散りばめられた星屑

ようやく今月発売となるピュアピュアVol.54は、ジュニアアイドル誌らしからぬ大人びた少女が表紙を飾る。
あくまでハロプロは排除しつつ、AKBは特段の別扱いなのか。前号で、妙に僕を白けさせた松井珠理奈が、一度のみの掲載で表紙・巻頭グラビアに大抜擢。これには、U-15ファンからも巷で大ブーイングだ。(参照:サヨナラ少女の季節)
奇跡の美少女、松嶋友貴奈の表紙から一転、落胆はことさら大きい。しかも、ユッキーナレギュラー化ならず、引き続き一木有海の完全排除と、僕にとって最悪の流れである。
密かに掲載が噂されたクッキンアイドル福原遥も、まさかの掲載見送り。NHKの呪縛は、思いのほか強力であるらしい。
そんなわけで、久方振りに購入を見合わせる運びとなりそうだ。今となっては、唯一無二の正統派ジュニアアイドル誌。
もう少し原点に立ち返った、適切な人選を考えて頂きたい。
さて、「静かなるユッキーナの時」を刻み、憔悴し切った僕を慰める材料は、現時点において何も見当たらない。
既に、旬である少女の時期を終えつつある一木有海の沈黙も、もはや当たり前の日常となってしまったのが悲しくてならない。
しかしながら先日、天てれOBとしてテレビ出演したのが、随分と斬新な印象を与えることになった。
極めて鋭角的に輪郭を形成する顎のライン、それを誤魔化すかの奇妙なベレー帽、モデルらしくスラリと伸びた四肢。かつての幼さは影を潜め、大分女性らしさを帯びてきたように見える。
年齢よりはずっと幼く、ピュアな可愛さを持ち味としていた有海。本当の絶頂期は、小学校高学年の頃だったろう。過ぎた日は戻らないが故に、より愛おしく思えるのだろうか。
ユッキーナが戻らない日々は、まるで煉獄に堕ちるが如き無常である。僕はまさに今、灼熱の炎によって焼かれている。
チャームキッズにおいて、これに代わる美少女は未だ見つかってはいない。ただ、この甚だしい苦痛に見舞われる心情は、紛れもなく新たなる美少女の癒しを求めている。
伝説的美少女の抜けた穴を埋めようと、躍起になっている風にさえ見える矢継ぎ早な新人投入。そのほとんどが有象無象なのだが、唯一、僕の肥え過ぎた目を引く少女が存在した。
藤谷まなという、この子。ロングヘアと大きな瞳が、いと可愛ゆし。キャラ的にはまだまだ未知数だが、正統派美少女のルックスはずば抜けている。少しだけ期待しつつ、見守りたい。
この他、事務所自体が問題を起こし、しわ寄せを喰らった感の山田レイナが、晴れてチャームに電撃移籍!? 事情はともかく、違和感は全く感じない存在。むしろ、上原れなの名前に、オリオールズのエースもびっくりだ。
こういった状況であればこそ、常にアンテナを張り巡らせたいところだが、ままならないものだ。それでも執拗にネット巡回していれば、意外な拾い物が見つかることもある。
BSデジタルどころか、地デジすら今だ導入していない僕にとって、珍しくもあり幸運でもある拾い動画。いわゆる、ローカル臭ぷんぷんのアイドルバラエティ番組の中から、原石を発掘出来る確率は天文学的である。
小学生アイドル候補生に焦点を絞った番組構成は、大いに評価に値する。ただ残念ながら、全体のレベルが低いのが難点な「We Can☆」なるバラエティ番組。
なぜか、ミス日本グランプリの宮田麻里乃がMCを務める、情報バラエティであるらしい。もう一人の茶髪は知らんので割愛。
さあ、ここで注目したのが、高橋奈々という女の子。黒髪ロングに清楚な顔立ちの、お嬢様風美少女。四年生とは思えない完成された端正さと、気品ある佇まいに魅了される。
声も細く特徴的で、ある意味、福原遥なみの衝撃を覚えるに至った。まさに原石という感じの、少女本来の輝きが印象的だった。
ひと際輝いていたはずの星明かりが陰る時、今まで気付きもしなかった煌めきに、ふと胸を打たれる。どうして、あの星が消えかかっているのか、知る由もない。ただこうして、此処を一歩も動けずに見上げるだけ。
夜空を覆い尽くす様々な星々、形作る未来の時、消えゆく数奇な運命に思いを馳せる。いつしか、心を包容されるかの温かな感覚に満たされ、意識することなく、この場所に佇んでいたんだ。
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移ろう景色の中に、たった独り置き去りにされた哀しみ。桜の花びらが舞う光景を眩しそうに眺めた日々は、いつしか遠い過去へと消えていた。
もはや、アイドルイベントに費やすほどの余力などあるはずもない、切迫した経済事情。ここ数か月の間、一切のイベント参加がなかったというのは、僕にとって極めて珍しいことだ。

















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