2011/12/31

2011年アイドル総決算

BABYMETAL

世間的にも東日本大震災があったが、個人的にも、これまでの生涯において最悪の年になったと言える。母が亡くなったことを契機に、全てが悪い方向へ流れ、どん底に叩き落とされた感じだ。
そんな中、アイドルに夢現となる心の余裕はなくなり、日々の苦しみに葛藤するだけの時間が、ただ過ぎていった。そういった事情から、恒例のこのテーマで取り上げるべき話題は少ない。それでも、唯一の生き甲斐、心の拠り所となるだけに、印象的だったアイドルを簡単に記しておくことにしよう。

戦国時代において、ローティーン制服清純派という三大要素を兼ね備えた、さくら学院。メディア受けは、やや伸び悩んだ感があるが…ベリヲタのタワレコ社長も推すだけあり、選りすぐりの美少女揃いなのが、ひときわ魅力的に映る。
とりわけ、ピュアピュア登場以来推し続けた、武藤彩未の可愛さに磨きがかかったのが何とも嬉しいかぎり。まさに、劣化知らずである。さ学卒業後の展開が非常に気がかりだ。
(参照:武藤彩未の真骨頂
さらに、ライブで衝撃を受けた重音部BABYMETALだが、ここにきて大ブレイクの兆しか!? 公開されたPVが世界中で話題となり、再生数やらコメントやらが凄いことになっているらしい。あれは確かにクセになるし、とにかく幼く可愛い。将来性抜群だ。
問題は、可憐Girl'sをみすみす潰したアミューズが、果たしてこのチャンスを活かせるのか? 甚だ疑問である。

デビュー当初から、凄まじいプロ意識とアイドル性を見せつけていたBerryz工房嗣永桃子。アイドルヲタ25年の僕をして「怪物」とまで言わしめた彼女だが、ここにきて「ももち」の名を世間に轟かせた。(参照:ももち論最終章 大いなる眠れる魂
桃アタック」、「許してニャン」などの必殺技を駆使し、周囲からツッコミを呼び込む、ファンにはお馴染みの手法は健在。
AKBさえ手玉に取る度胸も抜群で、更なる知名度アップも期待出来る。ちなみに、ももち崇拝者であるSUPER☆GiRLS前島亜美も推しているが…空手披露、センターキープと奮戦しているものの、ももちほどのインパクトは期待出来ないだろう。写真集を始めとしたアイドル展開、フレッシュさでアピールして欲しい。

無神経な社長のつぶやきが、ヒンシュクを買っている様子のチャームキッズ。新潟のご当地アイドルと連携を組む、今時わけの分からないローカルな展開を繰り広げては、貴重な人材や資金を相変わらずドブに捨てているようだ。
正直、注目する気にもなれなかったが、強いて言えば、藤谷まなメディア露出は確かに際立っていた。いわゆる「読者モデル」であるものの、カリスマともてはやされ、テレビで紹介されることが多々あり。美少女ぶりが群を抜いているのは認めるが、彼女の本当の魅力は、あの人懐こさと無邪気なキャラクターにある。もう少し、違った角度から良さを引き出して欲しい気がする。
もはや取り返しのつかない十年に一人の奇跡松山友紀奈の活動再開についても少々。東急線のTOQビジョンという、車内CMに出演していたのが確認された。受験後の本格始動に向けて、ほんの少し光が差してきたようで心より安堵した。

新たなる年は、おそらく僕にとって地獄への入り口となるだろう。2012年、終末説が話題となる最中、もう全てが終わってしまえばいいと、捨て鉢になっている人は少なくないに違いない。
目を閉じれば、いつしか疲れ果て、道端に倒れこんでいる僕の姿が、ありありと瞼に浮かぶ。たとえ世界が終わらなくても、ありふれた幸せはもうずっと遠い。求めるまでもなく、かつて見た少女の記憶だけが、唯一許された僕の幸せだった。

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2011/11/21

時という名の牢獄

星守る犬振り返れば、もうどうしようもないほどに色褪せ、消えかけた道だけが残されていた。
打ち捨てられた膨大な時間の波に全身を侵食され、やがては、煙のように音もなく蒸発してしまう。誰にも気付かれずに。
ここから先の未来は、もう見つけられない。あらゆる全てが押し流され、今ある「現在」は、時の壁に隔てられていく。
もう、この牢獄からは逃れられないのか。

少女が永遠に少女でなく、成長し姿を変えてゆくことに、半ば諦めにも似た物憂い感覚を幾度も繰り返してきた。
在りし日の思い出。その面影は、いつまでも新鮮に思えるようでいて、もう二度と手の届かない遠い対岸にあった。
今思えば、そうした少女らとの触れ合いだけが、僕のモノクロームな人生に彩りを与えてくれたのに間違いはない。
言い換えるなら、その幸福感だけが、崩れそうな心を辛うじて支えてきたと言えるのかも知れない。

星守る犬」を読んだ。仕事や家族、心の拠りどころ全てを失った主人公は、まさに僕自身の将来像を見るかのようだ。
ただ、愛犬と最後の旅に出るその先には、新しい出会いもあり、縛られない自由があり、穏やかに流れる時間があった。
人から見れば不幸な最期に見えていても、本人らにしてみれば、これ以上ないほどの幸せな時だったのではないかと思う。
死が、単に終わりとするのなら、それまでの間にどれだけ幸福な時間が過ごせるのだろうか。不幸であるだけの現状を嘆くことの無意味さを、改めて考えさせるものがあった。

これまで生きてきた中での、幸福感を感じ得た瞬間。美少女に心惹かれ、夢を抱き、触れ合い胸ときめかせたその瞬間。
大宮の駅ビルで初めて逢った、お人形のように端正な西村知美。夕陽を照り返す飯田橋のビルに流れた、山中すみかの歌声。新宿のレコード店で、前田亜季に伝えられなかった思い。そして、08年春に、心の込もった握手をしてくれた、松嶋友貴奈の真っ直ぐな眼差し、最後の別れ。
(参照:深く安らかな伝説の時
次々に脳裏に浮かび上がる思い出は、今なお輝きに満ち溢れた幸せの足跡を、僕の心の内にしかと刻み付けていた。
押し潰されそうな心の重圧に耐えながらも、僕は、僕だけの有しているこの大切なものを手離すべきではないのだろう。
たとえ、時という名の牢獄に、永遠にこの身が封じられようとも。
松嶋友貴奈

力なく横たわる僕の目の前には、まばゆいほどに解き放たれた美少女の銀河。殺風景な牢獄の天井に、鮮やかに描き出された輝きは、秘密めいたあの夢の入り口にも似て。
ただ、思い出だけを胸に抱いて、いつしか眠りに落ちるのだろうか。揺蕩う時の狭間から染み出した微かな潤いが、たったひと滴。やるせなく遠く、そして懐かしい過去が眠る意識の奥底に、そっと残されていた。

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2011/10/31

彼方へ消えた幸せの欠片

ももいろクローバーZ

先日、母が急逝し、僕を取り巻く生活環境は激変した。まあ要するに、いよいよもって行き詰まってきたわけだ。
とにかく経済的に苦しいので、長期の仕事をすることになった。だが、今のご時世いつ切られるか分かったもんじゃない。
親父が病気で、仕事にあぶれればもう終わりだ。綱渡りの苦しい生活が続く。将来に、夢も希望もありはしない。

母の四十九日法要の翌日、さくら学院のライブに行ってみる。既にチケットを購入していたし、気分転換にでもなればと行ってみたが、彼女らの輝きの遠いことといったら。
まるで、モニタの画面を眺めているかの現実感のなさ。幸せそうに、楽しそうに躍動する美少女の姿は、今の僕からはあまりにも遠い存在で、いつもの浮かれたひと時を手にすることは出来なかった。
彩未ちゃんは可愛い。愛莉が喋れない。最愛ちゃんが重音部をジオングと言う。それなりに楽しいはずだったのに、ぼんやりと傍観し、あっという間に終わってしまった感じだった。

休みの日など時間があっても、何もやる気が起きない。ただネットで、なんとなく動画を探したりしている。
アイドルで検索すれば、とにかくAKB関連がヒットする。年齢層高めで、これまであまり興味が湧かなかったが、なるほど個性的で面白い面も確かにある。
とりわけ、指原莉乃のキャラクターには興味をそそられる。筋金入りの女性アイドルオタクで、ヘタレキャラ。メイド喫茶で、人目も気にせずはしゃぐ姿。Berryz工房などハロ推し、あみた(前島亜美)推しといった点も僕の趣味と被る。
この他、倉持明日香の耳フェチ、まゆゆ(渡辺麻友)のガチ二次元推し等々、見所が意外にあるものだと思った。

アイドルの特集番組で目を引いたのがきっかけで、ももいろクローバーもチェックするようになった。
とにかくパフォーマンスが奇抜で、躍動感に圧倒される。ハロプロでの比較的あっさりとしたメンバー卒業に慣れていたが、早見あかり脱退の顛末には少なからず衝撃を受けた。
非常に重苦しい悲痛さが滲んでいて、メンバー間の葛藤が凄い。卒業ライブは、正直言って胸を打つものがあった。
結束力が半端ではない。普通の女の子になりたいとか、学業専念とか、そんな理由で簡単に脱退してしまう、どこぞのアイドルグループには是非とも見習って欲しいものだ。

松嶋友貴奈(松山友紀奈)を始め、牧野りな(原里杏)、大森なるみ(吉坂みなみ)、岡田もも(篠咲るいこ)など、チャームキッズの主力勢が相次いで移籍したエヴォルト
このほど、かつてのミスマガ梅本静香までが移籍。こうなると、チャームとの関連性は疑う余地がない。どうも胡散臭い。
余談だが、東急線に乗ると友紀奈に会えるらしい。彼の美少女は、僕の中で永遠。噂の真偽は如何ほどなのか!?
指原莉乃

深い闇に閉ざされていくかのような、絶え間ない不幸の連鎖。今こうして生きていることが、何か悪い冗談に思えてくる憂鬱な感覚が、僕の精神をひたすらに蝕んでゆくのだろうか。
アイドルという唯一の光さえも、この場所から遠ざかっていこうとしている。浮かび上がるのは、色褪せた幸せの記憶だけ。
心に付着した染みでしかない輝きの欠片、もう遠い彼方に消えて見えなくなってしまった。

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2011/08/24

浸透してゆく異質な存在

韓流って、何がいいのかさっぱり分からない。こう書くと、いかにも愛国的な親日家に思われるかも知れないが…僕は如何せん、体裁ばかり気にし、綺麗ごと尽くしのこの国を嫌悪してやまないところがある。
そんな僕でさえ、ここ最近の韓流ゴリ押しには、ほとほと嫌気が差している。特に、フジテレビの韓流ドラマ垂れ流しときたら酷いものだ。どこかの俳優が公然と批判して、一気に火が点いたようだが、批判されるのは極めて正論である。
大規模なデモすら、意にも介さないフジテレビ。他局に対抗出来るものがない昼の番組帯に、主婦受けしやすい韓流をもってくるのは確かに自然な流れかも知れない。しかし、程度というものがある。

正直言って、韓流ドラマというのは作りが稚拙だ。イケメン俳優や美人女優で見た目ばかり綺麗に飾っても、中身は反吐が出るほどの幼稚さで埋め尽くされている。
強いて言えば、時代遅れなバブル期のメロドラマ、いやそれ以下か。俳優の演技はいかにも大袈裟で、まるでカビの生えた香港映画か何かを連想させる。ストーリーに何の捻りもなく、余韻など欠片もありはしない。
これでは、明らかにイケメン俳優目当ての主婦層にしか需要がないのも頷ける。そこそこの視聴率が稼げるからといって、あまりに安易な番組編成が目に余る。批判されても仕方がないと思う。

さて、この問題は、アイドルの世界にも大きな影響を及ぼしているのは言うまでもない。K-POPという新たなジャンルを確立し、日本国内において勢力を拡大し続けている。
女性アイドルに限定して特徴的なのが、セクシーさを前面に出したダンス、演出にあるといえよう。楽曲こそ優れているものが多いが、どうにもこの点が頂けない。これらが主流になることで、本来あったはずの正統派、清純派のアイドルが育ちにくい土壌が形成されてしまいかねないのだ。
以前に取り上げたFairiesについても、デビュー曲がセクシーさを売りにしたナンバーとなった。13歳の中学生が、なぜセクシーさをアピールしなくてはならないのか? 折角の清純派美少女揃いなのに、本末転倒である。
これからアイドルを目指そうという女の子達にも、その悪影響は必至だろうか。チャームのみんな日記など見てると、思いのほか、韓流アイドルに傾倒している子が多いのに驚かされる。
新人の南あやめちゃんは、アンニョンというあだ名が付いているほど。日記の最後に、そのフレーズを必ず入れるから。
日本人なら、きちんと日本語で挨拶しなさいよ。。

偏って流布される異国の文化、それは混沌たる世界の始まり。映像、音楽、あらゆるエンターテイメントにのせて、深く浸透していくその不自然さは、想像を越えた異様さを孕んでいる。
韓流といったジャンルは、あくまで日本文化の引き立て役を担うべき。主役にとって代わることなど、決して許されない。
母なる地に育まれた貴い遺産を捨て去る時が来るなら、それが亡国の契機となる。ゆめゆめ、忘れてはならないのだ。

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2011/08/04

美少女が賭ける夢

Fairies

以前にも、チャームの本格アイドルユニット結成を切望する旨を記事に書いた。
が、既に、いもうとアイドル倶楽部においては、新たなユニット結成に関するプロジェクトが進行していたのを、すっかり忘れていた。
いもうとシスターズと呼ばれるこのアイドルユニットは、関東と関西で、それぞれ二期生まで随時増員を続けている。
チャームの企画にも度々顔を出している黒宮あや、れいを始め、西野姉妹まりあ真木桜子など、いもクラにおけるローティーングラドルが勢揃いした形だ。
まあ、この顔触れから察するに、真剣にアイドルユニットとして戦国時代に斬り込むつもりがないのは明白か。単に、水着グラビアをいとわない、次代の売れっ娘を模索しているだけなのだろう。
ただ、関西二期生として新たに加入した二人、河合真由近藤あさみは、なかなかにそそるものがある。
河合真由は、どうにも僕と好みが似かよっている某店長のお気に入りであるらしく、色白でスラリとした黒髪の正統派美少女
近藤あさみは、いもシスブログでの素の小学生っぽさが好感の持てる、お人形的美少女といったところか。
いずれも水着DVDをリリース予定であり、グラビア活動にも余念がない様子。グラビアもいいが、このレベルの女の子をコンスタントに集められるのなら、本気でアイドルユニット結成を視野に入れてもいいような気もする。なにか、もったいない感じがした。

さて、それとは対照的に、極めて本格的なプロデュース展開を繰り出しそうな、新しい勢力が出現しつつある。
安室奈美恵などの大物アーティスト擁するヴィジョン・ファクトリーが、このほど中学生のアイドルユニットを結成する動きを見せている。
一般からのオーディションでなく、古今東西から際立つ才能を持つ少女を直接スカウト。トップダンサーやカリスマモデルなど、まさにいいトコどりな顔触れに驚かされる。
全員美少女との話題が先行するだけあって、ルックスレベルは総じて高い。とりわけ、伊藤萌々香藤田みりあ辺りのクオリティが高いのが目を引いた。
しかし、情報番組「スッキリ!」で取り上げられた際に、これ以上ないくらいの劣等生ぶりに一躍注目が集まったのが、林田真尋である。
ダンス経験こそあるものの、引っ込み思案で踊れない彼女は先生に叱られ通し。泣きながら棒立ちになる姿が、自分の子供の頃を思い出させて酷く痛々しかった。
自ら踏み出さず、嫌な事を避け続けていると、僕のような救い難い大人になってしまう。どんなに不格好でも、挫けずひたむきに頑張る姿が、アイドルとして大切な魅力のひとつでもある。
真尋ちゃんには、是非ともそんなアイドルを目指して欲しいものだ。
林田真尋

戦国乱世に生まれ落ちたならば、飽くなき闘争心と、夢へと向かう確固たる目的意識なくして生き抜くこと叶わない。
思い出作りや、習い事なんかじゃない。己が命運を賭するほどの気概と覚悟をもって、アイドル王道を、どこまでも真っ直ぐに突き進んで欲しい。
明日なき道を往く僕達には、懸命に夢を追う少女らの姿がひときわ眩しく映り、生きる力を与えてくれるのだから。

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2011/07/26

武藤彩未の真骨頂

武藤彩未

渋谷という街を初めて訪れた。お洒落な若者の街というイメージを抱いていたせいなのか、機会がなかったというよりは、意図的に避けていた感じがある。
僕のようなアイドル好きの哀れな中年には、秋葉原の風が何より心地良い。それでも、この居心地の悪い場所を訪れたのは、そこに心惹かれる美少女アイドルが舞い降りたから。
成長期限定」と、謳い上げる潔さ。旬を逃せば桜散る、さくら学院のライブを体感しにやってきたわけである。

しかしまあ、日曜の渋谷の人波は尋常ではない。北関東の地方都市に暮らしていると、これだけの人間が一体どこから湧いてくるのか不思議に思えてくる。
109の先にあるライブハウス、duo MUSIC EXCHANGE。思ったより、ずっとこじんまりした雰囲気で、例によってドリンク代やらを、しっかりかすめ取られる。
先行予約でチケットを取ったにも拘らず、座席に座れないという理不尽。横に広い作りなので、距離感が遠過ぎることはないが、最後列で立ち見はあんまりな待遇である。
しかし最も酷いのは、視界を遮る二本の太い柱。女の子のよく見えるポジションを探して、右往左往するはめになった。
あれは、嫌がらせとしか思えない。

ともあれ、さくら学院のステージは予想以上に素晴らしかった。メンバーのトークもしっかりしていて(愛莉以外)、パフォーマンスも申し分なし。メジャーシーンにおいて、もう少し目立っても良いのでは?と、思ってしまうほどだった。
転入生二人(小学生)が発表されたが、詳細はよく知らない。
まあまあ可愛かったが、来年卒業する中等部三人に対する伏線だろうか。あまり考えたくない部分である。

バトン部 Twinklestars
バトンを駆使しながらの、かなり激しいダンスパフォーマンス。相当な努力と練習量を、容易に想像させるに余りある。
どこぞのチャームのお遊戯とは、えらい違いだ。
見た感じ、これといった失敗もなく、完成されたフォーメーションで美少女らが舞い、心底魅了された。聞いた話によると、23日の第一部で、彩未ちゃんがバトンを落とし苦笑いという場面があったらしい。
たまにはそんなハプニングも、また面白いのかも知れない。

クッキング部 ミニパティ
ユニークなサウンドが特徴的な、三人組ユニット。邪魔な柱の死角の関係から、飯田來麗に目がいくことが多かった。
いつもの額を出した髪型から、綺麗に編み込んでアップした風になっていて、思ったよりずっと可愛かった。パナソニック愛情サイズCMの幼い頃に比べ、随分と大人っぽくなったものだ。
次期エース候補と目される堀内まり菜も、ほぼ及第点のパフォーマンス。ただ、常にヘラヘラ笑い、話を振られると妙な手の動きが止まらないド天然ぶりが少々気にかかる。この子がエースで、来年大丈夫だろうか!?

重音部 BABYMETAL
部活ユニットの中では、ずば抜けて迫力満点。轟く重低音と共に、最も強烈な印象を脳裏に刻みつけた。
ダンス、歌唱力ともにトップクラスの中元すず香を中心に、「さ学の辻加護」こと、ゆいもあ(水野由結、菊地最愛)が脇を固める絶妙の布陣。
初お披露目の新曲では、ゆいもあ全力疾走、頭が取れそうなほどのヘッドバンギングなど、圧巻のパフォーマンスに度肝を抜かれた。
大人しい僕でも、つい弾けたくなるパワフルなユニット。今後の動向に、要注目だ。

新聞部 SCOOPERS
さ学のツインタワー」と呼ばれる、三吉彩花松井愛莉の長身コンビ。小さめのステージに立つと、ことさらスラリと大きく見え、まるで、ベリの熊井ちゃんと初めて握手した時にも似た衝撃を受けることに。
際立つ美人顔でクールに見えた彩花だが、実際にはかなりトークが巧みで、MC的役割も卒なくこなしていた。対照的に愛莉は、なかなか言葉が出てこない年長者らしからぬヘタレっぷり。彩花やすず香に度々ツッコまれては、しどろもどろになっていた。きちんとしたトークの出来る子が多いさ学において、頃合いの良いアクセントになっているようだ。

武藤彩未
生徒会長という立場上に限らずとも、全てにおいて、さくら学院の中心的存在であることを再確認。こうしてお目にかかったのは初めてだが、とにかく細く華奢で、可憐過ぎる美少女っぷりに釘付けとなった。表情も一番輝いていた。
アイドルによくありがちな、ワザとらしいスマイルではない、無邪気で柔らかな笑顔に癒される。生徒会長としての責任感、メンバーの誰からも慕われるキャラクター、そして、ファンの呼びかけにきちんとレスする優しさが、とても温かい。
ラジオ体操では、自ら台に乗ってお手本指導。ライブでラジオ体操やったのは、徳島ロコドルのコニーズ以来である。
全くもって彩未ちゃんには、してやられた。
巷で噂される、さ学留年の可能性。正直言って、実現して欲しいと本気で思ってしまった…。
さくら学院 重音部

希望に満たされた輝かしい未来を賛歌する、さくら学院。
一歩ずつでも前を向き、進むことの大切さを教えてくれた志し。その本質は、武藤彩未という牽引者をもって帰結することを、まざまざと実感させるものであった。
アイドル性という単純な言葉だけで伝え切れないほどの、稀有な輝き。可憐さ、快活さ、一生懸命、溢れんばかりの親愛の情。清純派アイドル、武藤彩未の真骨頂である。

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2011/07/02

美少女集団 革新の時

松嶋友貴奈

伝説的美少女松嶋友貴奈松山友紀奈として復帰を果たし、かれこれ三カ月が過ぎようとしている。
やはりというか、当然の如く、全くなんの活動の進展もないまま、時間だけが流れていっている状況である。
ラブレター」以降の長いブランクの後なので、新たな仕事が舞い込むはずもなく、まあ仕方ないことなのかも知れない。
しかしそれでも、せめてブログくらいは出来るのではないか? 同時期に移籍した大森なるみ(吉坂みなみ)は、公式ブログをいち早く立ち上げたというのに、一体なぜなのか?
なるみも演技の経験などあるが…秘めたる素質、実績ともに、友貴奈とはまるで比較の対象にはならないほどの差がある。
松嶋友貴奈の存在感とは、全く次元が違うはずだ。それ故に、友貴奈をないがしろにするエヴォルトに対して、大きな苛立ちと不信感が募ってしまう。

芸能プロダクションという存在意義を考えるにあたり、常に所属タレントの大いなる飛躍とそのきっかけを提供する、信頼に足るサポーターという前提が、どうしても必要になってくる。
松嶋友貴奈を始め、数多くの逸材を輩出しては、繋ぎ留められなかったチャームキッズという事務所。2005年頃から、独特のアットホームな雰囲気に魅せられ、僕自身、このチャームキッズをこよなく愛し続けてきた。
しかし、群雄割拠のアイドル戦国時代において、ぬるま湯に浸かったプロデュースに違和感を覚え始めたのも、また事実である。そろそろ、転換期を迎えてもいい頃合いだ。

チャームでいう「レッスン」というものが、単なる子供のお稽古事でしかないのは、チャームヲタの間で周知の事実である。
どこにでもいる素人に、ダンスや演技のイロハを一から教え、身をもって体験させることに重きを置いた反復練習。その終着地点は、結局のところ、各人の自己満足ということになる。
つまり、目指すべきハードルが極めて低い…というより、そもそも目指すべきものが存在さえしないのかも知れない。
季節ごとに不定期開催する、祭りと称するイベントで披露する場合もあるが、あれははっきり言って学芸会レベルである。
集まる観客は、はなからパフォーマンスになんの期待もしておらず、求めているのは、お目当ての少女との触れ合いや、父親目線での擬似体験がせいぜいだろう。もちろん、毎回同じ顔触れのチャムヲタばかりだ。
今に始まったことではないとはいえ、これでは、真剣に大舞台を夢見るひと掴みの少女らは、将来に希望を見い出せるはずがない。

アイドル戦国時代を切磋琢磨する他のライバル達は、自らのパフォーマンスに更なる磨きをかけ、あくまでもファンを魅了する最善の方法を日々徹底追求している。
チャームのそれは、観客を魅了するためでなく、女の子本人らが納得し、達成感を得るための手段になってしまっている。
例えば、82B(ハニービー)のダンスが凄いと、誰かが言ったとしよう。なるほど、確かに躍動感がある。一生懸命やっている。でも、見ていて何かつまらない。全体的に見て、統一感というものが致命的に欠けているのだ。
フォーメーションがきちんと計算され、動きを合わせて美しく見せようとする種類のものではない。明らかに、「個々人が、やり切れればいい」その一点に特化した、ある意味、独りよがりなダンスパフォーマンスでしかないのだ。

弱小事務所が小さくまとまり、固定ファンから利益を回収したいという事情は理解出来る。ただしその場合、素質ある少女に夢のある将来像を与えられずに、みすみす手放す愚に陥ることになるのは知れているはずだ。
チャームに今、求めたいのは、所属者が大きなスケールの夢を追える、道すじだけでも用意してあげること。例えば、豆とらだの、うさぴょんずだの、おちゃらけた身内ユニットではなく、真剣にメジャーデビューまで視野に入れた、本格的な正統派アイドルユニットを結成する企画を組むなど、その気になれば方法はいくらでもある。
世間的に話題にもならない映画製作にかける資金があるなら、より優秀なレッスン講師を雇い、本腰を入れたアイドルプロデュースを検討すべきだったのでは?と、今にして思う。
牧野りな(原里杏)

個性的な愛すべきキャラクター、純真無垢な飾りのない可愛さ、計り知れない才能の片鱗を見せつけた過去の美少女達
それが、あの田口まりんであり、牧野りなであり、そして、今なお忘れ難い伝説松嶋友貴奈その人だったのだ。
失われたものの大きさを胸に刻みつけ、恐れることなく新たな道を踏み出し、時代の要求に応えられるのか。
美少女集団チャームキッズに訪れる革新の時を、心より待ち望みたい。

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2011/06/14

誤った認識が生んだ歪み

さわここのところ、U-15DVD業界が騒がしい。どうやら、どこぞのメーカーが、また「やらかしてしまった」らしい。
問題となっているDVDは、アースダイバー(未確認)というメーカーがリリースする、ドレミファ空色レーベル第四弾「さわこ」。ぷりぷりたまごレーベルから続く新シリーズだが、主に無名といっていい、マイナーなジュニアアイドルのDVDを多数リリースしているようだ。

ネットショップの中途半端なポイントの使いみちに苦慮していた僕は、早速、このDVDを興味本位で購入してみた。
この子、全くの無名ながら、なかなかにスレンダーで可愛い。弱冠、ギャルっぽくなりそうな将来を想像出来る顔立ちだが、ルックスレベルは思いのほか高い。
内容はといえば、ごく平凡な水着イメージに相違ないが…ピンポンして遊ぶ激しい動きの中で、小さめのビキニから乳首が覗けてしまっている。しかし、はっきり言ってどうということはない。
この年頃の女の子では当然胸もなく、身体も薄く、男の子とほぼ同じような体型である。それで無邪気に遊ぶ内に、少々見えてしまっても、単純に微笑ましいだけのこと。
今の、このご時勢では大問題になるのであろうが、実際にこうして見てみると、馬鹿馬鹿しいくらい他愛のない事柄でしかないのが分かる。
過去にも、加藤美月岡崎瞳など、一部で騒がれた事例があるが、全て取るに足らないものばかりなのだ。
この状態で販売してしまうメーカーも考えものだが、正直言って騒ぎ過ぎな感が否めない。(現在出荷分は修正済み)

児童ポルノ規制法の施行以前、こういった幼女の裸は、テレビCMドラマの入浴シーンなどで当たり前にお茶の間に流されていた。誰もそれを、嫌らしいものと扱うわけでもなく、ありふれた日常の一風景としか見ていなかったはずだ。
それが、一変してしまった。一部の凶悪犯罪が大々的に報道されるにつれて、過剰なまでの危機意識が大衆に植え付けられたのである。
今では、迷子の女児を下手に保護することも出来ない。誘拐と間違われるからだ。通学中の女児とすれ違いざま、微笑んだだけで不審者扱いされた事例さえある。
幼女の裸など、もってのほかである。全くもって、息苦しい世の中になってしまったものだ。

児ポ法規制によって、犯罪の発生件数が抑制されたという話は、未だ聞かれていない。そもそも、犯罪というものは、いつの時代でも常に一定数発生しており、何らかの働きかけによって極端に増減するわけではないのだ。
そうと知りながら、他先進国を模倣するだけの悪習国際的な批判から、規制強化に乗り出したに過ぎないと思っている。
日本と比べて、性犯罪や児童虐待が圧倒的に多い諸外国に倣う必要が、一体どこにあるというのだろうか?
いたずらに規制を強めることで、何でもないありふれたものを、妙にふしだらな「特別なもの」に変えてしまった。
これの意味するところは、犯罪者を含めたあらゆる大衆の注視する対象として、幼い子供を取り上げてしまったことに他ならない。まさに本末転倒であり、むしろ規制により、児童を対象とする性犯罪が増加する危険性さえはらんでいるのだ。

邪な気持ちで物事を斜に構えてばかりいると、世にある全ての事象が、途轍もなくやましいもののように思えてくる。
誤った認識に基づく風潮が蔓延した時、もはや取り返しのつかない歪みが、社会の本質に生じていることだろう。
法律で規制することの意味が、一方的に自由を奪い、形を変えるということを忘れてはならない。いわば、「毒を以って毒を制す」といった荒療治であることを、殊更に強く意識しなくてはならないのだ。

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2011/06/03

胸焦がれるアイドルへの道

東京女子流

猫も杓子もAKB。グラビアや雑誌の表紙、バラエティ番組のゲスト等、のべつ幕なしにメディア露出が続いている。
とりたてて好きでも嫌いでもないが、いい加減たくさんだという感じがしてきた。しかしなぜ、これほどまでの大ブレイクに至ったのか?
いつでも「会いに行けるアイドル」という親近感、それに加え、完成度の高い出し惜しみなしのパフォーマンス。これら重要な二つの要素がバランス良く溶け合い、独自の魅力を醸し出していた。この成り行きは、必然だったのかも知れない。
アイドル戦国時代と呼ばれる昨今、次に主役となり得るのは誰なのか? 胸焦がす熱い思いを沸き立たせる少女達は、確かに存在した。僕は、止め処なく思いを馳せる。

これまでノーマークだったのだが、最近になって気になり出した存在がある。
東京女子流エイベックス本命アイドルユニットであるが、非常にアーティスト色が強く、親近感を重視する僕には受け入れ難い雰囲気があった。ただ、その歌唱力とダンスパフォーマンスは、かなりの高レベルを維持しており、たまたまストリーム映像を目にした僕の心を捉えたらしい。
素人の寄せ集めな感を脱し切れていない、同じエイベのSUPER☆GiRLSなどとは、まるで格が違うようだ。
洗練された都会的美少女風でありながらも、東北出身者(新井ひとみ庄司芽生)を含めたメンバー構成が意外な感じ。震災の影響が心配されたが、元気な姿を見せファンを安堵させた。
華奢で色白、スラリとした四肢、サラサラな黒髪。繊細な美しさが光る、ある意味絶妙な年頃。それにしては、変に年齢を明かさないのは如何なものだろうか?
おおよその年齢はファンの間で知られているものの、こういった奇妙な仕掛けは、結果的に碌なことにはならない。
過去に、あらゆる個人データをひた隠しにした、極めて特異なアイドルが存在した。彼女は結局、一時の話題を提供しただけで、あっという間に消えてしまった。
無闇に謎かけすることの意味は、いたずらにファンとの間に垣根を作るということ。素晴らしい楽曲と素質に恵まれているのだから、ありのままの魅力を届けて欲しいと切に願う。

一方で、パフォーマンスそのものよりは、将来性という面で注目に値するのが、成長期限定ユニットさくら学院
生徒会長武藤彩未、女優ブレイク間近の三吉彩花など、全体的に美少女性の高いルックスが、瑞々しく新鮮なイメージに。
適度に猥雑としたデコボコの身長差が個性的であり、何やらいかにもな学園モノ風情が妙に面白くてクセになる。
プロデュースに関しても、バトン部クッキング部重音部等、部活でユニット分けし、新たなアピールに余念がない。
ただ、残念なのは、先にリリースされたファーストアルバム「message」において、これら部ごとに初回盤特典映像を分けるなどし、あからさまな販売促進を図った点。
コアなファンであるほど、全ての映像を観たいと思うのは当然であり、三種全てを買わせようと目論んでいるのは明白。
アイドルイベントでよく見られる、複数購入特典を断固否定する僕からすれば、これはあの悪名高いAKB商法に通じるものがあると思われる。初回盤として特典を盛り込むのであれば、通常通り、ひとつにまとめて販売するのが何より良心的だといえる。
他にも、握手を始めとする接触系イベントを催さないのも、不可解に思えるプロデュース展開のひとつに挙げられる。
アルバム発売イベントでは、手渡しまでしたと聞くが、なぜか握手だけは厳しく規制されたらしい。
新しい試みを打ち出し、独自色を出したいのも分かるが…ファンサービスという基本的な部分を、もう少し見直した方が良いのではないだろうか。
さくら学院

自らの礎を築こうとする時、どこまでも真っ直ぐに、嘘偽りのない心境で駆けていたことを忘れてはならない。そして、その瞬間に力を与えてくれたものが何なのかを、決して忘れてはならない。
これまで支えてくれたファンとの距離感を大切にしつつ、多様なメディア戦略を打ち出し、王道に則したアイドルアピールにまい進する。それこそが、歴史に刻まれるべき、メジャーアイドルに続く道なのだと信じて疑わない。

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2011/05/27

失われた心の余裕

失業者にとって、人生の意義を見い出せないのは必然である。取るに足りない下らない日常を、ただ惰性で過ごすのみ。
単純に仕事を失うというよりも、生き甲斐そのものを失くしてしまった感覚に日々悩まされる。

先日、献血50回を達成した。なにやら妙な杯を頂戴したが、これで祝杯でも挙げろというのか。意味が分からない。
以前にも述べたが、人助けのつもりで献血したことなど、ただの一度もない。時間を持て余しがちな無職の身では、無料ドリンクとハーゲンダッツが付いた暇潰しは、極めて魅力的に思える。たった、それだけのことだ。
彼の有名なチャームキッズ・ナンバー2である海堂るりこは、そんな僕を「すごく良い人」と手紙にしたためた。
しかしながら、それは大きな間違いである。社会から爪弾きにされ、存在そのものがおぼろげな僕という人間は、我ながら仰天するばかりの下種なのだ。

震災の影響か、一般人のボランティア参加が、まるで流行のような風潮が蔓延した。別にその事自体、否定するつもりはないが、どうにも胡散臭い感情に捉われたのも事実。
無償の人助けというのは、あくまで自己満足で結しない限り、それは偽善になりかねない。僅かでも、見返りを求めてはならない。ただ、自己満足というのは、継続させるのは甚だ難しい。今回の場合、電車でお年寄りに席を譲るのとは訳が違う。それこそ長い年月をかけ、地道に復興を目指さなければならない。一時的な助けでは、ほとんど意味を成さないのだ。
ボランティアに全く関心のない僕は、一時の自己満足だけで人助けしようとは思わない。一円にもならないのに、瓦礫の撤去など出来はしない。申し訳ないが、義援金は一銭も払っていない。自分の事だけで精一杯なのである。

僕は、冷たい人間なのだろうか。追い詰められ、人生が行き詰まった人間の性根が歪むのは、至極当然と思われる。
全ての人が平等に、必要最低限の生活が保障されたなら、もっと他人を気遣うだけの心の余裕が生まれるのではないか。
先に、実刑が確定した堀江貴文被告。金の亡者に見えた同氏を、当初から僕は好きでなかった。ただ、収監前に彼が提示していた日本の改革論、つまりベーシックインカムの導入については、共感を禁じ得なかった。
ベーシックインカムとは、国家が例外なく一律の現金を国民に配り、その生活を保障するというもの。
これにより、労働者に仕事を与えるためだけの、無駄な公共事業を一掃出来る。年金や生活保護の不平等感の是正、またそれらの行政サービス自体要らなくなることで、税金を吸い上げる役人の大幅削減にも繋がる。
年齢に関係なく全ての国民に同じ額が支給されるため、少子化対策にもなる。誰も働かなくなるという反論がありそうだが、余裕が出来れば人のために何かしようとするもの。日常的なボランティアが、大きく増加するのは間違いない。
むしろ、やりたくもない仕事を喰うためだけに働く現在の状況よりも、ずっと円滑に社会が動いていくだろう。
もちろん今まで通り働きたい人は、働けばいい。貧富の差がどんなに開こうとも、生命が脅かされなければ何も問題はない。
心の余裕というものが、きっと社会を大きく変える原動力になるはずだ。

震災の死者・行方不明者、三万人に上るといわれている。しかし、この国では年間三万人の、いやおそらくはその数倍の自殺者を出している。明らかに異常である。この国は病んでいる。
自ら進んで散った命でも、災害で散った命でも、その重さに何ら変わりはないはず。誰も、好き好んで死んだ者はいない。
全ての人々が平等に守られ、生き甲斐を持って生きていける社会こそ、理想的な国家の姿に通じていると信じたいんだ。

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