2009/07/04

散りばめられた星屑

一木有海

ようやく今月発売となるピュアピュアVol.54は、ジュニアアイドル誌らしからぬ大人びた少女が表紙を飾る。
あくまでハロプロは排除しつつ、AKBは特段の別扱いなのか。前号で、妙に僕を白けさせた松井珠理奈が、一度のみの掲載で表紙・巻頭グラビアに大抜擢。これには、U-15ファンからも巷で大ブーイングだ。(参照:サヨナラ少女の季節
奇跡の美少女松嶋友貴奈の表紙から一転、落胆はことさら大きい。しかも、ユッキーナレギュラー化ならず、引き続き一木有海の完全排除と、僕にとって最悪の流れである。
密かに掲載が噂されたクッキンアイドル福原遥も、まさかの掲載見送り。NHKの呪縛は、思いのほか強力であるらしい。
そんなわけで、久方振りに購入を見合わせる運びとなりそうだ。今となっては、唯一無二の正統派ジュニアアイドル誌。
もう少し原点に立ち返った、適切な人選を考えて頂きたい。

さて、「静かなるユッキーナの時」を刻み、憔悴し切った僕を慰める材料は、現時点において何も見当たらない。
既に、旬である少女の時期を終えつつある一木有海の沈黙も、もはや当たり前の日常となってしまったのが悲しくてならない。
しかしながら先日、天てれOBとしてテレビ出演したのが、随分と斬新な印象を与えることになった。
極めて鋭角的に輪郭を形成する顎のライン、それを誤魔化すかの奇妙なベレー帽、モデルらしくスラリと伸びた四肢。かつての幼さは影を潜め、大分女性らしさを帯びてきたように見える。
年齢よりはずっと幼く、ピュアな可愛さを持ち味としていた有海。本当の絶頂期は、小学校高学年の頃だったろう。過ぎた日は戻らないが故に、より愛おしく思えるのだろうか。

ユッキーナが戻らない日々は、まるで煉獄に堕ちるが如き無常である。僕はまさに今、灼熱の炎によって焼かれている。
チャームキッズにおいて、これに代わる美少女は未だ見つかってはいない。ただ、この甚だしい苦痛に見舞われる心情は、紛れもなく新たなる美少女の癒しを求めている。
伝説的美少女の抜けた穴を埋めようと、躍起になっている風にさえ見える矢継ぎ早な新人投入。そのほとんどが有象無象なのだが、唯一、僕の肥え過ぎた目を引く少女が存在した。
藤谷まなという、この子。ロングヘアと大きな瞳が、いと可愛ゆし。キャラ的にはまだまだ未知数だが、正統派美少女のルックスはずば抜けている。少しだけ期待しつつ、見守りたい。
この他、事務所自体が問題を起こし、しわ寄せを喰らった感の山田レイナが、晴れてチャームに電撃移籍!? 事情はともかく、違和感は全く感じない存在。むしろ、上原れなの名前に、オリオールズのエースもびっくりだ。

こういった状況であればこそ、常にアンテナを張り巡らせたいところだが、ままならないものだ。それでも執拗にネット巡回していれば、意外な拾い物が見つかることもある。
BSデジタルどころか、地デジすら今だ導入していない僕にとって、珍しくもあり幸運でもある拾い動画。いわゆる、ローカル臭ぷんぷんのアイドルバラエティ番組の中から、原石を発掘出来る確率は天文学的である。
小学生アイドル候補生に焦点を絞った番組構成は、大いに評価に値する。ただ残念ながら、全体のレベルが低いのが難点な「We Can☆」なるバラエティ番組。
なぜか、ミス日本グランプリ宮田麻里乃がMCを務める、情報バラエティであるらしい。もう一人の茶髪は知らんので割愛。
さあ、ここで注目したのが、高橋奈々という女の子。黒髪ロングに清楚な顔立ちの、お嬢様風美少女。四年生とは思えない完成された端正さと、気品ある佇まいに魅了される。
声も細く特徴的で、ある意味、福原遥なみの衝撃を覚えるに至った。まさに原石という感じの、少女本来の輝きが印象的だった。
高橋奈々

ひと際輝いていたはずの星明かりが陰る時、今まで気付きもしなかった煌めきに、ふと胸を打たれる。どうして、あの星が消えかかっているのか、知る由もない。ただこうして、此処を一歩も動けずに見上げるだけ。
夜空を覆い尽くす様々な星々、形作る未来の時、消えゆく数奇な運命に思いを馳せる。いつしか、心を包容されるかの温かな感覚に満たされ、意識することなく、この場所に佇んでいたんだ。

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2009/06/23

絶望という名の来訪者

女王に突撃するラスタ

ここのところ、アイドルイベントの類いから随分と遠ざかってしまった。経済的事情が要因ではあるが、どうにも以前のような気持ちの高まりが醒めてしまった気がする。
人は、生活が困窮してしまうと、何かを楽しもうとする気力まで失せてしまうらしい。ここ最近の娯楽といえば…日がな引きこもり、オンラインゲームするくらいしかないのが実情である。

MHFにのめり込む僕も上位の仲間入りし、ハンターらしい立ち回りもこなせるようになってきた。当然、パーティーでのクエストが主流となるが、これが意外にも、他のネトゲにはない心境を深めることに。
MHFを称して、「よろおつオンライン」と、よく耳にする。装備強化のために、しばし大量の素材が必要となり、効率的にクエストをこなす流れになる。アクションゲームならではの余裕のなさも手伝って、始まりと終わりの「よろしく」と「お疲れ様」だけの会話に終始する様子を指し示したものらしい。
ゲーム自体は大変面白いのだが、こういった点に少々寂しさを感じている。このほど、アップデートにより、ラスタと呼ばれる他ハンターの分身をクエスト同行出来るようになった。
P2Gのオトモアイルーみたいなものだが、これがまた何とも…。連携プレーは一切出来ず、害のないケルビやモスまでも皆殺しにする殺戮マシーンなのだ。これではむしろ、一層に孤独感を深めてしまうというもの。

仮想世界に身を置きながらも、どこかしら人との関わり合いを求めているように思える。孤独には慣れたはずの僕を、こうまで陥れたのは他でもない。そう、松嶋友貴奈の所為である。
中学入学以降…というより、今年に入ってから全くといっていいほど、近況が伝えられなくなった。言うまでもなく、チャームを代表するエース格の、あまりに長過ぎる沈黙。
みんな日記等で目にするのは、いつもお馴染みの新人や、ちっちゃい子ばかり。レッスンに出ている様子も見られなくなった。

僕の脳裏を、牧野りなちゃん電撃引退の悪夢が過ぎる。リボン脱落?の大咲ひかりを始めとし、明確な卒業フラグが立っている子は数多くとも、ユッキーナとなれば話は違ってくる。
ラブレター」で、あれだけ底知れない素質を垣間見せた伝説的美少女を、過去の産物として捨て去ることは断じて許されない。
ここで、はっきり断言しておこう。もしも、松嶋友貴奈という奇跡を生かし切れなかったとなれば、チャームに未来はないと。
空洞化した末に堕落し、悲惨な最期を遂げるだろう。もちろんそれは、僕自身にも当てはまる。立ち直るのが極めて困難な、致命的ダメージを被るに違いない。

松嶋友貴奈という存在が、なぜにそれほどまで大きいのか? それは決して、他の子が劣っているからではない。
チャームキッズを古くから支えた、山中真由美・知恵に端を発する姉妹の魅力。時を経ても、それは脈々と受け継がれている。
ルックス的に見ても、さほど注目するに値しないと思われた姫野れみ・まほ姉妹。しかしながら、姉れみはイベントMCや、突拍子もないプライベートの素顔などで魅了した。妹まほは、かつてのルナのブロガー的手法「まほまほ探検隊」で、チャムオタ心をがっしりキャッチする。極めて想定外の面白さを発揮し、新たな魅力を投げかけている。
いわゆる、失敗作であったちさみさを範とし、可愛さと美しさ
コンセプトとした春日三姉妹の登場も衝撃的であった。
長女みつきは、熊井友理奈ばりの美貌と長身でオタを見下ろす、スレンダー美女。ジャージがトレードマークなのも良い。
次女むつみは、お買い物でお姉ちゃんに媚びつつも、妹とまなむっちぃを結成する世渡り上手。実は、昨年末イベント後の電車内でガン見された記憶がある。
三女まなみは、物言わぬ「頬笑みの天使」。日記での饒舌さとは裏腹に、幼い可愛さのみで勝負を賭ける、ある意味ガチな幼女。多様な個性の奥深さが、まさに姉妹アイドルの魅力に満ちているのだ。

追記。姉妹ではないが、七瀬りの・野々原もか結成の「うさぴょんず」について。死んだ子の齢を数えるのをやめようとしない牧野りな信者にとって、かなり痛ましいユニット名なのが残念だ。新世代ユニットとしては、全然アリだと思う。
正直に言えば、ここのところ毎夜、もきゃもきゃが夢に出てきて懐かれて困っている。奇跡的に景気が回復したなら、イベントに行って、りのちゃんにこの老人の似顔絵を描いて欲しい。
とりもなおさず、僕は病気である。察してくれ。
うさぴょんず

目覚めることを頑なに拒絶した赤子のように、深い慈しみに抱かれた夢の中で漂っていられたら。犠牲にするものがないのが強みだと語る人には、孤独というものの本質が何ひとつ分かっていないのだと思い知らされる。
明日ある人生の先に待つものは、いつ終わるとも知れぬ孤独との闘い。救いを求める悲痛な叫びは、きっと誰にも届かない。
心に擦り寄ってくる、絶望という名の来訪者。その荒廃とした心情に、むしろ陰鬱で、穏やかな安らぎを見つけたのかも知れない。

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2009/06/06

あるまじきタブー

先日、一時不停止で切符を切られた。日常の移動手段をバイクに頼る僕は、常日頃から、これ以上にない安全運転である。
通行量の少ない、見通しの良い十字路。僕は十分に安全確認をし、足もついた状態で、ほんの少しはっきりと停止しなかっただろうか。すると早速、後方から巡査部長の停止命令である。
日本の道路交通法は糞である。全くもって危険な事態が発生したわけでなく、ただ警官の点数稼ぎのために、失業者から金を毟り取る現状がまかり通っている。

ジュニアアイドルの世界における謂れなき弾圧は、日々、勢いを増している。水着を児童ポルノとする横暴も、こういった、弱者を貶め権利を迫害する所業に通じるものがある。
今、この現代において、憲法で守られているはずの「表現の自由」は、悪しき固定観念により侵されようとしている。

二次元の世界で起きている惨状を、ジュニアアイドルのそれと同系列のものとして考えるのに、やぶさかでない。
いわゆる、凌辱系のアダルトゲームソフトが、製造・販売の禁止に追い込まれているらしい。事の発端は、海外で出回った日本のアダルトゲームが物議を醸したことによるもの。性暴力を扱う描写が、大きな批判を呼んでいるようだ。
例によって、日本ユニセフが、ここぞとばかりに調子づいている。国際協調を盾に、児童ポルノ撲滅を叫んでいる。やれやれだ。

これら一連の出来事について、ある外国人はこう漏らしている。「こんなことは、自国では考えられない」と、困惑気味に。
小中学生の水着演出についても、同様の意見が出されている。勘違いも甚だしいと思わないだろうか。
なぜって、当たり前である。その国ごとに、独自の文化が存在するのだから。日本の漫画、アニメは世界的に高い評価を受けたが、それは日本独特の創造性と技術力の賜物であった。
日本の文化を重んじ、それに追随する気がないのであれば、無理に関わる必要などありはしない。外人ごときが声高に批判し、しゃしゃり出てくるなと声を大にして言いたい。
最近は、何でもかんでも諸外国を規範とし、それに倣うべきとの風潮がある気がする。外人が騒いだところで、何だというのか。
そんなものより、日本で生まれた自由な表現による、様々な文化風土を重んじるべきだと常々思う。
別に、性暴力といった過激な描写を肯定する気はないが、これはあくまで二次元であり妄想の中の話である。実在する女性が関わるわけでなし、あまりに過敏な反応というしかない。

過激なアニメやゲームの氾濫、果てはジュニアアイドルの水着までも、性犯罪の増加に結びつける強引な論調がよく聞かれる。
児童ポルノが規制されるずっと以前から、性犯罪は常に発生していた。実際に統計をとってみても、規制の効果が現れ件数が減ったわけでもなく、また急激に増加したわけでもない。
結局のところ、性犯罪に限らず、犯罪の類いは世の中からなくなるわけはない。最も懸念すべきは、犯罪抑制にかこつけて、自由な表現や創造性を奪うことである。
タブーとされる定義付けを行う際に、なにをさておいても留意すべきこと。それは、絶対に侵してはならぬ聖域に、土足で踏み込んでいないかどうか。「自由」という不可侵の領域を汚すことこそ、人としてあるまじき愚行なのだ。

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2009/05/27

刻み始めた少女の時

真野恵里菜 新たな時代におけるスポットライトの中心に立つのは、いつでも選りすぐられた美少女のみ。かつて、何の変哲もない少女が、知らぬ間に特別な輝きを放ち始めることの不思議。
人は、そう簡単に変われるものではない。それでも、取り巻く状況が一変し、まるで生まれ変わったかの契機が唐突に訪れる。
その時、少女は、計り知れない上昇気運の波に乗せられている。新たな時の始まりを感じるんだ。

時代が移り変わり、新世代の台頭が周期的に巡ってくる時節。毎度のことながら、初々しい新鮮な顔触れに魅せられていく。
僕はもう、錆びついて止まりかけた古時計。この時を刻めるのは、新たな美少女のエネルギーに依るところが甚だ大きい。
今、新生する時代の申し子達に注目してみたい。

事務所のゴリ押しが通用しなくなった印象を、日に日に増してゆくハロープロジェクト。紅白ハロプロ枠が撤廃される以前から、既に勢いを失くしていたのは周知の事実である。
いわゆる、正統派を宣言するアイドルプロデュースの中核を成すのが、今や真野恵里菜のメジャーデビューといえるだろう。
さて、これに関して単純に連想したのが、松浦亜弥の再来を企図するプロデュース戦略であった。しかし、よく吟味してみると、どうも目測を誤っていた気がしてくる。
真野恵里菜というキャラクターが、あまりに「アイドルらしくない」存在であるのに気付かされた。なぜ、敢えて彼女を推したのか。ここが、重要なポイントなのだと思う。
真野FRIENDS PARTYの模様を見た。そこで、あのアイドルの化身と揶揄される、嗣永桃子と共演した彼女を見ることになる。
とてつもないプリティアピールを平然とやってのける桃子に比べ、真野ちゃんの壮絶な恥ずかしがりようといったら…。
美女放談」において、自分に自信の持てない悩みを吐露する場面。ある意味、人々に夢を与えるアイドルとして、あるまじき後ろ向きな素顔を露呈する。
真野恵里菜という女の子は、年齢相応に弱く臆病で、どこまでも真摯な、あくまで普通っぽい存在感を身に纏っているのだ。
この重苦しい世の中において、あやや桃子といった、ガツガツした元祖プリティアイドルは、ややもすると鬱陶しいだろうか。
同じ目線で、悩みや迷いを共感することの出来る、新しいアイドルの形。真野恵里菜に、新世代アイドルの境地を見た気がする。

一方、子役の世界では、人気ドラマを機に知名度を急上昇させている子がいる。どん底の不景気下での庶民感情からすれば、お茶らけた婚活ドラマが惨敗し、深刻な社会派ドラマが理に適うのは当然の流れ。
子供が子供を殺害する「アイシテル~海容~」が高視聴率を叩き出し、印象深い演技で注目を集めているのが、川島海荷である。
弟を殺される姉の心情を演じるという、非常に難しい役柄をこなした力は見事なもの。ドラマの番宣で度々テレビ出演し、一躍、全国区の知名度を手中にしつつある。
ガッキーこと新垣結衣の新曲PVで共演、カルピスウォーターCMキャラ抜擢、今秋公開の映画主演と、飛ぶ鳥を落とす勢い。
柔和な笑顔と、強気なエッセンスが溶け合った魅力は秀逸。
大ブレイクの条件は出揃い、目が離せない存在だ。

この他では、モデル発美少女である川口春奈が、ポカリスエット三井のリハウスなどCMガールに矢継ぎ早に抜擢。清楚なお嬢様風ルックスも相まって、秘かにときめかせてくれている。
ピュアピュア次号表紙の大抜擢も噂される、現ジュニアアイドル界隈最大の話題のタネクッキンアイドルまいんこと、福原遥がイベント出演するとかしないとか!?
例によって、子供向け父兄同伴のイベントで、大きなお友達ナマ殺しの展開が濃厚な気配。大概にしてくれたまえ、NHKよ。
川島海荷

人の生きる道に、幾つもの転機があるとするならば、良くも悪くも生きていく意味となる。ただ、平坦な人生を生き、静かに寿命を全うしたくとも、きっとままならないのだろう。
新しく生まれた横顔に新鮮な趣きを感じるのは、未知なる時が産声を上げた証し。望むなら何度でもやり直せると、励まし続けた少女の笑顔。いつまでも変わらずに、僕の背を押していて。

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2009/05/14

可憐少女は夢まぼろし

可憐Girl's

まるで何もなかったかのように掻き消されたのは、少女の幻。どうして、どこまでも純真で、可憐であっていけないものか。
誰も、答えは出せやしない。もう永遠に。
僕は、ただ憤りだけを感じていたわけじゃない。あの少女らが与えた胸ときめく高揚感は、沈みかけた心を引き上げ、励ますようにして偽りなき確かな力を注ぎ続けた。それはきっと、嘘じゃない。

今さらと思われるかも知れないが、過去に縛られるのが日常的な僕にとって、あの可憐な魅力で虜にした美少女アイドルを、そう簡単に記憶から拭い去れるものではない。
ことさら可憐さを強調した小学生のアイドルユニットにおいて、完成度の高い美少女性と、時代を先取りしたキャッチーな楽曲で一世を風靡した可憐Girl's
底知れぬ萌えの大海に溺れさせた、現代稀に見る可憐な美少女アイドル。彼女らがこつ然と姿を消してしまった事実を、今だに信じることが出来ないでいる。
生活苦に喘ぐほどの貧困を抱えていても、可憐Girl'sのラストアルバムだけは、無理を通し購入した。素晴らしい楽曲の数々と、初回限定版DVDの少女らしい素顔に、切なくも萌え震える。
痛切なこの淋しさを紛らすように、今宵も繰り返しリピートする。せめてここに、思い出をなぞるようにして書き綴りたい。

メンバーを引っ張る活発さ 武藤彩未
元騎手の父を持ち清純なお嬢様風の彼女だが、その素顔は実のところ、相当に活発なお転婆娘か。メンバー随一の早口でまくし立て、一時もじっとしていられない落着きの無さ。
グイグイとメンバーを引っ張る印象が強く、ヤドカリブームの仕掛け人は、恐らく彩未ちゃんだろう。運動苦手な他の二人を差し置いて、体育好きサッカー好きな体育会系ぶりを遺憾なく発揮。躍動感溢れる、リーダーシップが光った。
素でのデコ出しデフォややギャルっぽい喋り方など、不安要素あるものの、今後最も期待が寄せられる逸材であること間違いなし。既にドラマ出演など新展開を見せているが、やはり、清純派アイドルとしての彩未ちゃんを心より切望したい。

あどけない笑顔のマスコット 中元すず香
とにもかくにも、絶対可憐ないもうと感が秀逸である。無垢なあどけなさ抜群の笑顔が、メンバーの心を和ませる癒し系。
ボイスチェンジがうまくいかなかったり、ガラス細工体験でなにげにテンパッたりと、何かとほっとけない存在感がいかにも。
これでもかとばかりな、アグレッシブなダンスパフォーマンスと好対照で、実にそそるものがある。
インタビュー待ちの真顔が妙に面白く、色んな面を持ってそうな気にさせる。ホクロは将来的に除去すべきだが、本人がチャームポイント(食いしん坊ボクロ)としているなら、まあ良しとしよう。

モデル系美少女の包容力 島ゆいか
彩未ちゃんのせいもあってか、ひと際落ち着いた大人っぽさが際立つのが、彼女の特徴。とはいえ、ゴーヤの苦さに飛び跳ねたり、「島豆腐」に敏感に反応したりと、無邪気な子供らしさも見え隠れ。
流麗かつスリムなスタイルでモデルポーズも様になり、ロングヘアをなびかせる将来の美女像が、既に出来上がりつつある。
人一倍イチゴを愛するあまり、一人だけ氷イチゴをチョイスする辺り、外見とのギャップを感じさせ微笑ましい。
ユニット内では地味な存在だったが、個人的には女の子らしい声質とキャラクターに、かなり惹かれた感がある。地味な魅力を逆手に取ったソロ活動を、大いに期待したい。
むら咲むらにて

夢に届きそうなくらい力強く羽ばたいた翼は、突如として無惨にもぎ取られた。それは、あまりに一方的な仕打ちであり、ファンの期待はもとより、少女らの可能性までも脆くも打ち砕いた。
今はもう、跡形も消えて失くなった少女達の痕跡を、ひたすらに記憶に追い求める。年月と共に、全ては葬り去られるのだろう。
あのひと際輝いた、可憐少女は夢まぼろし。出逢えたときめきが、叶わぬ夢にいざなうようにして、今もこの胸を締めつける。

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2009/04/28

過去へと消えた眩しき日々

福原遥

ご存知の通り、最近ブログの更新が停滞気味である。時間は腐るほどあるが、いわゆる完全な無気力状態に陥っている。
仕事をしないと、人間内面から駄目になるらしい。ただ、生きているという状態は、決して活きているということではない。
このところの外出は週一回のハローワークと、行きつけのネットカフェ通いだけだ。たとえ無職でも、連日引きこもっていると気が狂いそうになる。しかし、これといって当てはないのだ。

比較的、長時間パックの安いネカフェが近隣にあって、大分助かっている。オープン席だが、仕切りが高く居心地は良い。
ハイスペックのパソコンで、MHFも快適に動作するのだ。
大抵はMHFに興じるのだが、時には映画を観たり、ネット動画を検索したりもする。先日、何とはなしに動画検索サイトを巡回していると、突如、萌え凄まじい映像に度肝を抜かれた。

最近のNHK教育は、確信犯的にヲタどもを挑発しているとしか思えない。「クッキンアイドル アイ!マイ!まいんキュートなアニメ声美少女に、糞萌えた!!(失礼)
いかにもアキバ系なアニメを主としながらも、随所に三次元美少女を挟み込む、この手法。子供向けを装うったって、そうはいかない。狙ってるだろう? NHKよ。
この、まいん演じるピンクのフリフリ女の子が、これまた壮絶に可愛い。福原遥というこの子、ドラマやCM経験のある子役らしいが、正直全く知らなんだ。
キャリアとしてはまずまずであろうが、実に堂々としていて、
アニメキャラそのままのイメージを表現しているのに驚いた。
料理をしたり、唄い踊ったりと、躍動する美少女に脳が沸き立つことしきり。可愛らしい澄んだ声質といい、清楚な美少女アイドルまんまのルックスといい…これ、いっそアニメ要らんだろ!? 遥ちゃんだけで編成し直したまえよ!
こういった逸材見付ける度に、可憐Girl'sの末路が脳裏を過ぎるが…アニメきっかけで、正統派アイドルデビューがあっても全然いいと思う。少女の可能性を最大限に活かすプロデュースを、是非とも望みたいところ。

この他では、特に注目すべき存在を見い出せなかったのが、残念でならない。思ったより、可憐Girl'sショックを引き摺っているのが、自分でも意外な発見だった。
強いていうなら、先日ナイター後に偶然見かけた「ワーズハウスへようこそ」という番組に、斉藤光香が出ていたことだろうか。
この子は、昨年バラエティで見て以来、かなり印象を残した存在で、「太鼓の達人Wii」CMでもお馴染みの美少女である。
(参照:閉塞感を打破する美少女の風
日本語を題材としたミニドラマ風な番組で、内容的にはどうでも宜しい感じ。ただ、光香ちゃんの拙い台詞回しや、可愛い盛りの美少女ぶりは、かなり新鮮でときめくものがあった。
これを契機とし、更なる新しい活動展開を期待せずにはいられない。

こうして立ち止まる日々を生きることは、人間社会のあらゆる事象から取り残されるのを意味する。取り巻く風景は次々に色を変え、ふと気が付けば、年齢を重ね老け込んだ自分が立ち尽くしているだけだ。
幼くあどけない少女の面影も、いつの日か消えて、誰しも大人へと旅立ってゆく。もう帰ることのない日々は、遠い記憶の断片へと姿を変えていくだろう。
たった独り置き去りにされた僕は、闇雲に記憶の底から摘んだ欠片を、手の平で弄ぶ。まるで、眩しく生きた若かりし時を顧みるようにして、そっといつまでも。

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2009/04/17

サヨナラ少女の季節

ピュアピュアVol.53移ろう景色の中に、たった独り置き去りにされた哀しみ。桜の花びらが舞う光景を眩しそうに眺めた日々は、いつしか遠い過去へと消えていた。
例えば僕が、暗闇の底に沈んでいたとしたなら、誰かが手を差し伸べただろうか。底知れぬ泥濘に足を踏み入れてまでも、取るに足らないものを救おうとする者など居るはずもない。
もがくほどに深く埋もれてゆく感覚に身動きすることも出来ず、全てが暗礁に乗り上げた、過酷な運命に心を捉われる。
無為に過ごした時間を紡ぎ取るかのように、あの少女は僕の心ごと取り込んでいった。その柔らかな光は、死に絶えていく心に僅かな温もりを与え、ほんの一瞬でも新たな息吹を吹き込んだのだ。

ぼんやりとした記憶に残すのではなく、はっきりとした緻密な描写で、少女の美しさを歴史に刻んで欲しかった。
僕の切なる願いが、今ようやく叶えられることとなった。
正統派のコンセプトがオンリーワンピュアピュアVol.53の表紙・巻頭グラビアを松嶋友貴奈が飾る時が、遂に訪れたのである。

実に素晴らしい快挙に、久し振りに胸躍る高揚感を覚えた。
現代における、正統派美少女を絵に描いたような美しさ。
希少なるその少女美を、ジュニアアイドル史に刻印することが出来て、心より嬉しく思う。
今号を全体として見れば、エース一木有海の離脱、初登場にして質の低い人選…と、お世辞にも充実していると言えないが、ユッキーナ巻頭により全てを払拭したと断言出来る。
季刊となり、特典を多数付加ウラピュアカラー化など、編集上の頑張りは見てとれる。しかしそれよりも、厳選した美少女を看板に据えるのが、最も品質アップに繋がることを証明してみせたユッキーナ。是非とも注視して頂きたい。

松嶋友貴奈
心より待ち望んだ表紙・巻頭グラビアは、河野氏撮影による至極の完成度…と言いたいが、切り過ぎたパッツン前髪が、よりによってこのタイミングで「やらかしてしまった」感が否めないグラビアの数々。
それでも、ユッキーナが伝説的に可愛いのに変わりはない。
プライベート感たっぷりのパジャマ、ノスタルジィを煽る女子中学生ジャンパースカート、お人形的少女美の極致花柄ワンピと、壮絶な破壊力で僕の心を揺さぶりまくる。
驚愕すべきは、キャミ・ショートパンツ思いがけない肌の露出具合い。徹底して水着を回避するユッキーナにしては、これは相当な露出といえるのだ。うむむ‥鼻出血しそう。。
完全に萌えパニックに陥った、伝説的美少女の記念すべき初巻頭グラビア。綺麗好きユッキーナよ。日々、部屋の片付けに勤しむついでに、僕も「萌えないゴミ」に出しておいて欲しい。。
松井珠理奈
かつて、AKB切っての清純派美少女の名を欲しいままにしたえれぴょん(小野恵令奈)が成長し、巨乳化した今、新たに送り出したのは…何とも場違いな、大人びた少女であった。
どこからどう見ても、女子高生…いや下手すると女子大生、いや女子アナにすら見える、到底信じ難い大人っぽさ
ユッキーナと同学年とは、何かの悪い冗談だろうか!?
SKEでセンター張る、しっかり者なエース格。とはいえ、要するに美女グラビアの内容である。折角のU-15誌なのだから、やっぱり幼い未完成な美しさで魅せて欲しいのだ。
夏緒
「かお」!? 夏帆のパクリか? ああ、「なつお」か。最近の流行りか知らないが、姓を外したシンプルさで印象付けるのは、どうかと思う。安易すぎやしないかい?
まあそれはいいとして、実に平々凡々としたルックス細身のスタイル。こういう普通っぽさ、結構好きだったりする。
強いて特徴を探すとしたら、口角の上がった口元だろうか。
奥二重も、これまさにシンプルテイスト。芸能界で大成するには疑問符が残るが、この素朴さは大事にしていって欲しい。
大場はるか
久し振りの隊長参戦の裏には、一体何があるのか? それは、一段とクオリティを高めた隊長の、アイドル界を牽引する指揮能力と、類い稀なカリスマ性を誇示することにあった。
かねてより折り合いの悪かった、帝国海軍の水兵服に袖を通した隊長の真意。協調を重んじ相互理解を促す精神は、軍国主義に一石を投じるものである云々。
サラサラ黒髪は日本人の心、エルフ耳は西洋の魂である。
清楚なワンピース昭和の香り漂わせ、あどけなさとふくよかな胸元のギャップは、時代の転換期を指し示す秘密裏のサイン。
戦後の経済成長、誰しも夢見れたあの頃をもう一度…。
どこまでもついて行きます、隊長!!
森高愛
幼い割に洗練された雰囲気を持っている、可能性を秘めた風な美少女。今でいえば、ドラマ、CMと急上昇中の、川島海荷に似たオーラを存分に感じ得る。
澄んだ瞳の綺麗さ白い肌と黒髪のコントラストちょっぴりお転婆な子供っぽさ。弟と「ドラえもん」鑑賞、縄跳びや林間学校のエピソードが、素の小学生風情を醸し出していて良い。
やはり、美少女グラビア誌は、こうでなくちゃならんと常々思う。今号は特に、大人っぽい子が多く見られるが、度が過ぎると本末転倒なのを認識して頂きたい。
大場はるか

寒々とした漆黒の暗闇にあって、どうしてこの小さな光が、こうも心を温めたのか。優しく包み込むその温もりは、いつもどこかで、ささやかな心の支えになってくれていた気がする。
過ぎた季節のどこにでも、あの美しい少女は佇んでいた。孤独な人生を彩る、瑞々しい華やかさを湛えて。
サヨナラ少女の季節。遠ざかる記憶の彼方から、今も懐かしい笑顔のまま、僕に手を振っている。

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2009/04/03

新生した天使の微笑み

平田真優香もはや、アイドルイベントに費やすほどの余力などあるはずもない、切迫した経済事情。ここ数か月の間、一切のイベント参加がなかったというのは、僕にとって極めて珍しいことだ。
金銭的な問題が大きく占めるのに違いはないが…それは裏を返せば、無理を通してでも会いに行きたいアイドルが、存在しなかったと解釈することも出来る。

今、現時点において、なりふり構わず会いに行きたいと思わせるのは、伝説的美少女松嶋友貴奈くらいのものだろう。
最近では主に、チャームキッズの並みいる新人らが、おいも屋本舗を始めとし精力的にイベント活動を展開している。
確かに粒選りな美少女揃いではあるが、いわゆるユッキーナばりの特別なオーラを感じる子は、残念ながら皆無である。
その肝心のユッキーナも、昨年12月以来、イベントがブッキングされる気配はまるで無し。以前の、三か月周期で会えた頃が懐かしく、殊更に幸福だったと今にして思える。
ユッキーナがストライク移籍しなくとも、イベントを開いてくれなければ、事実上同じことだ。こうして距離が遠のく毎に、僕は言い様のない孤独感と寂しさに苛まれていく。
新年度を迎えるにあたり、アイドルの世界も真新しく様変わりする。将来に不安を抱え、更に生き甲斐まで失いつつある僕は、新しく生まれくる何かに、漠然とした期待を込めるしかないのかも知れない。

ストライク移籍もないままに、ほぼ引退が確定したチャーム切っての美少女牧野りな。この予期せぬ損失が、ファンにとっても事務所にとっても、あまりに大き過ぎる傷跡を残した感があるのは否めない。
りなちゃんのモチベーション低下の要因と噂される、天てれオーディションの合否。親友である行まゆかてれび戦士となり、自分が落とされたことで無力感を味わったとされるが、事の真偽は定かでない。
中村あやのに続き、晴れてチャーム出身てれび戦士の仲間入りとなった行まゆではあるが…恐らくは、その天真爛漫なキャラクターと、抜きん出たユーモアセンスを買われたのは間違いないところ。
NHKとはいえ、バラエティで本領発揮するのは、何といってもキャラの面白さに尽きる。大人しく人見知りの傾向もあるりなちゃんが落とされたのは、いわば必然であり、気に病むことは何らなかったのだが…。
さて、本名が前提とされる?天てれにおいて、行まゆは「平田真優香」へと変わり、あやのはまさかの残留と驚きの展開を見せている。新たな顔ぶれとなり、新鮮味を増した天てれに今後注目していきたい。

週刊誌を立ち読みするくらいしか日々の愉しみがない、僕の目に飛び込んできたもの。それはあの、ミスマガジン2009年度セミファイナルのラインナップであった。
しーちゃん(梅本静香)が栄えあるミスマガ入りを果たして以来、僕の中で、若干注目度を増してきたミスコンでもある。
その中に、ピュアピュア等で長らく純粋さをアピールしてきたジュニアモデル、萌え美少女こと荒井萌の名前を見つけ、痛く驚愕する。
彼女の場合、水着写真集など出しているものの、本格的なグラドル路線であるミスマガにエントリーするとは、イメージ的にも青天の霹靂である。清純な雰囲気を持ちながらも、グラドルから活路を見い出した、北乃きいの成功例にでも倣っているのだろうか?
まあ、ざっと見た限り、もえもんのライバルとなり得るのは、菊里ひかりくらいだろうか。非常に端正な顔立ちをしていて、グランプリの最有力候補といって何ら差し支えない。
ただ、今回の候補者に関していえば、かなり全体のレベルが低いのが気にかかる。最近のミスコンは、前回の桜庭ななみ同様に、投票前から簡単にグランプリを推測出来てしまう辺り、実に面白みがない。(参照:正統派アイドルのアルゴリズム
正直言って、現候補者よりも可愛い娘を街から探し出すのは、僕でも容易なことだろう。スカウトの質が低下しているのか定かではないが、もう少し常識的な審美眼を磨いて頂きたいものだ。
それと、グラドルの性質上とはいえ、明らかにグランプリを獲れないであろう巨乳少女をエントリーさせるのは、いい加減やめてもらえないだろうか。いわずもがなルックスも悪く、奇形にしか見えないバストは、見ていてただ気持ち悪いだけだ。
女の子のルックスというのは、全身のバランスが絶妙に保たれていてこそ、初めて評価の対象になり得ると確信する。
本当の意味での美しさを競うのであれば、最低限そういった原点に立ち返ってもらいたいと切に願う。
荒井萌

新しく生まれるものに期待をかけ、新鮮な輝きを心の癒しにしてなお、生きる意味を問う。ただ苦悩に満ちた運命を辿るのならば、たった独りでも、深い安らぎに抱かれた時間が心の片隅にあればいい。
やるせなく過ぎ往く時の只中で、いつしか老いて朽ち果てたとしても、記憶に刻んだ曇りなき純真な美少女が、優しく僕の最期を看取ってくれるだろう。愚かな人生を歩んだ辛苦を労わるように、天使を思わせる微笑みを湛えて。

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2009/03/25

アイリーン 炎の戦線

鈴木愛理我が心、戦地に赴く。灼熱の砂漠に立つ陽炎のように、そこには逃れられぬ死と、言い様のない恐怖が充満していた。
強力な電撃戦により、電光石火の進撃を見せたドイツ第三帝国だが、大戦末期にかけての頑なな防衛戦線は凄惨を極めた。
北アフリカ戦線における圧倒的な戦果で、「砂漠の狐」と恐れられたロンメル率いる装甲師団。エジプト、カイロの手前まで迫った快進撃は、いたずらに伸びた補給線により消耗し頓挫する。
アメリカの支援を受け態勢を立て直した大英帝国は、巧みな偽装工作で入念な準備を進め、猛烈な反撃を開始した。
これが世にいう、エル・アラメインの戦いである。

アイドルの世界において純正統派を貫こうとするなら、団結力のあるユニットの中で、際立つ才能と技術、そして清純な雰囲気を身に纏うことが最も端的な方法。
ハロープロジェクトの現役最高峰、Berryz工房を凌ぐ個性派集団として名を馳せる℃-ute。その存在意義は、もはや稀代の清純派鈴木愛理アイリーン)なくして語ることなど出来はしない。
かつての幼年期から図抜けた才能の片鱗を見せつけ、常に存在を誇示してきた経緯がある。今現時点におけるハロプロメンバーの中でも、トップクラスの歌唱技術を得ているのは誰しも認めるところ。
荒廃し切った時代が求めているのは、才能のみならず、穢れなき清純派志向の魅力溢れる美少女にあるのみ。ここにきて再度、あのアイリーンの真髄を徹底検証してみたい。
(参照:バトル・オブ・アイリーン

美少女の潜在的攻撃力
いわば機甲師団ともいうべき℃-uteが徐々に洗練されていく過程にあって、突出したプリティアイドル資質を持つ愛理のソロ展開が活気を帯びたのは、実に自然な成り行きといえる。
矢継ぎ早にリリースされた写真集は、並みいる先輩方を押し退け、売上上位ランクインすることしばしば。ただ、パターゴルフするだけの単独DVDまで人気を呼ぶ、異常な事態にも。
これは須らく、ナマコで泣くほどの、か弱い女の子らしさが醸し出す可憐な魅力の成せる業。それにつれ、増幅する美少女としての確固たる存在感といったら…。
水不足の砂漠でパスタ茹でる弱兵イタリア軍も、英軍大攻勢の折りには、意外なほどの粘り強さで徹底抗戦して見せた。
弱さの中にも、裏打ちされた何かがある。アイリーンの真骨頂である。

奇抜な発想で立案された作戦
天然が故に、人外の生物である河童をこよなく愛するのも、愛理にとって異質なことではない。池と沼の違いは、「河童がいるかどうか」。つまり、そういうことである。
グッズを集め、着ぐるみを着て寝る正気の沙汰ではない日常。奇妙な河童の踊りを惜しげもなく披露する、愛理の精神状態が常人には理解不能だが…これは考えようによっては、非常に機転を利かせたアイドルアピールと取れなくもない。
事実、「ベリキュー!」では、そのあまりの愛らしさにももち(嗣永桃子)のハグを誘い出し、極上百合萌え機銃掃射を成功させたこともある。
不可思議な趣味と挙動で、人を引き付ける作戦。強力な火力を誇る88mm高射砲を対戦車戦に応用した、柔軟な兵器運用にも通じる、斬新な作戦展開といえるだろう。

アイドル的戦略機動性
効率的に軍を機動させ、敵を包囲せん滅するのが、ロンメルの優れた機甲戦術のひとつ。アイドルにも、多角的な機動性が今求められている。
ボケとツッコミ、どっちつかずの愛理はキューティーガールズ内でも、キャラ否定された過去がある。常にフワフワとした雰囲気を帯びる愛理は、人間関係において、微妙に煙たがられる節があるのは確かなようだ。
Buono!での成功は、お姉さんキャラである雅ちゃん(夏焼雅)と、プリティ属性の似かよったももちと、うまく溶け合えたからに他ならない。単独CM出演も、目に見える分かりやすい裏付けとなった。
目標をもってまい進するのも良いが、臨機応変にキャラを使い分けられれば、夢に向かう機動力は増すことだろう。
騎士道精神を重んじたロンメルは誇り高い軍人であるが、ユダヤ人500万人を虐殺したヒトラーを、ナッキー(中島早貴)のように敬愛する気にはなれない。
恵まれた家庭環境で真っすぐに育った愛理にも、才能に溺れることなく、正統派たる誇りを身に付けて欲しいものだ。
桃子にハグされる愛理

軍馬に跨りし誉れ高き勇姿が、この胸を馳せる。軽快な走行機動性を見せる、我がⅣ号戦車から見渡す荒涼たる砂漠の光景。
いつしか、無数の徹甲弾が飛び交い、その強固な装甲は熱く綻び、血と硝煙の匂いにまみれるのだろう。
バトル・オブ・アイリーン。少女の選んだ道程は、数知れぬ偽りと嫉妬に身を焦がす、いわば炎の戦線
生と死の堺を彷徨い、嗚咽する魂と、ざわめく心を身の内に抱えなおも生きている。不退転の決意が、皮肉にも過酷な運命を手繰り寄せていく。
猛猛しく血飛沫が飛び散る、酷たらしい彼の死地にありて。

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2009/03/13

触れ合いから生まれる未来像

僕は所謂、柔軟な考えの持ち主とはいえない。拘りを持ってしまうが故、時に頑固で、近付き難い印象を人に与えてしまうようだ。初対面の人からよく言われるのが、「とっつきにくい」。
凝り固まった思考と、つまらないプライドを捨て去ることが出来たなら、果たして僕の人生も変わっていただろうか。

日夜、心の潤いを求めてネット上を彷徨う僕にとって、美少女アイドルを取り巻く勝手気ままな論調は、本来単なる雑音として無視するべきもの。
今のこの枯渇した状況にあって、欠かせないのが、チャーム発レジェンド松嶋友貴奈という存在であるのは言うまでもない。
ラブレター」で、一躍全国区の知名度を獲得した彼女には、当然新規のファンが急増した。それはまあいいのだが、彼らの知った風な主張が、どうにも耳障りに思えることがある。
彼らが発する一言目は先ず、「大手事務所に移籍しろ」である。そして、今のおいも屋イベントを始めとする、ヲタ向け仕事を直ちに辞めるべきだという一点張りなのだ。
持ち得る才能を活かすための、いかにも正論に聞こえるかの意見を、それはもう誇らしげに語ってくれる。こんな一方的な主張は、僕からすれば、はっきり言って愚の骨頂である。

僕はこれまで、20年来アイドル史を注視し続けてきた。その中で、最も重要視すべきだと結論付けたのは、アイドルとファンとの距離感。つまり、コミュニケーションの大切さである。
今ある大女優、歌手、タレントそのほとんどが、地道な下積み時代を経て花を咲かせている。殊に、方向性を見い出せない幼少期において、人との関わり合いを肌で感じるのは、とても大切なことだ。
自分のことを熱烈に応援してくれる、ファンとの触れ合い。
一人の少女の人生において、わざわざお金をかけ足を運び、温かく激励してくれる人間が、果たしてどれだけいるのだろう。
普通なら、そんな人は居るはずもない。そんな幸せは、アイドルでなければ味わえるはずもないのだ。

かつて、デビュー当時の長澤まさみDVDイベントに行ったことがある。若手女優として花開いた彼女も、その頃は妙にオドオドしていて、リアクションも悪く良い印象は何も無かった。
事務所で演技レッスンを受けていた様子も見たことがあるが、酷い棒読み口調で、とても女優資質はないなと思わせたものだ。
それでも、彼女なりに一生懸命に励んでいたはずだ。多くの人々に支えられ、与えられた絶好の機会を活かすべく。
時を同じくして、注目美少女としてピュアピュア誌上を賑わせていた宮崎あおい。今や、「篤姫」で国民的女優として確固たる地位を手にした彼女だが、少女期における幼い可愛さには比類なきものがあった。
彼女が女優としてブレイク後に、雑誌インタビューにおいて、自身のアイドル時代を否定したと噂されるが真相は定かでない。
ただ、これが本当ならば、断言してもいい。必ずや、彼女は失墜するだろう。それは、否定したものが単に一時期の記憶のみならず、若かりし自分を支えたファンの気持ち、今ある自身の根底に根差したものだから。
女優という確かな方向性を見い出し、歩き出せたのも、ファンとの触れ合いが発端となったはず。身勝手なイメージだけで、汚らしいと思い込む浅はかさを、一部のアイドルファンの人達にはよく考えて頂きたい。

所属事務所に関しても、僕の見解を少々。新実菜々子が解雇されたり、仲村みうが取締役になったりと、なにかと訳の分からぬ喧騒が巻き起こる、最近の事務所騒動
これら一連の件はともかく、芸能事務所とは、「少女のあらゆる才能を発掘する、様々な機会を与えるべき存在」でいて欲しいと、切に願う。
先述した可憐Girl'sの解散も、無下に少女らの可能性を奪い去り、つまらぬ方針を徹底させるだけの所業と言わざるを得ない。
その点、チャームキッズは、こぢんまりとした環境ながら各種無料レッスンを提供し、イベントも積極開催している点に感心している。
旧いもクラにおいて批判に曝された経緯もあるが、ただの水着演出に一部の弾圧主義者が騒いだだけで、何の問題もない。
唯一、NHK絡みの履歴抹消が頂けないが、総じて多くの道すじを少女らに示している、良質な事務所だと思っている。
例えば、友貴奈が大手事務所に移籍しても、それが決して正しいこととは思えない。彼女が女優の道に進もうとも、慣れ親しんだチャームキッズ時代は、かけがえのないものとなるだろう。
触れ合う大切さは、深く胸に刻まれているに違いない。
そういった意味でも、今後もチャームで、本当にやりたいことを模索していくことが大事なのではないか。女優として本格的に活動するのは、高校を卒業してからでも決して遅くはない。
少なくとも、大手に移籍すれば成功するなどと、未来ある少女の人生を短絡的に考えるべきではないのだ。

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