の子であってはならない。思春期の欲求を抑えてでも、ファンの期待を裏切るような真似をしてはいけないのだ。常にどう見られているか、客観的に自分自身を分析出来る能力を身に付けていなければならない。アイドルとはそういう特別な職業なのだ。
たかが髪の色くらいで…とは思わないで欲しい。見た目の印象を大きく左右し、アイドルイメージを決定する重要ポイントであるのは、今も昔も変わりはない。

この「個々のイメージを踏み外した違和感」は、浸水の一因に過ぎないだろう。主力メンバーの卒業、新加入した久住小春のパンチ力不足、その他様々な要因が複雑に絡んでいるに違いない。応急処置ではなく、根本的な解決が求められる。
フットサルなどやっている場合ではない。もっとアイドルとしての原点に立ち返った、確かなイメージ戦略やキャラクターアピールをしていかなければ手遅れになる。

正月番組にも、彼女らの姿は見られなくなってきた。ゆるやかに失速し、ひそやかに、そして確実に悲劇の時は近付いているのだ。
かつて大洋を雄大に駆け巡ったタイタニックの雄姿を、再び見られる日は来るのか? 脳裏に浮かぶのは‥巨大な船底を晒し、沈みゆく巨船の無惨な姿ばかり。
一旦、船を降りた僕にはもう乗船の機会はないだろう。それでも祈らずにはいられない。
夢のごとく優雅な船旅に酔いしれる、ときめきの再来を。

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コメント

こんばんは。失礼します。

メンバーの髪の毛の色も事務所が決めているのではないでしょうか?。個人の自由になるとは考えにくいですね。
(茶髪が)似合わないメンバーもいることは確かだと思いますが。

いずれにしても、ハロプロの象徴的な存在だけにモーニング娘。の沈没はないよう願いたいものです。

投稿: マサアキ | 2006/01/08 01:31

>マサアキさん
確かに、事務所の意向という事もあるのかも知れませんね。でもこれだけの大手事務所が、所属タレントのキャラクターイメージを掴めていないというのも解せません。。
僕は茶髪云々というより、彼女ら本人のアイドルとしての自覚が十分なのか心配なわけです。
モー娘。が倒れるような事があれば、ハロプロの危機そのもの!
ちょっと厳しい事を書きましたが、これからも影ながら見守っていこうと思っています。

投稿: santa | 2006/01/09 00:08

北大西洋で動向とか、力不足を真似されたの。


投稿: BlogPetのAki | 2006/01/09 11:30

 santaさん、はじめましてこんにちは。
 「一木有海」で検索して拝見させていただきました。
 さすが!20年アイドルを考察した「観察眼」ですね。
 「モーニング娘。」と「タイタニック」を対比し、アイドルのあるべき姿を冷静に考察する。しかも文末は詩集を感じさせる。
 若輩者の私ですが、「アイドルに対する考え方」には非常に共感出来ました。
 さらに「一木有海」を次世代のジュニアアイドル界のスター★と位置づけているのにも共感が出来ます。
 そして、海王社の「ショーボー」に関する記事もすごいと思いました。
 私も一木有海さんを応援するブログ(まーくん日記)を書いていますので、時間があればご覧ください。
 風邪が流行っていますので、お気をつけください。

投稿: まーくん | 2006/01/10 23:14

>まーくんさん
はじめまして、ようこそです。
長いことアイドルを眺めていると、古い考え方に凝り固まってしまうのかも知れません。
むしろ、アイドルはこうあって欲しいという僕自身の願望なんですよね。
ほんの少しでも共感を得て頂けたなら、大変嬉しいですし励みにもなりますよ。
それにしても、一木有海ちゃん推しの目の付けどころが素晴らしいです!
次世代美少女の更なる躍進に期待していきましょう。

投稿: santa | 2006/01/11 23:18

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